夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

お正月を写そう・憧れの圓山大飯店天国…☆

2018年01月09日 | 年末年始の台北
台湾中国語は発音に癖がある。あたしの中国語では一発で通じにくい。でも台北は日本語の通じる場所が多い。中国語で話しかけても、日本語で返されてしまう。
ところで、東京人だったあたしが関西弁圏内に移っても全く不便はないけれど、衝撃を受けた言葉がある。
あーさまと車で買い物に行って帰った時のこと。車から買った物を降ろしてアパート2階の部屋に運ばなくてはならない。僕が運ぶから先に上がってて、という意味だろうけど、「うえにおりんか」と言う。
上に下りんか?上に、下りる?
この「下りる」の用法がわからない。座るとか落ち着くとか、そういうこと?
戸惑うあたしを見てあーさまは言い直した。「上に、おって。」
「居て」→「おって」→「おりんか」かあ、なるほど。

あーさまにイントネーションを直される事も多い。特に地名。
「姫路」を「ひめじ↘」と発音すると怒られる。平らに「ひ→め→じ」らしい。
ある時なんかの流れで、あーさまがドラえもんのマネをした。
「ぼーくー↗ドラえもん」
いやいや、そこは「ぼーくー↘」でしょう。

さて、台北観光のノルマはクリア。お土産を行こう。

◎台湾土産と言えば?そう、PPCK。
 パイナップルケーキと言っても、ケーキとパイナップルを手に持って「あーっ!」とくっつけたやつではない。パイナップルジャムの入った厚めのクッキーだ。パイナップルケーキはスーパーでも買えるけど、スーパーのはパイナップルジャムでなく、パイナップル味の冬瓜が入っている。空港のは過剰包装で高い。時間があるから専門店に行こう。
 あたしがお気に入りの老舗店「李製餅家」は、紙を巻いただけの簡単包装で、その分安い。……あれ、1個18元?前来たときより値上がりしてる。



 九份のセブン向かい側で1個25元だったやつに比べると、結構小振りだなあ。



 で、昨日はじめて発見したんだけど、え?李製餅家のは、冬瓜も入ってるの?
 まあ、おいしくて安いからいいじゃない。

◎担仔麺も台湾名物
 お昼は「好記担仔麺」で。海老の味がするスープでおいしかった。麺にコシはない。







今夜のお宿は待望の圓山大飯店。新仕ホテルは朝チェックアウトして、荷物だけ預かってもらった。
お昼を食べた後新仕ホテルに戻り、荷物を受け取ってからあーさまをロビー兼食堂兼入口の席に座らせて、あたしは友達に頼まれていたシャンプーを買いに行った。
ホテルから南の方に10分歩いたところに「阿原(ユアンソープ)」という店がある。ここの商品は良いらしい。そういえばユアンソープって聞いたことがあるな。いやちがう、あれはイアンソープだ。
頼まれついでに自分のも買おう。いいお土産になりそう。石鹸ひとつで330元、1300円かあ、高いなあ。ゆっくり選んで数点買った。

ホテルに戻ると、あーさまはご立腹だった。
「関係ない人間がロビーに1時間居座って、居心地悪いわ!」
「えー?だってここに泊まってたんだから」
「もうチェックアウトしてるんやで?常連みたいなおっさんも座ってるし。1時間居てみいや」
「あたし全然いられるけど」
「感覚がおかしいわ!」

はあ?
ねえ、皆さん、あたしの感覚はそんなにおかしいですか?
これ以上歩かせるのは可哀相だから気遣いのつもりだったのに。3日間も泊まっていたホテルのロビーでチェックアウトした後に1時間休ませてもらうことが、そんなにおかしいですか?そこまであたしの人格を否定しますか?

◎映えー圓山大飯店
 そこからタクシーで圓山へ。せっかくの圓山大飯店、あたしはムカムカを押し殺した。
そしてチェックインするまではまだ半信半疑だった。JTB様はあの安さでちゃんと希望通りの部屋を押さえてくれたのか?



 果たして、うっひょー!期待以上の良いお部屋!



 朱色の柱越しに眺める台北、これを絶景というのではないか。
 「映えー(ばえー:インスタ映えする)」









すっかり気分を良くして、あたしたちは別館にあるカフェに向かった。
カフェラテとカプチーノと、いちごのワッフルを頼むことに。「注文しといて」とあーさまに託され、レジカウンターへ。

「ラテと」これは中国語で言った。「カプチーノと」慣れていない発音なので、日本語風にカタカナで「カプチーノ」と言った。「あ?」と聞き返された。漢字の読みを思い出し注意深く中国語で発音しようとした時、あーさまがすかさず横から「カプチーノ」と中国語で言った。それどころか「あと、いちごのワッフル」と、最後まで注文。あーさまの中国語は通じた。

これがあたしの逆鱗に触れた。語学をやらない人にはあたしの気持ちわからないだろうなあ。あーさまは注文を任せておきながら、あたしがレジで通じないと、言い直す間を与えずに口を挟んできて、ワッフルまで注文しやがった。「どうだ、ぼくの中国語の方が通じるやろ」と言わんばかりに。あたしに託したんだから、最後まで注文させろよ!結局あーさまは、バカにしてんだ、あたしを。
 こればかりは本当に嫌な気分になって、それでもせっかくの圓山大飯店でワッフルと思い、感情は出さなかった。すると表情までなくしていたようだ。



「どうしたの?」「疲れたの?」「いいホテルだねえ」
あーさまはあたしの機嫌が悪いのを察知して、わざと明るい口調で話しかけてくる。あたしはカプチーノを啜りながら、頭の中で旅行気分を損なわないちょうどいい程度の罵り方を考える。
部屋に戻り、タイミングを見計らって、あーさまに言いたいことを言った。
あーさまは俯いて「ごめんね……ごめんね……」と謝った。これが旅行中でなければ泣かしていたと思う。

部屋から眺める夕焼けは格別にきれいだった。松山空港が近く、飛行機が夕陽の前を横切る姿、なんでカメラに納めなかったのだろう。惜しいことをした。



◎圓山大飯店はコンビニがない。
 部屋の冷蔵庫には有料のドリンクが入っているけど、なにか欲しい時にすぐ買いに行けない。ホテル内にレストランがあるけど、周りにはなんにもない。こんなに立派なのに宿泊費がバカ高くないのは、ロケーションの不便さにあるのだと思う。
 ホテルからは「圓山駅」と士林夜市のある「剣潭駅」まで無料バスが出ている。夕食は士林ん夜市で食べた。

台湾のタコ焼きはタコがまるごと入っている





果物屋台で釈迦頭を買おうとしたら、おばはんがカットされた釈迦頭を袋に大量に詰め込み、「300元ね」と言ってきた。1200円!そんなにいらねーよ!
「半分でいいよ」「じゃあ、これ、200元」「いらないいらない」
結局150元分買わされた。ちょっとつまみたかっただけなのに600円も取られて、部屋に戻ってからもイライラ。
「正月なんだから、600円くらい出しちゃるわ」とあーさま。そうね。600円程度で圓山気分を台なしにするのはもったいない。
だって、夜景もこんなに素晴らしいんだもの。



明け方も幻想的で。





こんなかんじで、2人の台北旅行は終了。





1日目 移動

2日目 故宮博物院
    忠烈祠
    <大衆食堂>
    中正紀念堂
    本屋巡りとカフェ
    龍山寺
    夜市

3日目 台北市立図書館北投分館
    <鼎泰豊>と永康街
    迪化街
    九份
    <欣葉>

4日目 台北101
    ショッピング(パイナップルケーキ)
    <好記担仔麺>
    ショッピング(ユアンソープ)
    圓山大飯店
    士林夜市

5日目 移動(帰国)

正月休みでもこれだけ回れる!(大概の人は本にまつわるイベントを省いてよし)
次の年末年始、「これ読んで台湾行きたくなりました!」「参考になりました!」とか言う人現れないかな。現れないだろうな。

帰りの飛行機で、日本に入った頃なんか気になる山を発見。



桜島かな?桜島でした。

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