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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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中国映画作りはまだまだ … ?

2018年08月03日 | シネマ何だかんだ
左は日テレ NEWS24 から。 右は京劇で「青龍偃月刀をもつ関羽」
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中国で巨費を投入した映画『阿修羅』がこけて 公開からわずか3日で上映が打ち切られる __ ありうることです。 私が記憶している、大コケ映画は他に1995年の米 SF 映画『ウォーターワールド』があります。 製作費 $175M (175億円)、世界興行収入 $264M (264億円) と赤字ではありませんでしたが、評価は高くないですね。
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「 中国 120億円超の映画 … 3日で打ち切り」(7月18日 日テレ NEWS24)
『ウォーターワールド』の興行収入は必ずしも良いといえるものではなく、世界市場でようやく足が出ずに終わるくらいだった (ウィキペディアから)。

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他にも中国制作大作に2008〜09年の『レッドクリフ』がありますね。 製作費 100億円 (PartI、Part II 合計) で、日本興行収入 106億円 (PartI、Part II 合計)、中国興行収入 3.2億元 (50億円?) ですから、成功した部類でしょうが、私は全部を見ておらず、断片的に見ただけなのですが、”冗長な感じ” がしました。
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私の偏見かも知れませんが、中国映画はストーリーがあまり良くありません。 また CG を使いすぎで、これでもかとばかりに特殊映像が続き、飽きてきます。 実生活を見つめたような映像は少なく、中国でも欧米並みの映画を作れるんだというような、”背伸びし過ぎ” のものが多いようにも想像します。

笑いを取る中国映像を集めた YouTube を見ても、自然な映像がそのまま笑えるというものでは無く、わざわざ笑いを取りに行くようなものばかりで、これも直ぐ飽きてしまいます。

欧州の演劇ものは、ギリシャ悲劇から始まって近世のイタリア・ルネサンス期にオペラへと発展し、その流れが欧州各国の映画、米ブロードウェーのミュージカル、ハリウッドの映画へと発展した歴史がありますから、歴史が長いです。

日本にも歌舞伎・能・狂言・浄瑠璃・講談の歴史があり、映画も戦後の欧州映画祭でグランプリを取る作品が相次ぐなど そのストーリー作りは世界で受け入れられています。 最近はアニメも人気ですね。

それに比べて 中国の演劇ものというと『京劇』がありますが、それが世界で大いに受け入れられているかというと、どうもそうではないように想像します。 日本では時々 本場物が上演されていますが。
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京劇 (きょうげき) とは中国の伝統的な古典演劇である戯曲 (歌劇の一種のこと) の1つである。 清代に安徽省で発祥し北京を中心に発展したので京の名が付き、主に北京と上海の二流派がある (ウィキペディアから)。
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映画はシナリオ・演技・音楽・道具・衣装・特殊映像・効果音・録音・撮影・照明などがミックスされた総合的なものですから、どれが欠けても成功しませんが、特に大事なのはシナリオ、つまりストーリーです。

そうした意味で、人類共通の普遍的なもの、人間性・人類愛・家族愛が中国映画の中でしっかりと描かれているかと問うと、どうも そうした作品に出会った記憶がありません。 百億円という途方もない制作費を掛けるからには、制作者・スタッフ側もそれなりに意欲・気合い・力も入っているのは否定しませんが、カネと時間、人材を多く掛ければ必ず成功するとは限りません。
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一般論になりますが、中国発のニュースを読んでいると、中国国内の観光地には多くのアトラクション建造物が出来ていますが、欧米のモノマネ品が多いように感じます。 アニメ作品も日本アニメのパクリが多いらしいですね。

先進国の成功した作品を真似れば いいものが出来るかというと、そうではなく 似たものでありながら 内容の劣るものになるだろうことは容易に想像できます。 中国にしか出来ない オリジナルの、今までにない独創的なもので勝負してこそ、成功しないのではないでしょうか。

そうした道は楽ではなく “イバラの道” でしょうが、成功の暁には “バラの道” に変わっているでしょう。 大作曲家 ベートーヴェンは先人の真似ではなく、次々に独自の作品に挑戦・作曲しました。 だから それらの多くの作品は二百年経った現在でも盛んに取り上げられているのでしょう。

今日はここまでです。

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