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城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

城ヶ峰に登る会3月例会・城ヶ峰~間戸山 23.3.11

2023-03-11 20:04:33 | 山登り
 今日は「城ヶ峰に登る会」の例会で、まずは三輪神社から城ヶ峰に登り、そこから北に進み、東ノ山、西ノ山を経て、仁坂坂峠に至り、峰山林道をたどり間戸山(443.3m)に至る比較的長いコースに21名の参加があった。あらかじめ、仁坂坂峠(仁坂はかつてあった地名だそうで、仁坂にある坂ということ)に車を4台デポするところから始まった。その後全員が三輪神社に集まり、8時半出発となった。今回皆さんから寄付をいただいて3台トランシーバーを導入した。大人数だとどうしても体力の差などあって長い列になってしまう。そこで先頭と最後尾との間で連絡を随時とることが必要となる。

 今日はこの時期にしてはかなり暑く、少し登るだけでも汗を結構かく。私はあまり水分を取らないので、今日も500ccのお茶と同じ量のお湯のみ。別の人は1.5Lの水を持ってきたという。どれくらいが適量かはわからないが、経験から判断するしかない。9時52分城ヶ峰到着。休憩後東ノ山に向かう。3月4日のトレランは小島公民館、城山(北方)から創造の森、仁坂坂峠、西ノ山、東ノ山から城ヶ峰に走ったことがやっとわかった。私たちはそれとは逆のコースを進む。トレランのためか、一部あった倒木や荒れた道は整備されたような感じだった。仁坂坂峠から間戸山への道は数年前に通ったきりだったが、峠(282m)と間戸山(443.3m)の標高差は約160m、意外ときつい。1時間ばかり単調な林道歩きの後、大きな鉄塔の下をとおり「間戸山」と書かれた標示板と三等三角点に至った。お昼は林道の展望のよくきく場所にした。昼食後峠まで戻り、車に分乗し、三輪神社まで戻った。


 三輪神社出発前の説明 8時30分頃

 城台山にて

 反射板にて立ち休憩 9時23分

 城ヶ峰 9時52分

 林道に出る 10時20分

 このコース最大の登り 10時42分 岩がごつごつしているが随分登り易くなった

 西ノ山 11時7分

 仁坂坂峠に下りる急な道 11時31分

 単調な林道歩き

 最後の鉄塔が見えてくる 12時26分

 間戸山到着 12時32分

 間戸山の鉄塔

 飯盛山の右霞んで見える雪の山はどこでしょう 私の推定は三周ヶ岳か美濃俣丸

 14時4分仁坂坂峠まで戻る

コースタイム 三輪神社8:30→城ヶ峰9:52→西ノ山11:07→仁坂坂峠11:31→間戸山12:32~13:10→仁坂坂峠14:04→三輪神社14:30

地形図 省略



郡上の白尾山に登る 23.3.10

2023-03-10 17:30:07 | 山登り
 「白尾山」と聞いても、余程山好き以外は知らないだろう。かつて白尾山の一角に「しらおスキー場」というのがあったが、ここも2018年に閉鎖された。「岐阜の山旅コース100・美濃下」には載っているが、残雪期にしか登れない山として紹介されているだけである。しかし、今は林道が登山口まで延びているのに加え、きちんとした登山道が整備されている。今回私たち3人は、雪が残っていたし、道も相当悪い(普通車は基本的に無理)こともあり、途中で車を駐車し、1時間林道を歩いた(今回のメンバーのKさんは無雪期にこの山に登ったことがあると言っていたが、林道終点まで車で行き、同じ尾根のコースを登ったそうだ。ところが車は随分お腹をするなど大変だったとそうである。)。登山口からは緩やかな斜面を1時間半かけて山頂に達した。

 10日の天気予報は朝方まで雨が残り、その後急速に回復するというものであった。おじさんは中止の可能性が高いと前日まで思っていたが、リーダーのEさんは午前中の雨を覚悟して実行とした。これが正解であるかは、現地に行ってみて、時間がたたないとわからない。集合時間の6時、揖斐では雨は降っていなかった。ところが、東海北陸道を郡上に向けて進むと夜のように暗くなり、強い雨が降ってきた。白鳥インターが近づく頃、雨はほとんど止んできた。あとは晴れてくるのを祈るばかりであった。登りは時々陽が差すものの曇天でガスも少し出ていて、展望は利かない。昼食を食べ、下り出す頃から晴れ上がり、木々の間から白山や大日岳などが顔を出してきた。もちろん、結果が良かったからこの記事は書けている。

 以下は写真で紹介したい。

 駐車地8:12 もう少し進むことができたかもしれないが、安全策をとった
 道はかなり荒れており、車高が高い車でないと石があたる
 
 地形図にある林道の終点(実際はもう少し先まで林道は延びている)にある登山口の標識 9:19

 9:29 この後ワカンを着けた その後も雪のない箇所が結構あった 

 10:01 「カワス洞国有林」との表示

 10:19 この辺りはほぼ雪に覆われているが、30cmくらい 雪は比較的硬く歩きやすい

 10:43 残りの標高差150m 最後の休憩

 11:04 白尾山山頂

 11:34 母袋烏帽子方面

 11:42 やっと展望が利くようになった 大日岳方面

 12:40 木々の間から白山

 12:44 登山口から見る白山連峰(御前峰、別山、三ノ峰、大日岳、野伏岳等)

コースタイム 駐車地8:12→登山口9:19→白尾山山頂11:04~11:40→登山口12:44→駐車地13:35


 スタート=駐車地 2番目のカメラマーク=登山口

少子化・国会議員に読んで欲しい本 23.3.6

2023-03-06 17:30:44 | 面白い本はないか
 日曜日の中日新聞に土日行われる「美濃国山城トレイル」の記事が載っていた。揖斐川町の小島公民館を出発し、翌日は坂祝のJR坂祝駅まで、山城や山頂を繋いで走るとあった。揖斐川町は、城台山や城ヶ峰を走っていく。知り合いの女性が牛洞峠でエイドステーションのボランティアをすると聞いている。おじさんには歩くだけでも大変なのにそこを走っていくというのだ。とても若くないとできないスポーツだと感じる次第。

 3月5日中日新聞西濃版

 日曜日おじさんも頑張って城ヶ峰まで登る 家から50分(結構速い) 揖斐川山岳会の3人、軽装の2人、犬連れた女性、少し年配者 
 珍しく沢山の人に会った

 さて、今日の話題は少子化で、今政府は「異次元の少子化対策」と称する施策を行うようである。しかし、少子化対策なるものは既に2000年以前からエンゼルプランを端緒として行われてきたが、残念ながら一向に効果は現れていない。それどころか、コロナのせいもあるのかよく分からないが、出生者は80万人を切り、想定より11年早い少子化だそうである。日本の育児休業制度は今や北欧諸国をもしのぐ期間であったり、手当であったりする。保育所の整備も進みつつある。制度的にはアメリカをはるかに上回る(産前産後、育児休業も有給な制度としては存在しない。支援するかどうかは全て企業次第ということになる)育児支援策があるのに、出生率ではアメリカにはるかに及ばない。普通であれば、ここで日本はどこに問題があって、少子化が進んでいるのかを考える必要があるはずである。中身を精査せずに少子化予算倍増(国防予算と同じ)するだけでは今までどおり失敗を繰り返すことになる。

 日本におけるジェンダー平等度は先進国はいうまでもなく世界の国々の中でかなり低い。
◯女性の給与は男性の60~70%
◯女性の国会議員、地方議員、企業の管理職の割合が絶望的なくらい低い
◯男性は主たる稼ぎ手、女性は育児、家事、介護等無償労働の担い手であるべきという社会規範が強い
このジェンダー平等度が低いことが、出生率が低いことと関連している。東京医科大学などで入試で男性を優遇していることが明らかになった。女性の医師は長時間労働できないというのがその理由であった。しかし、この働き方自体がおかしいと考えるべきなのではないか。

 少子化の理由として、若者の未婚化、低所得化がよくあげられる。所得が低くて、未来に対する経済的不安があれば結婚や子どもを持ちたいという希望すら持てないだろう。日本の経済は停滞しており、賃金水準は今や韓国にも抜かれてしまった。これを解決するためには、経済成長がプラスになるようにしなければいけないが、これも多くを期待することはできない。ではどうすれば良いのだろうか。メアリー・ブリントン著「縛られる日本人ー人口減少をもたらす「規範」を打ち破れるか」(中公新書2022年)、この本こそ国会議員に是非読んでもらいたい本である。ただし、筒井淳也著「仕事と家族ー日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか」(中公新書、2015年)で指摘されたこととかなり一致する。

◯男性の長時間労働に問題がある
 二人の著者は、日本人の男性の働き方に大いに問題があると言う。日本では就職しても、その仕事内容は事前にきちんと決められていない。欧米ではジョブ型(仕事の内容が書類で明確化されている)というのに対し、日本はメンバーシップ型と言われている。これだと自分の仕事が終わっても、周りの仕事が終わっていない場合、退社できない(つきあい残業などとも言われる)。上司から仕事を命令されれば拒むことは難しくなるので帰れなくなる。こうして日本の働く人たちは長時間労働となる。男性が主たる稼ぎ手モデルであり、家事、育児分担をすることは想定されていない(事実上できない)。しかし、長時間働いているにもかかわらず、日本の労働生産性は極めて低い。働き方改革、残業時間の規制などにより、職場外すなわち家での労働は増えているとも言われている。

◯女性(特に育児中の女性)は無償労働(家事、育児)が多く、働く時間を制限してもトータルの時間は男性と同じ
 人口減少なかでも生産人口の減は進むばかりで、女性が男性同様に働いて欲しいというので「女性活躍社会」を掲げている。しかし、これは女性を男性に近づける方向で進んでしまう怖れが大いにある。これでは子どもを持つことに躊躇せざるをえなくなる。また、男性は遠方への転勤があり、小さな子どもがいること、妻が働いていることを理由にこれを拒否することはできない。事実上シングルマザーということになり、全ての無償労働が妻の負担となる。意欲のある女性でも育児のため働く時間を制限する必要があり、フルタイムで働きたいと思ってもできない。これを放置して、医学部の入試で女性を差別するのはフェアではないと考えなければならない。

◯アメリカでは育児を支援する制度が整っていないにもかかわらず、出生率(1.71、日本1.30)が高い
 著者(ブリントン)は日本とアメリカの家族概念の違いを言う。日本では男女のカップルと少なくとも一人の子どもであるのに対し、アメリカではそれらに加えて夫婦の友人、親戚、近所の人なども含めたネットワークの中に夫婦がいるという捉え方をしている。これらの人々が結婚して子どもを持つことを後押しする。また、アメリカはジェンダーによる役割分担の考え方が日本より弱い。カップルは共働き・共育てモデルを柔軟に実践しやすい。労働市場の流動性が高く、教育レベルの高い層では、家庭生活とのバランスのとれた働き方を雇用主と交渉しやすい。日本では育児について一人で悩むことが多い。結果自国で子育てをしやすいと思う人が子育てをしにくいと思う人の割合を大きく上回る(アメリカのデータはないが、スウェーデン97.1%、フランス82%、ドイツ77%、日本38.3%)。ベビーカーで混雑した電車に乗ることに勇気がいったり、幼稚園の子どもの声がやかましいという子どもに非寛容な日本であり続ける限り、子育てしやすいあるいは子育てを楽しむことは難しくなる。

◯男性の家事分担割合が日本は極端に低い
 アメリカの家事分担割合40%弱、北欧40%以上、日本15%。長時間労働している日本の男性はその気持ちがあっても分担できない。日本の女性は男性の5倍もの無償労働をしなければならない(アメリカでは1.4倍、北欧男女でほぼ同じ)

◯日本の男性の育児休業取得率は低い(12.7%)し、かつ期間も短い
 法律上、日本の男性は、満額支給換算で30週間の育児休業を取得することができる(67~50%の支給で14ヶ月取得可能)のだが、仕事の繁忙、上司の許可、昇進への影響などの理由から取得に消極的となっている。国では取得状況について報告を義務づけしようとしている。これでは短期の取得は増えても、長期の取得は増えないだろう。若者は、育児や家事をすることに年配の者に比べると抵抗感はない。これを少しでも支援するような施策は有効であろう。

 悲観的な見方をすると、これらの社会規範ともいうべき状況はなかなか改善されることはないであろう。ジェンダーの平等が進み、真の意味での女性活躍が起こらなければ、やはりこの国の未来は暗い。

松山・安芸の宮島へバス旅行 23.3.4

2023-03-04 18:52:05 | 地域のこと他
 松山・道後温泉へは前から一度行ってみたいと思っていた。松山は「坂の上の雲」の主人公秋山真之そして正岡子規の故郷であるし、漱石の「坊ちゃん」でも有名であることは皆さんもご存じであろう。たまたま、名阪バスのツアーで道後温泉と安芸の宮島という旅行プランがあったのでそれに申し込むことにした。日程は、2月26日から28日までで、旅行支援5千円(3月末まで)の2日分と松山の旅行支援5千円(2月末まで)を使ってのツアーであった。バスツアーは久し振りでコロナにどう対処しているのか少し興味があった。席は少しづつ空けてあるのだろうか。体温チェックはするのだろうか。全てハズレであった。体温は自己チェック、席はほとんど満席の状態であった。参加者の圧倒的多数は夫婦であり、また年代もほとんど同じくらいに見えた。

 名阪バス

 明石海峡を渡り、淡路島で昼食、日曜日で大変な混雑。大鳴門橋を渡り、四国に入り、吉野川に沿っていくと車窓から剣山が見えてくる。

 反対側の席にいるためうまく撮れない 尖ったのが剣山?

 吉野川の名所 美濃田の渕(全く知らない)

 吉野川と分かれ、瀬戸内海を望みながら西進する。松山に至ると雪景色の石鎚山が見えてきた。市内に入るとバスはなかなか進まない。伊予鉄のオレンジ色の列車が走っている。バスの中で道後温泉について説明がある。現在道後温泉本館は改築中であるが、入浴はできる(工事中のため人数が少なくなっている)。そのためには整理券が必要なので、希望者は宿に着いたらすぐに並ぶ必要があるとのこと。5時少し前に道後温泉のすぐ近くの宿に到着したので、早速で出かけたが、既に本日の分は終了したと係員から説明された。飛鳥乃湯と椿乃湯なら入れると聞いたので、宿の入口にあったタオルを持って、飛鳥乃湯に入ってきた。この湯は最も新しく、料金も少し高く610円だが、とてもきれいだった。

 伊予鉄 日本で市内電車が残るところは今や少なくなった

 道後温泉本館 工事中 前面を除き派手なシートで覆われている

 飛鳥乃湯

 道後温泉商店街 人力車が人待ちをしていた

 旅行支援には地域クーポンがセットで付いている。去年は3000円だったが、今は2000円となった。クーポンは、紙あるいは電子で発行される(バス旅行の場合、ガイドさんがあらかじめ持っているようだ。その県に入るとそのクーポンを渡してくれる。クーポンは宿、土産物屋等で使うことができるが、紙(おつりはこない)だと使うところが少ないようだ。私たちは松山では紙、広島では電子で使った。やり方はガイドさんが丁寧に教えてくれる。

 食事後宿の売店で買物 ここで私たちバスツアー一行が紙でほとんど使ったようだ このクーポンがなければ皆さん土産物はかなり厳選するはずである

 翌日、松山から今治、そしてしまなみ海道を通過し、尾道の千光寺に寄り、廿日市市から宮島にフェリーで渡った。宿に到着後、厳島神社まで出かける。潮が引いている状態で大鳥居のすぐ近くまで歩いて行った。先日テレビで見た商店街は次第に閉じる店が多くなってきていた。多いのはもちろんもみじ饅頭がメインの菓子店、ご当地ビールの店、牡蠣や穴子を売る店美味しそうなものばかり。だけど夕食前なのでにおいだけで満足するしかない。食事後、事前に予約してあった大鳥居を見る舟のツアーに出かけた。

 夜のライトアップされた大鳥居 スマホのナイトモードで撮った

 翌日朝の大鳥居

 神社本殿から大鳥居

 9時半に宮島を出発。再び長いバスでの移動が始まった。

 旅行支援は今月で終了する。これらは全て税金(あるいは国債)で賄われている。これにより観光需要が盛り上がり、地域の経済が復活するならばこの施策は賛成することができる。ただし、現金で支給するのとは違い、旅行にも行けないような人々には支援とならない。では、現金ならというと、ある程度生活にゆとりがある層では、消費にはまわらない可能性もある。さらに日本は一度始めると、なかなかその施策を止めることができなくなる傾向がある。このコロナで国の赤字はひどく増えた。この赤字を支払うのは私たち高齢者ではなく若者や子どもあるいはこれから生まれてくる子どもたちということになることにもっと注意を払う必要があると思う。
 


クリスマスローズ 23.3.2

2023-03-02 18:52:56 | バラ、クレマチス等
 3月になってクリスマスローズの鉢や地植えの花がだいぶん咲き出した。今日はマクロレンズ50mmで撮った写真を紹介する。
 まずは、鉢の方から

 ダブル 二重や八重は他にもあるが、まだ咲いていない

 1月から咲き出した早咲きのもの 最初は白で後に色が変わってくる

 比較的小輪の花

 黒

 次に地植えのもの

 複色

 17mmの広角レンズで撮影 違った色のものが沢山ある

 同上

 まだ花も葉も伸びてきていない。これから花数が増え、背丈もどんどん伸びてくる。