
2006年7月24日投稿分__
今年始めから 体調を崩して休養していた小沢征爾が、名古屋で マーラー交響曲第二番「復活」を指揮して 楽団に復帰しました。
報道を読むと、昨年年末に 体力が衰えて帯状疱疹を発病、医者から数ヶ月の休養を勧められたとのことです。 私の妻も交通事故で入院の後 帯状疱疹を発病した経験があります。 ウィーン国立歌劇場には07年4月に復帰するとのこと、今度は不人気曲目 (例えば「ジョニーは演奏する」など) を選ばないで、やはり人気曲を指揮してほしいものですね。
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クラシック音楽の世界は、人気曲、不人気曲はほぼ固定しています。 コンサートは ベートーヴェン/ブラームス/モーツァルト/マーラー/ブルックナー、オペラは ヴェルディ/プッチーニ/ロッシーニ/モーツァルト/ワーグナー/R・シュトラウス など … 間違っても 例えばシューベルトのオペラやクシェネクの「ジョニーは演奏する」(小沢が2002年に振って失敗した) などは避けて欲しいですね。 クシェネクなんて全然聞いたこともないですし、聞く気にもなりません。 シューベルトは小曲に秀でた作曲家で、大曲は苦手だった人です。
あの交響曲7番「グレート」を聞くと「天国的な長さ」に少々ウンザリしますからね。 シューベルトのオペラ「フィエラブラス」をアバドが録音していますが …。 あっと 小沢はこのオペラを振ったことはありません、たとえ話ですので。
もう巨匠になったら、現代ものに挑戦しなくても __ カラヤンがオルフの新曲を録音していましたが、評価はどうなのでしょうか … 全く評判になりませんでしたね。 逆に 巨匠でないと世間が目を向けないという側面もあるので、全面的に現代ものを否定している訳ではありません。 難しいですね。
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70歳ですからね、日本 いや世界のホープ 小沢征爾も。 岩城宏之も先日亡くなって、双璧の小沢もいつまでも昔のようなエネルギッシュな指揮も 体調と年齢を考慮してセーヴするとか回数を減らすとか、もっと慎重に考えて続けてもらいたいものです。 いつまでも若くはないのです … 誰しも、いや ホントに。
今日はここまでです。