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東電値上げは「丼勘定でバカ高いLNG購入のため」と専門家指摘

2013-03-20 23:21:36 | 未分類

東電値上げは「丼勘定でバカ高いLNG購入のため」と専門家指摘

http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n74336 より
ライター:yamajou1958さん(最終更新日時:2013/1/13)投稿日:2012/5/21

NEWS ポストセブン 5月21日(月)16時5分配信
からの引用というか、ご案内が大部分ですが。
まずは簡略に、ご紹介。
くわしくはポストセブンにアクセスしてください。
なぜ日本の電力が韓国などの何倍も高価なのかが、よくわかります。


日本は中東や東南アジアの産油国から調達し、価格も石油価格に連動するという不利な契約で、昨年は概ね18ドルで買っています。ざっと10倍の高値です。ただし、北米産を調達する場合、液化して専用船で運搬しなければならない。
 
 その液化コストが2.5~3ドル、輸送コストが3ドル、合わせて8ドル程度になる。しかしそれでも現在の半額以下です。現に、電気料金が日本より安い韓国は米国からそれに近い10ドル程度の価格で買っていると見られている

 2011年度の東電のLNG購入費は約1兆5295億円。それを半額で調達できると仮定すれば、7648億円が浮いた計算だ。値上げどころか、それだけで電気料金の値下げも可能になる。シェールガス産地のLNG輸出プロジェクトで操業しているものはまだないが、「2016年には供給開始できる」(商社社員)とされ、近い将来、調達価格が大幅に下がることが期待できる。

 ところが、値上げ申請資料では、東電は今後3年間のLNG価格を昨年よりさらに13%も高い価格で買うと試算している。バカ高い燃料を買い続ける東電の無能経営のツケを電気料金値上げで国民に回されてはたまらない。

 今からでも遅くはない。シェールガスはカナダなどでも開発が進んでおり、日本の三菱商事が北米最大級の埋蔵量を持つ鉱区の権益を獲得し、近く生産を開始する。東電が天然ガスの調達先を見直せば、当面は燃料コストが赤字でも、いずれ燃料費が大きく下がって値上げなしでもその分をカバーできるはずなのだ。

※BTU/英熱量。1ポンドの水の温度を華氏で1度上げるのに必要な熱量と定義される

さて・・・その後の東電の弁明によると・・・・・

あえて高価なLNGを購入しているのは、「硫黄分」の少ない良質なものを購入しているからとのことでした(大笑)

 


プレスリリース 2013年
米国キャメロンプロジェクトからの軽質LNG購入について
- 軽質LNG年間1,000万トン導入に向け、第一弾のプロジェクトに基本合意 -
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2013/1224585_5117.html

平成25年2月6日
東京電力株式会社

 当社は、米国キャメロンプロジェクトからの軽質LNG(注1)購入について、売主である三井物産株式会社(以下、「三井物産」)と協議を進めてまいりましたが、このたび、契約の主要条件について基本合意いたしました。また、同プロジェクトからの軽質LNG購入については、三菱商事株式会社(以下、「三菱商事」)とも基本合意に向けて最終的な協議を行っております。
 今後、最終的な売買契約書の締結に向けて三井物産および三菱商事と協議を進めてまいります。
 これにより当社は、2017年より合わせて年間約80万トン+オプション数量(協議中)の軽質LNGを約20年間にわたり受け入れる予定です。なお、価格指標には、当社のLNG長期契約としては初めて天然ガス連動価格(ヘンリーハブ連動価格(注2))が適用される見込みです。

 米国キャメロンプロジェクトは、センプラ・エナジー社の子会社であるキャメロンLNG社が米国ルイジアナ州で操業を計画中の軽質LNGプロジェクトです。
 三井物産および三菱商事は、キャメロンLNG社との間でシェールガス等の米国産天然ガスの液化加工(LNG生産)委託契約を協議中であり、当社と三井物産および三菱商事の間で最終的な売買契約が成立すれば、当社の軽質LNGの安定調達に大きく寄与するものと考えております。

 当社は、昨年11月に策定した「改革集中実施アクション・プラン」に掲げた、「調達数量の半分程度(最大1,000万t/年)までの米国産シェールガスなど軽質LNGの大幅な導入拡大に向けたアクションプランの策定」という方針を踏まえ、軽質LNGの導入に向けて、米国産LNGを含む複数の供給ソースを検討してまいりました。
 今回、キャメロンプロジェクトからの年間約80万トンに加えて、複数ソースから年間120万トン程度、合計で年間200万トン程度の軽質LNGを確保いたしましたが、これは軽質LNG1,000万トン導入に向けた第一歩であると考えております。

 また、軽質LNGの導入にあたっては、LNG基地の運用方法の見直しや設備の改修なども併せて進めることで、柔軟な受け入れを実現するとともに、供給ソースの多様化や経済的な調達にも繋げてまいります。

 当社は、今後も、電力の安定的かつ安価な供給に向けて、軽質LNGをはじめとする経済的な燃料の安定調達に努めてまいります。

以 上

(注1)軽質LNG:従来のLNGに比べて単位容積あたりの熱量の低いLNG。
(注2)ヘンリーハブ価格:米国ルイジアナ州にあるヘンリーハブ(ガス集積地)のスポット価格。米国の天然ガスの価格指標となっている。

 

別紙