Ryojinブログ

剣道のこと、オオカミ復活運動のこと、そして紀州犬のことやいつも行き来している大好きな京都のネタなども綴っていきます。

京都に行ってきました。

2013-06-24 14:17:06 | 京都のこと

  京都の自宅の隣が「エイスケ」という創作和食のお店で、ここのオーナーとは知り合ってからもうかれこれ12、3年になります。

彼は京都では有名な「まんざら」という数店舗の飲食店を展開する会社に勤めていてそこで料理の修業を積んだらしいです。僕が知り合ったのは彼がそのグループ店の「祇園まんざら」の店長を任されていた頃です。四条の花見小路から少し奥まった所にあって結構な風情の場所で料理もそこそこ値段も適正でなかなかのお店でした。

  あるときその彼から一枚の葉書が届き、銀閣寺の近くでお店を持って独立したことを知りました。また一度寄らせてもらおうと思っていましたが、その頃ちょうど8年程前、京都に住むの子供達がそれぞれの都合で新たな住居を見つけなくてはならなくなり、ある程度の場所的な目的はあったものの二人で共同に住める条件の良い一軒家はなかなか見つからず、彼らもそれぞれに動いたのですが結局3日ほどかけて探しあぐね、僕が帰宅する最後の日の夕方に立ち寄った不動産屋さんでやっとこれはという物件を見つけました。ところがその時はもうすっかり時間も遅くなり住宅の中を見せてもらう余裕もなく、とにかく早い者勝ちの様相だったので早速予約金を支払い、すっかり暗くなった大通りから、その場所と外観だけを確認して後は子供達に任せて帰宅しました。運良く彼らもその家がとても気に入った様子で早速引っ越しの段取りとなったのですが、次に僕がそこを訪れ驚いたのはなんと隣が先に案内をもらっていた「エイスケ」だったからです。確かこの辺だったという記憶はあったのですがまさか隣とは・・・というわけで、早速驚かせてやろうと「おーぃ、やって来たで・・・」と店に入って行ったらちょうど仕込み中の様子で一瞬、彼はきょとんとしていましたが「えーっ!」となり破顔一笑とても喜んでくれ、ひょんな再会を果たしたというわけです。

そして、そんな彼のお店が今年8周年を迎え今回そのパーティーに招待されたということです。

  場所は鹿ヶ谷の安楽寺(有名な法然院のすぐ横・・・)という浄土宗のとても由緒のある一見こじんまりしたお寺なのですが、実は中は結構広い・・・です。ここは本堂から渡り廊下を行くと離れに別の建物がありそこが一種のモダン空間になっていてピアノもあり、絵画、器などもさりげに展示されていて更には大きなカウンターと奥には充分な広さの厨房を備えていました。かなりのスペースの広間なのですが天井のど太い梁やケヤキの床、個々の囲炉裏風のテーブルやトイレの清潔さやそのスペースなど目を見張るものがありました。もちろん庭の風情にも絶妙なものがあり、オーナーの薦めでここを利用させてもらったようですがそれはそれは良い雰囲気でした。

  最初にシャンパンやビールなど戴き後は好きな飲物と料理を頂きながら周りの人達と一時間ほど歓談し大分盛り上がってきたところで宵闇の庭を背景にジャズのピアノと素敵な女性ボーカルによるミニコンサートが始まりました。

人数も30人程でこじんまりした集いでしたが僕も家内もすっかり周りの人達とも打ち解けとても楽しい時間を過ごさせてもらいました。

  僕の隣は女性の医師で前から面識のあったT先生、その隣が人気店「まんざら」の社長で更にその隣に祇園の芸伎さん、何とも素敵な着物姿でした・・・・。僕も家内もすっかりその着慣れた姿に見とれていました。特に家内は次は自分も着物で・・・・となんとなく意気込んでいましたが・・・・結構羨ましそうにみえました・・・ゴメン・・。

というわけでとても楽しいひとときでした。

「京都ってやっぱりディープなんだなぁ・・・」そんなこと思い、そんなディープな場所に来れたその縁に僕は改めて感謝したのでした。

見送ってくれる彼ら夫婦はとても心地良い雰囲気を醸していました。主役のてっちゃんは少し酔っ払っていたようですが、ホントご苦労様でした。奥様も・・・・。

これからもよろしく。いつまでもよろしく・・・・です。

  

 

 

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