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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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メーカー凋落のサインは製造不振から?

2020年09月21日 | テクノロジふ~ん
上段は3社のロゴ。 下段はネットから拾った半導体の写真。
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最近 半導体 最大手のインテル社の動向を見ていて、気付きました __ この会社の凋落の始まりのサインかなぁ … と。

というのも 以前 業界内で似たような事例があったからです。

事例1) 昔 フェアチャイルド社の半導体を扱っていたのですが、ある研究所から受注した最新の素子が納入予定日を過ぎても、入荷してきません。 恐らく 半年くらい経った頃かと記憶しますが、とうとう入荷しませんでした。 1970年代の話しです。
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フェアチャイルド・セミコンダクター (Fairchild Semiconductor International, Inc.) は、かつて存在した米半導体メーカー。 設立 1957年。 世界で初めて半導体集積回路の商業生産を開始した企業である。 2012年売上高 14億米ドル。 従業員数 9千人。 2016年にオン・セミコンダクターによって買収された (ウィキペディア)。
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事例2) 電算機業界トップの IBM 社は、半導体の頭脳の CPU 開発でも画期的な製造手法でも注目の的でした。 製造した半導体は外販はせず、社内の電算機部門に供給するだけなのです。 ある時期から外販も手掛けることになったという報道記事を読みました。

それで 大いに販売を伸ばしたかというと、そうではなく なかなか製品が出てこず、結局 外板は立ち消えになったと記憶しています。 恐らく良品率が悪く、出荷数量が確保できなかったと想像しています。
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IBM (International Business Machines Corporation) は、民間法人や公的機関を対象とするコンピュータ関連製品およびサービスを提供する企業である。 研究機関としても有名で、2016年時点では米国特許取得数が23年連続の1位。 IBMによる発明は、現金自動預け払い機 (ATM)、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気ストライプカード、リレーショナルデータベース (RDB)、SQL プログラミング言語、バーコード、DRAM などがある。

過去の事業 __ 半導体製造事業 - 2014年にグローバルファウンドリーズ (GF) に 15億ドルの現金とともに譲渡 (ウィキペディア)。
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事例3) 「プロセッサー生産の外部委託を検討している」(インテルのボブ・スワン CEO) __「半導体の盟主インテルが微細化競争から脱落」(8月17日 ビジネスジャーナル) … インテルは、2016年 最先端の微細化を 14nm から 10nm へ進めることに失敗した。 その後 何度も「今年は立ち上がる」という発表を繰り返してきたが、その期待は裏切られ続けた。 現在も 充分に 10nm でプロセッサを量産しているとはいいがたい。

という記事からも世界最大のプロセッサーメーカーが、ここ数年 もがいている様子が伝わってきます。

事例1)・2) にもあるように、フェアチャイルド社・IBM 社は画期的な製品を発表するのですが、なかなか現物が出てきませんでした。 想像するに 研究室レベルでは出来たのでしょうが、安定した量産を実現できなかったようなのです。

これは 研究室と製造現場がうまく噛み合ってない状態で、研究室でいい製品がたまたま出来たが、エンド・ユーザーに渡せるほど量産製造が安定していなかったのでしょう。

研究室レベルは優秀なのだが、製造レベルはそうではないともいえます。 実際 稼ぐのは製造部門なのですが、会社の “経営資源の配分” がうまくないと、研究室に予算がフンダンにあるが、製造部門への予算が足らず 研究室が作ったものを安定して量産できないというわけです。

分かり易い例でいうと それは、製造部門には古い製造装置しかなく、予算がないので新しい製造装置を買えず、仕方なく古い製造装置で研究室が作った新製品を量産しようとするが、歩留まり (良品率) が悪く、つまり効率が悪いので 受注数に見合った数量を期日までになかなか出荷できないのかも知れません。

そういう事態にならないよう 優れた経営者は適切な予算配分をするのですが、そうでない経営者は適切な予算配分をできないのかも知れません。

私はインテル社がそうだと断言しているわけではありません。 こういう可能性もあり得る、といっているだけです (そうじゃないですよ。 あなたは間違ってるよと “ツッコミ” を入れる輩がいるかも知れませんのでね)。

インテル社の CEO は前任者クルザニッチ氏 (2013~18年) の不祥事辞任後、引き継いだのはスワン氏ですが、2018~19年は暫定 CEO でした。 19年1月末から正式 CEO になりました。 こうした不祥事などが経営に影響していないともいい切れません。
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今後 インテル社がかつてのように、研究室レベルでも製造レベルでも最先端 IC の評判を復活できるかどうかは、研究者や製造の担当者のみならず 経営者がどう舵取りをするか、或いは経営資源の配分にかかっているともいえそうですね。

今日はここまでです。

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