中山道Ⅱ

2015-12-17 08:00:00 | 写真
馬篭宿と言えば、おそらく日本人の大多数が、島崎藤村を思い起こすでしょう。
多感な中学生の頃覚えた「夜明け前」の冒頭部は忘れえぬ郷愁であるかもしれません。

木曽路はすべて山の中である。
あるところは岨づたいに行く崖の道であり、
あるところは数十間の深さに臨む木曽川の岸であり、
あるところは山の尾をめぐる
谷の入口である。
一筋の街道はこの深い森林地帯を貫いていた。

であったと思います。
52年の空白は、字句に何らかの変更を与えた(忘れた、覚え間違い)かもしれません。
なにとぞ、ご容赦を。

これは、私の勉強の仕方というか覚え方なのですが、
一行目は、無条件に丸暗記(ここは絶対に間違えはない)
二行目は、岨(そば)という漢字
三行目は、臨むという漢字

というように覚えていった記憶があります。





厠の脇にあった紅葉