備前の古社を訪ねる(備前国内神名帳の研究)

備前の由緒ある神社を巡礼する

コラム128.玉野市胸上の由加神社

2009-02-14 21:17:42 | Weblog
備前国内神名帳に載る古社「飯神社」は、現在は玉野市胸上にある旧郷社八幡神社、通称「胸上八幡宮」の境内末社になっている(「飯神社」の項(2008年6月27日記事参照))。「胸上八幡宮」の東にある峰(「飯盛山」)の山上に「由加神社」があり、磐座と思われる石組みがある(写真)。あるいは、ここが「飯神社」の元宮だったかもしれない。
「胸上八幡宮」の参道石段の前から東に約300m歩くと、「天理教陽東児分教会」の東側の農道に入り、更に東に向かって登って行く。地面が柔らかく、落ち葉が積もっているので歩きにくいが、道ははっきりしており、10~15分程度で到着。晴れていれば南側に開けた海の眺望も美しい。

写真上:由加神社の石の祠と積み重ねられた岩


写真中:石組みを斜め前から見る。明らかに人工的に積み重ねられたものと思われる。


写真下:最も後ろにある平らな岩。磐座であったとすれば、この岩がそうだったのだろう。