シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

内部告発者をパワハラから守るべき?

2018年08月06日 | 事件事故の多い世
左は国会の居眠りの画像。 右は芝生の上で気持ちよさそうに眠る馬 (馬は普通 立ったまま眠りますから、珍しいですね。 安全な牧場でしか見られないのでしょう)。
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医者の世界は魑魅魍魎 (ちみもうりょう) に満ちています。

1968年の東大紛争・安田講堂事件は医学部の紛争が発端でした。 東大医学部があまりに大きな権限を持ち、系列大学医学部・系列病院の医師の人事を仕切っているともいわれていました。 現在は かつてのような権限は持っていないと想像します。

けれど 県単位では、国立大医学部などを頂点に系列病院のネットワークが出来上がっているのが現状ではないでしょうか。 優秀な医者を病院に回してもらおうと病院経営者が求めるなら、医学部教授に何らかの見返りを出そうとする病院経営者があったとしても不思議ではありません。
現金提供は贈賄となりますから、それはしないでしょうが、別の形での便宜提供などはありうるのではないかと想像します。
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もう亡くなった父が昔 こう裏話をいっていたことも思い出します __ 出産時 奇形児が生まれた時など、産婦人科医は将来の育児の困難さを先読みして 濡れタオルを奇形児の顔に被せ、死産とすることもあったらしい。 一緒にいた看護師にも口封じしていたから発覚することはなかった __ 今はそんなことはされてないと信じますが。
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「東京医大、女子受験生を一律減点 … 合格者数抑制」(8月2日 読売新聞)
「内部告発者に『報復』する社会」(8月2日 Yahoo! ニュース)

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最近 東京医大はトピックメーカーですね。 先月も 東京地検特捜部に受託収賄の疑いで逮捕者が出た “文科省局長汚職事件” がありました。
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Yahoo! ニュースの内容も、金沢大学医学部内の内部告発がメインテーマです。 上司にあたる教授が研究室の裏金をつくっていたが、それを告発した准教授が教授と大学側から嫌がらせ、パワハラを受けているというのです。

これを読んで 私は現役時代の会社でのことを2つ思い出しました。
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別部署のある若い営業部員 (※) が、競合メーカーに販売価格で不利とならないために ある仕組みを使えば仕入先からバックマージンを得られるが、おおっぴらにやると問題なので、どの程度での申請にしたらいいかと会議で上司の部長に相談すると、その上司は利益が出るのなら大いにやれとハッパをかけ、そこで仕入先から過大なバックマージンを引き出したということです。

ところが、暫くして これが経理を含む社内で問題化し、どうしてそういうことになったのかと議論されたのですが、当の上司は問題が議論された会議で “そんなことをしてはいかんよ” とヌケヌケといい、部下たちは唖然としたそうです。

その上司のもっと上の実力者が、この問題を捉えて 営業部員 (※) の先輩などに問いただしたそうですが、先輩らは上司の部長が許可したとはいわなかったそうです。 そりゃ そうですよね。 ホントのことをいったら、先輩らは上司の部長からどんな “嫌がらせ、パワハラ” を受けないとも限りませんからね。

そこで実力者は、営業部員 (※) と同じ世代の若い社員を自室に呼び出して、真相を訊いたそうです。 そうしてやっと 上司の部長が許可したと確認し、この問題を解決させ、仕入先には利益相当分を経理から返却させたと聞きます。 経理はその返却金の名目付けに苦労したそうです。
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もう1つ、私が所属する部の部長が異動になり、別部署から部長がやってくることになりました。 着任前に確認したいことがあり、別部署の部長に社内電話を掛けました。 すると受話器を取ったはいいが、すぐにガチャンガチャンという受話器が床に落ちるような雑音が聞こえ、程なくして当の部長が電話口に出ました。 

「どうされました?」「いや 何でもない。 大丈夫」__ どうやら居眠りしていて、受話器を取り落としたようなのです。

着任前に聞こえてきた “噂” では、当の部長は昼の就業時間中に自席での居眠りが多く、部下から実力者に “内部告発” があったらしい。 しかし 実力者は両成敗の裁断をし、どうやら その部長は閑職にあったらしいとも ...

着任後 暫くして、女性部員がある案件のことで、私に直接訊いてくるのです。「なんだ これは部長に訊いた方が早いんじゃないの?」というと、女性部員は笑顔でかがんで「でも今 Mさん 寝てらっしゃるから …」と小声でいうじゃありませんか。

そうっと横目で部長席の部長をみると __ 机の上で新聞を両手で見開きに広げて座っている部長が目をつむって考え事をしているようにも見えます。 しかし そのまま居眠りしているようにも見え、うまいポーズだなぁと思ったものです。

私が調べるよりも部長に訊いた方が早いと思い、立ち上がって部長席に向かいました。 しかし部長は目を開けません __ 同じ姿勢のままです。 ちょっと間を置いて、「Mさん」と声を掛けると、そのままの姿勢で「うん?」と閉じていた目蓋 (まぶた) が開きました。

まるで スリープして真っ暗な画面だった PC が起動状態に戻ったようにも思えました。 やっぱり 居眠りしていたのです。

また この部長と飲み会で一緒になった時、部長がいっていたことが印象に残っています __ 私は若い頃 何度も2日、3日の徹夜をして仕事したもんだよと。 それで合点が行きました __ ははぁ それで部長が “今 よく居眠りしているのは、昔取れなかった睡眠を取り戻している” んだと。
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内部告発は実は多いそうで、東京地検特捜部には 各方面から内部告発の訴えが積み上がっているとも聞きます。 特捜部は、その1つ1つを取り上げるべきかどうか吟味・精査するのが大仕事だとも、また摘発した後も何人もチームを組んで当たりますから これも大仕事です。

本来は内部告発をしなくとも済むよう、合理的かつ平等、透明性のある処置・決定がなされていれば、何も問題化しないはずです。

しかし 人間社会のことですから、全てがそうは行かないのでしょうね。 難しいところです。 狼の世界では、狩で苦労して一緒に獲物を仕留めても 上位の狼が獲物を満足して食べ終わるまで、下位の狼はじっと何時間も待つそうです。 狼の世界も厳しいですね。

今日はここまでです。

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