夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

西安留学生活完結篇・国民的天国…☆

2016年05月03日 | 西安留学生活
日本の歌手に対して中国人と日本人との間に温度差があるのは昨日述べたとおり。
日本のアイドルの認知度については、低いわけではないけど、キムタクが好きでもSMAPを知らなかったり、山下智久をかっこいいと言うけどNEWSを知らなかったり、でも嵐は知っていたりする。

わかりやすいのは、日本のアニメに対しての温度差。
「日本のこのアニメが好き!」と中国人に言われても、たいていそのアニメをあたしは知らないし、普段アニメをまったく見ない。
そして西安で出会った中高生、および大学生の子の大半があたしにアニメを話をする。
日本語学科の子に至っては、全員がアキバ系と言えるのでは。
中国に留学するには、中国の歴史を知っておいた方が良いけれど、日本人はそれ以上に日本のアニメを勉強するのが重要なのか。

有名どころならあたしでもまあついていける。
「名探偵コナン」「NARUTO]「ONE PEACE」「ちびまる子ちゃん」は中国でも有名。
もうひとつ前の世代なら、「ドラえもん」「一休さん」。
ここであたしが不思議に思うのが、中国人は「ちびまる子ちゃん」が好きなのに、どうして「サザエさん」を知らないのか、ということ。
「サザエさん」こそ日本の国民的アニメ。その「国民的」ゆえに、中国人には受け入れられないのか?それとも磯野家の家族構成が理解できないのか?

ひとつ、あたしが日本のアニメを挙げるとすれば、断然「タイムボカンシリーズ」。
あの時代にして、あのイマジネーション、あのデザイン。キャラクターの作り方は脱帽もの。
特に評価したいのは、やっぱり主題歌。
シリーズのどの曲もヒーローアニメとしてぴったりの曲調、わくわくさせられる歌声。
歌詞は……最高。
時には悪玉をテーマにして「悪いことするたびに人気が出ちゃう~」……なんて発想力!
そして「タイムボカンシリーズ」のほとんどの主題歌の作曲、作詞と歌までもを担当しているのが山本まさゆき氏!
この人は天才!天才だ!

こんな素晴らしい作品を昭和の中に埋もれさせるのはもったいない。
でもこのシュールな感覚、中国人には理解しがたいだろうなあ。