
写真は、三洋電機岐阜事業所内のソーラーアーク。
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日本の電機大手8社のうち3社が赤字 (パナソニック 7500億円/シャープ 5400億円/富士通 700億円)__2013年3月期の連結業績の見通し。 この中で 特に赤字の規模が大きいのがパナソニックだ。 そして 2008年に子会社化した三洋電機は "事実上 解体" される。 ピーク売上 2兆円、従業員 10万人 だった大会社が、半世紀の歴史に幕を閉じる。
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ウィキペディアから__三洋電機株式会社は2004年に発生した新潟県中越地震によって、子会社の新潟三洋電子の半導体製造工場が被災、地震保険に未加入であったことから 500億円 を超える損害が … ※追加1へ
「M&Aの深層:パナソニックと三洋電機をつなぐ “血縁”」(2008年11月5日 日下淳/NetIB News) _ ※追加2へ
「M&Aの深層:パナソニックと三洋電機をつなぐ “血縁”」(2008年11月5日 日下淳/NetIB News) _ ※追加2へ
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記事2では 三洋電機凋落の原因は、世襲経営にあるとしている。 それに対し 世襲経営の失敗を自覚した松下幸之助は、晩年 世襲を断ち切ることに執念を燃やし、(松下家出身ではない) 歴代社長が松下家への大政奉還を身をもって阻止した松下電器は世襲経営を封印したとある。
だが 7000億円 を越える最終赤字を2年連続で計上するパナソニックも順風満帆どころか、燃え上がる海面上を進む “火だるまの帆船” のようにも見える。 もう1つの電機の代表 ソニーが黒字転換したといっても、「金融事業の伸びに加え 土地や有価証券の売却益を計上して最終損益が5期ぶりに黒字に転換」(5月15日 日経) したのであって、本業での電機事業が好調だったのではないから、電機事業はパナソニックと同様 “燃える海面上を進む帆船” というイメージは同じだ。
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これら日本の電機大手に対し、韓国サムスン電子はこの1~3月期 売上が前年同期比 17% 増の 52兆ウォン、純利は同 42% 増の 7兆ウォン という好調さを維持し続けている。 もっとも 韓国の他の電機産業も好調かというと、もう1つの雄 LG 電子は、1~3月期 13% の減益となり、他の産業もウォン高が原因で苦戦、”サムスン1強” の様相だ。 このままだと 韓国の GDP 100兆円 のうち、ざっと2割がサムスン電子ということになりそうだ。
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1980年代の日本の電機産業は向かう所 敵無しの強さで、世界中の電機産業の地図を塗り替える勢いだった。 今 同じ情景が繰り返されているが、それはサムスン電子1社に集中している。 実はこのサムスンも、世襲経営で有名な同族会社だ。 しかし三洋電機のような弱点は見当たらない。 国情の違いもあるから、”世襲経営=悪、非世襲経営=良” という構図はあてはまらない。 強烈な個性を持った経営者が牽引する会社が、様々な困難・逆境に打ち勝って好調さを持続するのは世界共通だが、その経営者がいなくなったとき またも後継者に恵まれるとは限らない。
以上
※追加1_ 500億円 を超える損害が、ほぼそのまま損失として計上されたほか、デジタルカメラの単価下落などの煽りを受けて、04年度は大幅な減収減益となった (2005年3月決算は 1715億円 の当期赤字)。
このため 05年6月には創業以来 長らく続けてきた井植一族による同族経営の殻を破り、外部からジャーナリストの野中ともよを社外取締役として招聘した。 野中はその後会長・最高経営責任者 (CEO) に就任する。 しかし 06年2月に野中は CEO 兼務を解かれる。
05年 再建に向けての重要課題とされてきた金融子会社の三洋電機クレジットについて、米投資銀行のゴールドマン・サックスに譲渡すると発表、株式譲渡と第三者割当増資によりゴールドマン・サックスが三洋に代わって筆頭株主となった。
07年 3期連続の赤字決算の責任と会計問題を処理する過程で、野中が社外取締役を辞し会社を去る。 さらに 創業者・井植歳男の孫である井植敏雅が社長を辞し、代わって 生え抜きの佐野精一郎執行役員総務人事本部長が社長に就任、これにより、創業家が経営の一線から退いた。
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※追加2へ_ 抜粋 _
そもそも松下電器と三洋電機は歴史的なつながりが深い。 三洋電機の創業者、故・井植歳男は、「経営の神様」とあがめられた松下電器の創業者、故・松下幸之助の義弟で、松下電器の専務を務めていたことは広く知られている。
戦前、松下電器を経営していたのは歳男。 敗戦が両者の仲を引き裂いたのは確かだ。 パナソニックとサンヨーの違いは何か。 一言でいうなら、松下は歴代社長が松下家への大政奉還を身をもって阻止したのに対して、三洋は井植家が世襲経営を続けてきたことに尽きる。 三洋電機では井植3兄弟が順番に社長になった。
2007年 経営が悪化した三洋電機の世襲経営は終焉。 創業家3代目である社長・井植敏雅と、父親で社長・会長を約20年間務めた最高顧問の井植敏も退任した。 創業家の重しが取れた途端に噴出したのが「公私混同」批判であった。
2008年 パナソニックは三洋電機を子会社に組み入れる。
以上