◎避難指示区域の立ち入りについて
5月末日現在の浪江町通行証8061件、車や同乗者の変更582件、浪江町臨時通行証1491件を発行しております。
また、5月23日から26日までの立ち入りぬつきましては、102世帯146名から申し込みがあり、実績は90世帯126名の立ち入りとなっております。
なお、自動更新の浪江町通行証(3か月有効)7月1日から9月30日分は、6月17日から発送を予定しております。
さらに、公益立ち入りは、4月704件、5月436件の実績となっております。
◎教育行政について
被災前の在籍数に基づく、平成24年度浪江町全体の中学校の卒業生は、浪江中学校が116名、浪江東中学校52名、津島中学校が12名、合計180名です。卒業生の進路状況は、県内の公立高校進学者103名、私立高校等進学者数が18名、合計121名で、県外の高校進学者は、公立・私立合わせて59名、進学率は100%となっております。県内の主な進学校は、磐城高校、福島西高校、安積黎明高校、双葉高校などでした。
4月8日には、浪江小学校と浪江中学校の入学式が行われました。平成25年5月22日現在の浪江町全体の小・中学校の状況でありますが、小学校児童数は1028名、中学校生徒数は596名で、全体で1624名となり、そのうち県内で区域外就学している生徒数は951名、県外で就学している生徒数は673名になります。このように、小・中学生は全国699校に区域外就学しているのが現状です。なお、二本松市内で再開した、現在の浪江小学校児童数は17名、浪江中学校生徒数は43名であります。
次に心のケア相談員の配置状況についてご報告いたします・長期にわたる避難生活のため、心身の疲れや悩みが募り、カウンセリングを必要とするケースが出ております。子どもたちや家族の心のケア相談業務を行うため、2名のスクール・カウンセラーを、浪江小・中学校に配置し、今年度より勤務日数を増やしております。また、教育分野に関する知識に加え、社会福祉等の専門的知識や技術を有するスクール・ソーシャルワーカー1名を配置し、相談業務にあたっております。
3月23日に、再開した浪江中学校において、全国に避難した中学3年生を祝う「卒業の集い」を開催したところ、県内外から生徒と保護者合わせて157名の参加がありました。レクリエーションや食事会を通じて浪江町の仲間や教職員との懇談を楽しみ、再会を喜び合いました。
4月1日からの区域再編に伴い、浪江町への立ち入りが容易になったことにより、これまで先延ばしになっておりました、子どもたちのランドセルや学用品等の持ち出しが、5月12日に大堀小学校、5月26日に浪江小学校で行われました。6月と7月には、第2回と第3回を実施することにしております。
また、近隣市町村との協定によりまして、浪江町内への一時帰宅の際の預かり保育施設として、南相馬市内といわき市内に各1か所、郡山市内で2か所の施設が利用できるようになりました。
5月26日には、二本松市日山パークゴルフ場で、町長杯パークゴルフ大会を開催したところ町民97名が参加され盛大に行われました。パークゴルフを通して、健康の増進と元気を取り戻していただくのが目的でございますが、避難生活で疲れた体をリフレッシュしながら、日頃のストレス解消をしていただきました。
*今日まで9回にわたり、町長から定例会の初日にあった、行政報告をお知らせしました。
この間、コメントを数件いただきましてありがとうございました。今後の活動の参考にさせていただきます。