坊守のたわごと

日々の忙しさからちょっとのがれて本当の自分を見つめる時間を持ちたい!

四十九日法要を終えて

2011-09-07 21:40:23 | 松子
前坊守が7月25日亡くなり、あっという間に四十九日法要。
3月に膵臓の癌が見つかり亡くなるまでの5ヶ月間、予後不良の癌との戦い~
高齢のため大した治療もできず、ただ痛みを止めるお薬でしのぐ毎日、
どれだけのことができたのか、もっとしてあげられることはなかったのかと、悔やまれる毎日を過ごしておりました。
嫁いできて28年、何もわからない私に1からお手本を示してくれた前坊守でした。
ただ今本堂と書院の建築中でしたので、バタバタとした中での葬儀でしたがたくさんの方にお参りをしていただきました。

葬儀が終わりすぐに書院が完成いたしました。
完成を見届けることはできませんでしたが、最後の入院の朝、書院が一番よく見える踏切のところに車を止め、しばらく二人で眺めていました。
「立派な書院ね~」と言ってくれたのがとてもうれしく気づかれないよう涙をぬぐいました。
そんなことを今思い出していました。
長い間ご苦労様でした。
本当にありがとうございました。