
上左から『愛国者のゲーム』文春文庫上下巻 (ウジ銃とカラシニコフ銃が描かれている)、映画のポスター。 下左から、IRA のテロリスト ショーン・ミラー (演 ショーン・ビーン)、テロリストを撃つジャック・ライアン (演 ハリソン・フォード)。
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30年以上前に出版されたトム・クランシー作の活劇小説『愛国者のゲーム』上下巻 861ページを読みましたが、私としては、”エピソードが多すぎて本来の主人公対テロリストとの攻防部分が少なく、評判の割に あまり楽しめない" 小説でした (妻はクランシーものが好きで何冊も買って読んでいますが)。
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ウィキペディアから __ 『愛国者のゲーム』(Patriot Games) は、アメリカ合衆国のベストセラー作家 トム・クランシーが執筆し1987年に出版されたスリラー小説である。 商業的には、「愛国者のゲーム」は1987年8月2日の週にニューヨーク・タイムズのベストセラーリストで1位でデビューした。 それ以来 翌年までに上製本で 1,063,000部以上を売り上げた。 追加※1へ。
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実際の主人公対テロリストとの攻防やテロリストの描写は全体の10分の1ほどしかないと思います。 ですから どうでもいいようなエピソードは斜め読みにしました。 エピソードを深く読まなくても、本筋とはあまり関係ないですからね。
映画全編は見てないですが、YouTube に幾つかのクリップがありますので、それらを見て
みました。

左は高速ボート上の2人。 右はボート上の格闘 (https://www.youtube.com/watch?v=kvAByCIqoOM)。
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すると 原作の攻防をなぞるだけだと、映画としての迫力に乏しいと製作側は考えたのでしょう __ 原作では最後にテロリストのショーン・ミラーを港で射殺せずに主人公が拘束するのですが、映画では海面を高速で走るボート上で主人公 ライアンとの格闘があり、ミラーが振い下ろした碇 (いかり) がボート上に突き刺さり、更に格闘の末 ミラーが倒されて、自分の振い下ろした碇に刺さって死ぬという筋書きに変わっていました。
原作では 主人公の妻子が乗った車を襲う銃撃とか、他にも主人公の家をテロリスト・チームが襲撃する場面などが登場するものの、それらを映像化しただけだと 活劇映画として そうそう面白い展開にはなりそうもないですからね。
映画はやられっぱなしだった主人公が、最後に敵に打ち勝つという場面が絶対に必要なのです。 ヤクザ映画が典型的です (悪役にいじめられ我慢に我慢を重ねた主人公が、最後に反撃に出て悪役を倒し 観客がスッキリして見終わるのが、お約束のパターンです)。
また 英国とアイルランドの関係や IRA (アイルランド共和国軍) が絡んできますが、よく理解できませんでした。 一部 日本と朝鮮の関係に似ているのかも知れません。
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追加※1 __ ハリソン・フォードがライアン役で主演した映画『パトリオット・ゲーム』が1992年に公開された、2週間1位を獲得し、最終的には世界の興行収入で 178,051,587ドルを売り上げ、おおむね好評を博した。 逆に 原作から大きく逸脱しているとクランシーから酷評された。
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1801~1922年 アイルランド島はグレートブリテン及びアイルランド連合王国に属し、その後 イギリス連邦の加盟地域だったが、1949年 アイルランド共和国として独立した。
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製作費 $45M、興行収入 $178M ですから成功した映画ですね。
今日はここまでです。