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どこまで寛容を無くせば、社会は気が済むのか???

2024年08月03日 22時05分00秒 | 社会・経済
このニュースを最初聞いた時に、運転手が年配なのか?としきりに運転手の年齢ばかりに意識がいってしまってました。
というのは、僕自身も小学校低学年の時に年配の教師に同じようなことをされた記憶が今でも鮮烈に残っているからです。

別の記事で運転手が40代であることを知り、であればおそらく教育の問題のように思われ、自身もそのような教育を受けてきたのではないか、不寛容、許容範囲の狭い教育を受けてきたのではないかと推測できます。つまりそのような教育をしないと生き残っていけないと親が判断せざるを得ない、この数十年間の日本社会。

またこの猛暑の中、約2時間かけて徒歩で帰宅した児童の気持ちはおそらく僕が一件の後、当該教師となぜか話し合いとなり、全校児童が下校した数時間後、日も暮れ十分に夜の帳が下りた頃、厳寒の中をひとりトボトボと帰った時の気持ちを思い出させるには十分で、おそらくさらにそれ以上であったろうことを想像すると胸がかきむしられる想いです。
おそらく彼にこの記憶は一生残るのでしょう。一刻も早い心のケアが必要だと思います。

同時に、この40代の運転手は運転業務から外されたとのことですが、当然のことながら、料金を徴収できないことを指摘するのは職務であり、しなければならないのですが、相手は子供でなのですから、もっとやり方はあったと思います。ましてや、この行為は大人に対してもどうか?と思いますし、おそらく子供だったからやったようにも思え、だからこそ外されたのか、あらかじめ決められていた(社内)規則に基づいてなのか、今回これほどに報道されることになったからなのか、はっきりしませんが、今回の行為のみの相応の処分が終わった後は、ぜひ彼に再起のチャンスを与えてやってほしいと思います。

ネット、SNS上では、もう早くからこの運転手を叩いたり、逆に80円ぐらい払え、とか児童の親を叩く投稿が散見されます。とにかく誰かのせいにしたい論調は、この場合結論は出ず意味がありません。

最後に、なぜこの件がニュースになったのか?疑問に思うところがあります。それ自体、もうすでに社会に寛容さがなくなってしまっているのではないかと、大いに危惧します。

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