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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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「ドン・ファン」二種

2012年09月05日 | ドイツ音楽も様々
2006年5月29日投稿分__

ドン・ファンは、モーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ Don Giovanni」と R. シュトラウスの交響詩「ドン・ファン Don Juan」の題材となっています。
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ドン・ファンは、17世紀スペインの伝説上の放蕩児のことで、プレイボーイの代名詞として使われる。 元になった伝説は__プレイボーイの貴族ドン・ファンが、貴族の娘を誘惑し、その父親ドン・フェルナンドを殺した。 その後、墓場でドン・フェルナンドの石像の側を通りかかったとき、彼の幽霊に出会い 戯れに宴会に招待したところ、本当に石像が現れ 大混乱になったところで、石像に地獄に引き込まれる__という簡単なもの (Wikipedia)。
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これを元にダ・ポンテが台本を書き、モーツァルトが31才の時に作曲しました。 ダ・ポンテ三部作の一つで、他の二つは「フィガロの結婚 Le Nozze di Figaro」と「コジ・ファン・トゥッテ Cosi fan tutte」。 シュトラウス24才の作品「ドン・ファン」も、最後は悲劇的な調子で終わり、上記の伝説をなぞっていますね。 

「ドン・ジョヴァンニ」はあまりまだ聴き込んでないので、詳しい紹介は控えたいと思います。 モーツァルト振りで有名なカール・ベーム Karl Boehm は、DG に二種類の録音を残しました。 ディースカウ (68年)、ミルンズ (77年ライヴ) がタイトルロールを歌っているものです。 ディースカウは録音でプレイボーイの役柄に挑戦したのでしょうが、彼にはイメージが合わなかったのかも知れません (未聴です)。 どこまで声で演技しているか、いずれ聞いてみたいと思います。

「ドン・ファン」は20分弱の曲ですから、始終耳にします。 冒頭から早足で3オクターブ半も駆け上がる胸がすく曲は、誰が振ってもどの楽団が演奏しても、期待通りの満足が得られます。 私が聞いて印象深かったのは、70年代に日比谷公会堂で、W. サヴァリッシュ指揮 NHK 響による演奏でした。「うっへー こんな素晴しい曲をシュトラウスは弱冠24才で書いたのか」と、ほぼ同じ年の自分と比べて 大いに感銘したものです。     

以上

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