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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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”引き潮” の定盤は?

2025年08月27日 | 1曲だけで大注目
YouTube から『LP レコードで ”引き潮” 5種の演奏で聴き比べ - "Ebb Tide" - 5 Types of playing - VINYL (https://www.youtube.com/watch?v=i8IXOCO-0eM&list=RDi8IXOCO-0eM&start_radio=1) パーシー・フェイス (0:00)』~ ポール・モーリア (3:07) フランク・チャックスフィールド (5:37) ロバート・マックスウェル (8:37) マントヴァーニ (11:15)。 右はハープ独奏版 (https://www.youtube.com/shorts/xdzqrDxHkfU)。 屋外演奏のようですが …
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70年以上も前から有名なポップス曲 ”引き潮” 5種の演奏を YouTube で連続して聴いてみて、最も気に入ったのは定番演奏のチャックスフィールドでした。 女声コーラスもある 作曲者のマックスウェル盤も聴きましたが、それよりも編曲が上手いのか 最も大衆に聴かれているチャックスフィールドが最高に楽しめましたね。
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冒頭左は5種の LP 再生を投稿したものからの画像です (再生 6.7万回)。 別にチャックスフィールド盤だけの投稿 (https://www.youtube.com/watch?v=ciH1DWGwayU&list=RDciH1DWGwayU&start_radio=1) もあり、こちらは再生 180万回を記録しています。

チャックスフィールド盤の編曲の何がいいのかというと、メイン・メロディをオーボエに吹かせていること、オーボエの後に フルートがトレモロのような効果的な伴奏で “波が押し寄せる様を表している” こと、ティンパニを使ってクライマックスを作っていること、曲の始めと終わりに “波の音と海猫の鳴き声” を被せて 海辺の雰囲気を醸し出していること などでしょう。 オーボエは郷愁を感じさせるメロディ作りにはもってこいです。

ハープ独奏版もなかなか 風情 (ふぜい) があっていいですよ。 でもこれは、映像と音声は別取りで、ミックスしたものでしょう。 音楽の屋外録音は使い物になりませんから、室内での録音です。 でも全く違和感なく楽しめます。

また 普通の人がいきなりハープを弾くと、手の皮膚がベロベロに剥げてしまうそうです。 だから ハーピストの手は職業柄 硬いんだとか。
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クラシックは定番のスコア版があるのでしょうが、ポピュラー盤の編曲は大事です。 多くは楽団の指揮者が編曲するのでしょうが、専門の編曲家が楽団に付いていたり、レコード会社に付いていて 録音する時に編曲するなど様々なようです。

そういうわけで パーシー・フェイス楽団の『夏の日の恋』は他の追随を許さないほど有名ですよね。 チャックスフィールドの『引き潮』も永遠ものでしょう。
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ロバート・マックスウェルは沿岸警備隊の一員だった頃に見た夕陽に映える青海原や潮騒の音が脳裏を去らず、このメロディをまとめ上げたのですが、チャックスフィールドはそうした曲想を生かしながら、波の音や海猫の鳴き声を効果的に配し、ゆったりとした大らかな編曲と演奏で大ヒットさせました (宮本啓/London 盤: Soft & Easy 解説から)
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「引き潮」(Ebb Tide) は、ポピュラー音楽のスタンダード・ナンバー。 1953年にアメリカ合衆国のハープ奏者のロバート・マックスウェルが作曲。 作詞家カール・シグマンが歌詞を後からつけた。 歌曲としてもスタンダード化しているが、インストゥルメンタルでのムード音楽定番曲として広く知られる。

最もよく知られている録音バージョンはフランク・チャックスフィールド・オーケストラ (1953)、ヴィック・ダモーン (1953)、ロイ・ハミルトン (1954)、フランク・シナトラ (1958)、プラターズ (1960)、レニー・ウェルチ (1964) とライチャス・ブラザーズ (1965)。

1953年に フランク・チャックスフィールド・オーケストラ盤が、全米の週間ヒットチャートに於いて、最高位2位、年間のそれに於いては、第12位という大ヒットを記録した。 作曲者であるロバート・マックスウェル自身も、米 MGM や米デッカに、録音を残している (Wikipedia)。
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今日はここまでです。

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