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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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華のない主演映画だと

2024年10月05日 | シネマ何だかんだ
『バラバ』から アンソニー・クインとジャック・パランス (左と中央)。 右は『アラビアのロレンス』でのクイン。
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YouTube に『バラバ』という映画のクリップが投稿されていたので、チラ見しました。 これを見るまで、この映画は知りませんでした。
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『バラバ』(Barabbas) は、1961年制作のイタリア・アメリカの合作映画。 イエス・キリストの処刑と引き換えに赦免されたバラバのその後を描いたペール・ラーゲルクヴィストの小説を原作に映画化。

キャストは、バラバ (アンソニー・クイン)、トルヴァド (ジャック・パランス) が主役級、監督 リチャード・フライシャー、音楽 マリオ・ナシンベーネ。
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この2年前に大ヒットした『ベン・ハー』に刺激されて制作されたローマ時代の歴史物の1つですね。 でも ちょい見だけで、主役のクインと憎まれ役のパランスがまるで魅力がないのが解ります。

『ベン・ハー』の主役ヘストン、憎まれ役のボイドは2人とも実に魅力的で、ボイドは歴史物『ローマ帝国の滅亡』(64) では主役を務め、まともで立派なヒーロー役でした。

クインはどちらかというと 脇役向きの人で、この人の名前だけで客を呼べるかというと、そうではないと思います。『アラビアのロレンス』(62) でのアラブ人役はハマってましたね。『ナバロンの要塞』(61) でも出てましたね。 どういう役か思い出せませんが。

『バラバ』は配役で失敗した映画の1つでしょう。
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大金を投じながら 失敗した例は腐るほどあります。 むしろ 失敗作の方が多く、失敗作を積み上げるとピラミッドほどにもなり、成功作を積み上げても ほんの小山ほどしかないでしょう。

それぐらい 成功作は少ない。 それはそうでしょう、多くの人々の心に長年残るものが多いはずがありません。 題材・脚本・監督・主演・音楽などなど 色々な要素が絡み合ってヒット作に繋がるのだと想像します。
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『ターミネーター』シリーズ6作の製作費と興行収入の比率 (つまり 製作費の何倍稼いだか) を見ていきましょう __

『ターミネーター』(1984) の製作費と興収は監督 キャメロン $6.4Mと $78M (12倍)、『ターミネーター2』(1991) は監督 キャメロン $102M と $520M (5倍)、『ターミネーター3』(2003) は監督 モストウ $200M と $433M (2倍)、『ターミネーター4』は監督 マックG $200M と $371M (1.8倍)、『ターミネーター/ジェニシス』は監督 テイラー $155M と $440M (2.8倍)、『ターミネーター/ニュー・フェイト』は監督 キャメロン $185M と $260M (1.4倍) です。

第1作は低予算にもかかわらず 12倍の興収を上げ、第2作が期待され 実際 製作費の5倍もの興収を記録した大ヒットでした。 その後のシリーズは大金を掛けながら2倍前後の小ヒットで推移しています。 しかも “最大の興収は第2作” で、以後のシリーズはこれの興収を超えません。

という事は、この『ターミネーター』シリーズのピークは第2作だったともいえますね。 ヒットメーカーといわれるキャメロン監督が1・2・6作を手掛けていますが、自身の第2作を超えた評判を第6作では得られなかったのです。

これは シリーズの固定ファンは一定数いるが、新たなファンを獲得できなかった、同じ手法で6作も作ると 離れたファンも多かったとも解釈できます。

なかなか難しいですね。

今日はここまでです

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