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住宅除染、課題も洗い出し 南相馬で試験事業スタート

2012-01-18 12:38:16 | 未分類

住宅除染、課題も洗い出し 南相馬で試験事業スタート

 福島県南相馬市は16日、住宅や敷地の除染事業を試験的に始めた。2月からの本格実施に備え、技術の検証や問題点を洗い出すのが目的。今月末まで、同市原町区の特定避難勧奨地点17世帯で行う。
 作業は、市内の建設業者などで組織する市復興事業組合に委託。1世帯当たり3~4日間かけて、高圧洗浄機による屋根の洗浄や庭土の除去、庭木の剪定(せんてい)などを行う。市が汚染土の仮置き場をまだ設置していないことから、土などは当面、敷地内で保管する。
 初日に作業が行われたのは、同市原町区高倉の廃棄物処理業杉下博利さん(48)宅。作業員9人が防護服を着用し、ブラシで側溝の泥のかき出しなどを行った。
 杉下さんは、家族4人と鹿島区内の仮設住宅に避難している。「家や庭だけの除染で線量が下がるとは思えない。周辺の林なども除染し、安心して住める環境にしてほしい」と注文した。
 市が昨年11月に決めた計画によると、ことし2~3月から、住宅や事業所計46000棟などを対象に除染を行うことになっている。

河北新報社 2012年01月17日火曜日

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120117t65006.htm


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