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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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80歳を越えた仏指揮者の全集録音

2013年11月18日 | マーラーの嘆き節
07年10月5日シャンテサラ2投稿分__

80を越えて録音するのは珍しくはないですが、ブーレーズが、82歳でマーラーの交響曲全集を完成させたのは驚きですね。 足掛け、何年かけたのでしょうか?
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Pierre Boulez completes his monumental Mahler cycle with a spectacular “Symphony of a Thousand”

Robinson / Wall / Queiroz / DeYoung / Schroeder / Botha / Mueller-Brachmann / Holl

Chor der Deutschen Staatsoper Berlin / Rundfunkchor Berlin / Aurelius Saengerknaben Calw    Staatskapelle Berlin / Pierre Boulez

Recording : Berlin (Jesus-Christus-Kirche), 04/2007   2CDs (DG 477 6597) Int. Release: Oct.2007

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私は、彼のマーラーの交響曲を2番以外、全て収集しています。 これまで録音に参加したのは、ウィーン・フィル (2・3・5・6・大地)、クリーヴランド管 (4・7)、シカゴ響 (1・9) などでしたから、その三つのどれか __ 米楽団は使わないだろうと思っていました (参加人数が多く、人件費が高いですから)。

全く新たな楽団 (ベルリン国立歌劇場管) を指揮したのは意外ですね。 最初は94年の6番を皮切りに、通算13年かけたことになります。 シリーズ初録音が69歳の時だったですから、高齢からして完成させずに未完の全集になるのでは?と思っていました。

DG は過去に、クーベリック バーンスタイン アバド シノポリの指揮でマーラーの交響曲全集を完成しています。 バーンスタインのは危うく未完成になるところだったのですが、「千人」のライヴ録音が見つかり、それで補って全集としていますね。

同じ楽団で通したのはクーベリック/バイエルン放響と、シノポリ/フィルハーモニア管ですね。 私はこれらの中で、クーベリック版を持っていますが、70年前後の録音で今はもう、少し古くなっています。

全集は他レーベルで、テンシュテット指揮/ロンドン・フィル (EMI) とシャイイー指揮/コンセルトヘボウ管 (10番のみベルリン放響 DECCA) を保有しています。 最も録音が良くて演奏も気に入っているのがシャイイー盤です。

そのシャイイーでも、クーベリックでも、テンシュテットでもピンと来ないのが、この8番「千人」です。 マーラー存命中、初演で最大の評判を取った曲だそうですが、感動を感じることはまず ありません。

ギーレン指揮/フランクフルト歌劇場管・フランクフルト博物館管の CD (81年録音 SONY) も、同じでした。 だから、ブーレーズの「千人」にすぐに食指は動かないですね。 2枚もの新録を1枚ものと同じ価格で売り出しているのも、この曲の不人気を DG 社も分かっているんじゃないかな。
   
以上

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