notation




黄昏に歌え
2005
なかにし礼



戦後の日本の代表的な作詞家で、説明もいらないと思いますので、説明は割愛します。
友人にCDをいろいろあげたお礼にもらった本です。
そうでもしなければ一生読まなかったでしょう。
しかし、何故彼女はこの本をくれたのか。イヤ、面白かったですよ。

偉大な作詞家の壮絶な遍歴と苦悩・・・かと思いつつ読み、大筋そうなんですが、後半どうもきな臭い。ある大手秘密結社のお話なんですね。それに加盟するまでもなく凄い人だったはずなんですが、そう言う人ほど入っちゃうのは何なんでしょう。あるギリギリのラインまで行ってしまうと必然なのでしょうか。私には縁がなさそうです。

秘密結社も宗教団体も入ることは個人の自由だから良いのだけれど、その価値観を押しつけられるのだけは我慢がならん。
好きなモノとか、行動とか、誰かに抑制されたり指示されるモノじゃないし。

この本、エロ描写が多いのですが、ダメ。エロくない。好みにも寄るのでしょうが、こういう明らかに俗っぽい高級なエロさ、もしくは燃えるいい女的な淫靡な感じというのに触発されない。もっとセンチメンタルにエロいの募集します。

でも、読み物としては面白かったです。大変な時代というのはあったのだな。でもこの小説の中で集まりたくはないな。

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