夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

お正月を写そう・憧れの圓山大飯店天国…☆

2018年01月09日 | 年末年始の台北
台湾中国語は発音に癖がある。あたしの中国語では一発で通じにくい。でも台北は日本語の通じる場所が多い。中国語で話しかけても、日本語で返されてしまう。
ところで、東京人だったあたしが関西弁圏内に移っても全く不便はないけれど、衝撃を受けた言葉がある。
あーさまと車で買い物に行って帰った時のこと。車から買った物を降ろしてアパート2階の部屋に運ばなくてはならない。僕が運ぶから先に上がってて、という意味だろうけど、「うえにおりんか」と言う。
上に下りんか?上に、下りる?
この「下りる」の用法がわからない。座るとか落ち着くとか、そういうこと?
戸惑うあたしを見てあーさまは言い直した。「上に、おって。」
「居て」→「おって」→「おりんか」かあ、なるほど。

あーさまにイントネーションを直される事も多い。特に地名。
「姫路」を「ひめじ↘」と発音すると怒られる。平らに「ひ→め→じ」らしい。
ある時なんかの流れで、あーさまがドラえもんのマネをした。
「ぼーくー↗ドラえもん」
いやいや、そこは「ぼーくー↘」でしょう。

さて、台北観光のノルマはクリア。お土産を行こう。

◎台湾土産と言えば?そう、PPCK。
 パイナップルケーキと言っても、ケーキとパイナップルを手に持って「あーっ!」とくっつけたやつではない。パイナップルジャムの入った厚めのクッキーだ。パイナップルケーキはスーパーでも買えるけど、スーパーのはパイナップルジャムでなく、パイナップル味の冬瓜が入っている。空港のは過剰包装で高い。時間があるから専門店に行こう。
 あたしがお気に入りの老舗店「李製餅家」は、紙を巻いただけの簡単包装で、その分安い。……あれ、1個18元?前来たときより値上がりしてる。



 九份のセブン向かい側で1個25元だったやつに比べると、結構小振りだなあ。



 で、昨日はじめて発見したんだけど、え?李製餅家のは、冬瓜も入ってるの?
 まあ、おいしくて安いからいいじゃない。

◎担仔麺も台湾名物
 お昼は「好記担仔麺」で。海老の味がするスープでおいしかった。麺にコシはない。







今夜のお宿は待望の圓山大飯店。新仕ホテルは朝チェックアウトして、荷物だけ預かってもらった。
お昼を食べた後新仕ホテルに戻り、荷物を受け取ってからあーさまをロビー兼食堂兼入口の席に座らせて、あたしは友達に頼まれていたシャンプーを買いに行った。
ホテルから南の方に10分歩いたところに「阿原(ユアンソープ)」という店がある。ここの商品は良いらしい。そういえばユアンソープって聞いたことがあるな。いやちがう、あれはイアンソープだ。
頼まれついでに自分のも買おう。いいお土産になりそう。石鹸ひとつで330元、1300円かあ、高いなあ。ゆっくり選んで数点買った。

ホテルに戻ると、あーさまはご立腹だった。
「関係ない人間がロビーに1時間居座って、居心地悪いわ!」
「えー?だってここに泊まってたんだから」
「もうチェックアウトしてるんやで?常連みたいなおっさんも座ってるし。1時間居てみいや」
「あたし全然いられるけど」
「感覚がおかしいわ!」

はあ?
ねえ、皆さん、あたしの感覚はそんなにおかしいですか?
これ以上歩かせるのは可哀相だから気遣いのつもりだったのに。3日間も泊まっていたホテルのロビーでチェックアウトした後に1時間休ませてもらうことが、そんなにおかしいですか?そこまであたしの人格を否定しますか?

◎映えー圓山大飯店
 そこからタクシーで圓山へ。せっかくの圓山大飯店、あたしはムカムカを押し殺した。
そしてチェックインするまではまだ半信半疑だった。JTB様はあの安さでちゃんと希望通りの部屋を押さえてくれたのか?



 果たして、うっひょー!期待以上の良いお部屋!



 朱色の柱越しに眺める台北、これを絶景というのではないか。
 「映えー(ばえー:インスタ映えする)」









すっかり気分を良くして、あたしたちは別館にあるカフェに向かった。
カフェラテとカプチーノと、いちごのワッフルを頼むことに。「注文しといて」とあーさまに託され、レジカウンターへ。

「ラテと」これは中国語で言った。「カプチーノと」慣れていない発音なので、日本語風にカタカナで「カプチーノ」と言った。「あ?」と聞き返された。漢字の読みを思い出し注意深く中国語で発音しようとした時、あーさまがすかさず横から「カプチーノ」と中国語で言った。それどころか「あと、いちごのワッフル」と、最後まで注文。あーさまの中国語は通じた。

これがあたしの逆鱗に触れた。語学をやらない人にはあたしの気持ちわからないだろうなあ。あーさまは注文を任せておきながら、あたしがレジで通じないと、言い直す間を与えずに口を挟んできて、ワッフルまで注文しやがった。「どうだ、ぼくの中国語の方が通じるやろ」と言わんばかりに。あたしに託したんだから、最後まで注文させろよ!結局あーさまは、バカにしてんだ、あたしを。
 こればかりは本当に嫌な気分になって、それでもせっかくの圓山大飯店でワッフルと思い、感情は出さなかった。すると表情までなくしていたようだ。



「どうしたの?」「疲れたの?」「いいホテルだねえ」
あーさまはあたしの機嫌が悪いのを察知して、わざと明るい口調で話しかけてくる。あたしはカプチーノを啜りながら、頭の中で旅行気分を損なわないちょうどいい程度の罵り方を考える。
部屋に戻り、タイミングを見計らって、あーさまに言いたいことを言った。
あーさまは俯いて「ごめんね……ごめんね……」と謝った。これが旅行中でなければ泣かしていたと思う。

部屋から眺める夕焼けは格別にきれいだった。松山空港が近く、飛行機が夕陽の前を横切る姿、なんでカメラに納めなかったのだろう。惜しいことをした。



◎圓山大飯店はコンビニがない。
 部屋の冷蔵庫には有料のドリンクが入っているけど、なにか欲しい時にすぐ買いに行けない。ホテル内にレストランがあるけど、周りにはなんにもない。こんなに立派なのに宿泊費がバカ高くないのは、ロケーションの不便さにあるのだと思う。
 ホテルからは「圓山駅」と士林夜市のある「剣潭駅」まで無料バスが出ている。夕食は士林ん夜市で食べた。

台湾のタコ焼きはタコがまるごと入っている





果物屋台で釈迦頭を買おうとしたら、おばはんがカットされた釈迦頭を袋に大量に詰め込み、「300元ね」と言ってきた。1200円!そんなにいらねーよ!
「半分でいいよ」「じゃあ、これ、200元」「いらないいらない」
結局150元分買わされた。ちょっとつまみたかっただけなのに600円も取られて、部屋に戻ってからもイライラ。
「正月なんだから、600円くらい出しちゃるわ」とあーさま。そうね。600円程度で圓山気分を台なしにするのはもったいない。
だって、夜景もこんなに素晴らしいんだもの。



明け方も幻想的で。





こんなかんじで、2人の台北旅行は終了。





1日目 移動

2日目 故宮博物院
    忠烈祠
    <大衆食堂>
    中正紀念堂
    本屋巡りとカフェ
    龍山寺
    夜市

3日目 台北市立図書館北投分館
    <鼎泰豊>と永康街
    迪化街
    九份
    <欣葉>

4日目 台北101
    ショッピング(パイナップルケーキ)
    <好記担仔麺>
    ショッピング(ユアンソープ)
    圓山大飯店
    士林夜市

5日目 移動(帰国)

正月休みでもこれだけ回れる!(大概の人は本にまつわるイベントを省いてよし)
次の年末年始、「これ読んで台湾行きたくなりました!」「参考になりました!」とか言う人現れないかな。現れないだろうな。

帰りの飛行機で、日本に入った頃なんか気になる山を発見。



桜島かな?桜島でした。

お正月を写そう・映えと煙は台北101が好き天国…☆

2018年01月08日 | 年末年始の台北
ここまで観光スポット巡りが順調に進み、元旦は余裕ができた。
台湾って、こんなにいい国だったっけ?街がきれいで人もいいし料理もおいしい。こんなに穏やかな気持ちで旅できるところだったか?こういう風に思えたのは、そうか、今回はパッケージツアーに参加していないからだ。商魂たくましいツアーガイドや店員に出会わずに済むってだけで、旅行中の気分がこんなに違うのか。

1月1日、明けましておめでとうございます。
残す観光スポットは台北101。これも天気が悪ければやめよう。街中から見てもし101の上方が見えたら、つまり展望階から街が見渡せるということ。前日九份に向かう時には真っ白で見えなかった。朝確認したかったけれど、ホテルの方からは位置的に101が見えなかった。これから晴れそうだから、とにかく行ってみよう。

◎101展望台のオープンがわけわからない。
 ロマンティックな夕暮れ時に行きたかったけれど、やっぱり混雑が嫌なので、オープン前に並ぶことにした。このオープンの仕方がわっけわからなくて、一応書くけど、読んでもわからないかも。

 赤の淡水信義線「象山」行きに乗り「台北101/世貿駅」で下車、オープン前の8時40分にはMRT直通の入口が開いていたので101ビルに入ってみた。「観景台」の案内に沿って進むと、一階から上のエスカレーターが閉まっていて行けない。展望台のチケット売り場は5階にある。ビルの中からガラス戸の入口の外を見ると、10人くらいが並んでいる。表に回ってその列に並んだ方が良さそうだ。

 来た道を戻り表からその列の後ろにつく。「展望台の列ですか?」前の人が明らかに日本人だったので聞いてみた。「はい、でも、オープンが11時って書いてあるんですよ。」
 え?オープンは9時のはず。ガラス戸の表示を見ると、確かに11時と書かれている。Wi-Fiが使えたのであーさまがネットで調べてみたけど、やっぱり9時オープン。
 9時が近づくと黒いスーツを来た男性が入口を開ける準備をしている。やがて団体客がやってきた。団体を率いるガイドが中国語で黒スーツの男性に聞く。「チケットもう買ってあるけど、まだ入れないのか?」男性は「9時まで待て」と言う。

 9時になった。入口は開くのか?黒スーツの男性は正面でなく、横の小さい扉を開け、後ろに並ぶツアー団体に手招きをした。団体優先か!なんだずるいや!
 そしてわけのわからないのは、ここから。その男性は団体客を一通り中に入れた後、先に並んでいるあたし達を無視して、正面入口を開けなかったのだ。

 残された客(主に日本人)はざわついた。うちらは、どうすればいいの?なんなんだ!
 小さい方のドアは団体客が通って開けられたままなので、とにかく中に入った。入ってはみたが、エスカレーターは閉じられたまま。前に入った団体客が横のエレベーターに入って行くのを見つけ、ある人はそのあとに付いた。あたしたちは階段を上った。4階まで上がると団体客がエレベーターを下りるのが見えたので、フロアに出てみた。奥には長いエスカレーターがあった。

 入口開けてくれなかったのに、入っていっていいのか?という疑問もあったけど、エスカレーターを上ってみた。その先のチケット売り場は、ふっつーに営業していた。
 結局団体客の後ろに並び、15分並んだ。団体客より先に並んでいたのに、なんて不公平!なんて不親切!ここは、中国か!

 とにかく展望台には上れた。ここまでの観光が順調過ぎたから、最後にこういうのがないと帳面が合わないのかもしれない。民度の高い国家だから、大陸的要素もないと採算が合わないのかもしれない。あたしが台湾を買い被っちゃっただけかしら?
 あーさまはといえば、飲みたいと言っていたタピオカミルクティーを買って、台北の街を一望しながら、さぞご満悦かと思えば、表情がない。疲れがたまっているのだろうけど、せっかく連れてきたのに手応えないなあ。



この時の天気は曇りがち。まあまあいい景色。



風が強くないとかだったら、屋外展望台に上がれるらしい。この日は上がれた。


大晦日は九份で・ノスタルジックフォトジェニック九份天国……☆

2018年01月07日 | 年末年始の台北
なんだあ、「份」の字ちゃんと出るわ。
台北はそこらでWi-Fiが使えるので助かる。地下鉄内やホテル、カフェ、至るところで「Free Wi-Fi」マークが目に入る。小さなショップで「Wi-Fiある?」と聞いたら「私のを貸してあげる」と言ってあたしのスマホに番号を入れてくれた。西安にいた時もWi-Fiポイントは結構あった。Wi-Fiに関しては日本は立ち遅れていると思う。

台北現地でスマホを使って通話している人もいた。短期間使えるSIMカードを空港で買ったり、モバイルルーターを借りたりしているんでしょうね。
旅行中の人たち同士、ツイッターで呼びかけて情報交換しているかもしれない。「鼎泰豊、3時間待ちなう」とか。そしたら便利だなあ。

「小籠包なう」に使っていいよ。



さあ、台北一の名物を食べたところで、次行こう。

◎乾物は迪化街で
 申し込んでおいた九份のツアーバスが2時半。あと2時間もあるので、東門駅から今度は黄色の中和新蘆線で「大橋頭駅」に行き、そこから徒歩5分の迪化街へ。
 ドライマンゴー、ドライイチジク、ドライトマト、からすみを購入。

時間が余ったので一度新仕ホテルに徒歩で戻る。
ツアーの集合場所である「温莎堡民生館」は、ホテルを東に5分歩いた向かい側にある。いちいちこのホテルは便利だ。

◎期待を裏切らないJTB
 予約の時点で集合場所は3地点の中から選べる。1台のバスが3ヶ所廻って、それぞれでピックアップしてから向かうのかと思ったら、この一カ所だけでバスは満席。大人気じゃん、早めに予約しておいて良かった。
 でもまだ半信半疑だった。年末の渋滞を理由に、九份の3時間の予定滞在時間を削られてしまうかもしれない。大丈夫。この心配は無用だった。普段は40分で着くところを1時間かかったけれど、きっかり3時間、滞在時間が与えられた。
 「ツアー後のレストラン予約など、なにかご用があればお申しつけください。」素晴らしいサービス!夕ごはんを予約したかったけど時間が読めない。ガイドさんが予約してくれたらベストじゃない。台湾料理の名店「欣葉」をお願いした。

 ただ、九份への道中ガイドさんはこう言った。「今日は年末なので、最寄りの駐車場がいっぱいです。九份から少し離れた駐車場で降りて、路線バスにひと駅乗ってもらうことになります。」ええー!座席がざわついた。
 あとから思えば、これは作戦だったのかもしれない。まずは離れた方の駐車場に立ち寄った。確かに、離れた方の駐車場でさえツアーバスでいっぱい。だけど結局「最寄りの駐車場に友達がいます。確認したら空いているとのことなので、そちらに行きます。」
 「さすがJTB!」誰もが思ったろう。そして最寄りの駐車場に。んー?結構空いているように見えるけどなあ。いいや、他の会社なら平気で路線バスに乗せられるでしょう。とにかくJTBで良かった。

「千と千尋の神隠し」のモデルとされる九份。駐車場の近くにはこんなトンネルも。映画のはじめに出てくるトンネルのモデルではないかと言われているそうで。うん、確かに。



◎猿でも撮れるインスタ映え写真
 前回紹介したように、九份は台北市内と違って肌寒く、この日は小雨が降り風も強かった。駐車場の向かいの売店でレインコート(50元/200円)を買うと防雨・防風・防寒になって実にナイスだった。九份の道は狭いので、傘はかえって邪魔になる。
 予約サイトの説明通り、暮れていく九份を味わえるマジックアワーライナー。ホントに期待を裏切らないなあ。
 九份のシンボルとも言える赤ちょうちん。どんな人でもシャッターさえ押せれば、この通り。簡単にフォトジェニックな写真が撮れる。







◎定番は「あめおちゃ」
 「悲情城市」という日本人が全く知らない台湾映画の舞台となった茶屋「阿妹茶樓あめおちゃ」。「千と千尋の神隠し」のお湯屋のモデルになったとか、ジブリが否定してるとか。とにかく九份まで来たらここは見たい。 



 前回来たときは空いていて、海の見える席でゆっくりコーヒーを飲んだ。なにせ大晦日、こうはいかない。並ばずに入れたけれど、上の階に案内され、外は見えない。席に着くなり「お茶セット、ひとり300元、いいですか?」メニューを選ぶ手間さえ省いてくれる。





 お茶のいれ方はスタッフが教えてくれる。ここで注意。烏龍茶のカフェインを侮ってはいけない。出されたお茶をもったいないからと使い切ると、そのあと軽く気持ちが悪くなり、夜は眠れなくなる。


◎さすがに九份は人だらけ
 昔行った明治神宮の初詣を思い出した。スリも多いらしいので注意。

展望台を奥に行った方に古本屋を見つけ、あーさまは30分堪能した。何も買わなかったけどご満悦のようす。よかったよかった。

◎欣葉は超混み
 九份の雰囲気を楽しんで、バスに向かう。駐車場に戻るための階段が大渋滞で、早めに戻ったものの、ツアー客の中には時間通りに戻れない人も多いのでは。バスに乗り込んで驚いた。10分前にも関わらず、ほとんどの人がすでに戻っている。「日本人すげー」とあーさま。
 「予約、取れましたよ」「わあ、ありがとうございます!」バスは台北に戻り、再び温莎堡民生館へ。バスを降り、歩いて名店「欣葉」を目指す。
 8時の予約前に店に着くとロビーには人が溢れていた。直前の予約だったからか30分待たされた。

からすみのおつまみみたいなやつ



牛肉のXO醤炒め



主菜にビーフン 美味しかった



パイナップルと海老のマヨネーズ炒め
料理に入ったパイナップルの今まで食べた中で1番美味しかった



極限のモチモチ杏仁豆腐
このモチモチ触感を「サロンパスの粘着部分みたい」と言い得て妙な表現をしたアイツは、今頃どうしているのやら。 



◎大晦日といえば
 ホテルに帰りテレビをつけると、紅白がリアルタイムで放送されていた。

大晦日に小籠包を・蒸籠で蒸された熱い想い天国…☆

2018年01月06日 | 年末年始の台北
「着ている服の色がどぎつくない!」
「道にごみが落ちてない!」
「列にちゃんと並ぶ!」
あーさまは台北の街中を歩きながら、どこかの国とつい比較してしまう。

台北は5年ぶりだったけど、街がずいぶん日本化したように思える。コンビニなんか見た目日本のと同じで、もし台湾のコンビニを日本の空地に置いてみたら、最後まで気付かない客も少なくないはず。

そうだ、前回の記事内容の訂正とお詫びを。
龍山寺として紹介した写真の1枚目、龍山寺ではなく、歩いている時たまたま見つけた廟でした。(台湾省城隍廟というとこらしい)真不好意思~。

これが龍山寺。



それから、出発前に気になった疑問と答えをもうひとつ。

◎年末年始の営業は?
 台湾は旧正月のためか、主な観光施設は通常営業。ただし春節前後のことはわからない。

そして、観光2日目。

◎興味と時間があったら図書館へ行こう。
 本が大好きなあーさまが喜ぶかと、北投図書館へ。本当は翌日に組み込みたかったけれど、ここは元旦が休館日だった。赤の淡水信義線「北投駅」で何やら浮かれた新北投線に乗り換えひと駅、「新北投駅」から東へ徒歩5分。
 「世界で最も美しい図書館」のベスト20に入ったという、低俗なあたしにはその評価がわからない「台北市立図書館北投分館」。木の温もりがあって良い雰囲気。





あーさまはさぞ喜ばれたのでは?
入って5分で「満足した」とおっしゃる。前日の疲れがもろに来ている表情。満足したのなら、もういいや。

◎新北投駅周辺には
 付近を散歩中、日本の有名な「加賀屋ホテル」の台北店があった。公園の方には立ち寄り温泉があり、水着の貸し出しをしているから気軽に行けるようす。(水着を持ってきたとしてもビキニとかはダメらしい。)更に歩いて行くと「地熱谷」ってのがあるけれど、遠そうなので行かなかった。(「地熱谷」を「じごくだに」と読むとあーさまにバカにされる。)

◎台北と言えば「鼎泰豊」
 昨日の「金峰魯肉飯」の阿鼻叫喚行列を見て学んだあたしは、台湾一の有名店「鼎泰豊」本店に、開店前に行くことに。
 11時開店のところを10時半に行けば、きっとスムーズに入れるはず、と思っていたら大失敗。あたしは何を見ていたのか。鼎泰豊の開店時間は平日10時、土日は9時。この日は日曜で、もうとっくに開いているじゃないの!
 店前にはすでに人だかり。10時半の時点で90分待ち。あら、ちょうどお昼にぴったりの時間。ここはまだ良心的で、番号札をもらうタイプだからずっと並ばずに済む。隣には雑貨も売っている本屋があり、近くには永康街という観光スポットがあって、待っている間に観光ができる。

 永康街をぶらついてみよう。とここで、あーさまから表情が消えた。やばい、これ以上歩かせたら息絶える。カフェに入って休憩がてら時間つぶし。
 番号札と一緒に注文票をもらった。じっくり選べる。どの小籠包にしよう?
 「炒飯が食べたい」……え?あーさまの言葉に耳を疑った。チャ、チャ、チャーハン?「わざわざ台湾に来て、小籠包の超有名店に来て、90分待って、チャーハンで腹を満たす?」と喉まで出かかった言葉を、大人なのでコーヒーと一緒に飲み込んだ。あまり言うとあーさまは本気でめげるから、ここは好きなものを食べさせてあげよう。旅行中は楽しく過ごしたい。

 時間が近づいた。店頭に向かうと、待ち時間は150分に増えている。

 

 順番が来て店内に。普通の小籠包とカニミソ小籠包と炒飯を注文。







 お腹の半分は炒飯で満たされたけれど、台北名物をちゃんと堪能できた。店を出た12時過ぎには待ち時間が180分に。最寄の東門駅からはガイドブック片手に日本人が続々と出てくる。3時間待ちとも知らずに。


年末年始は台湾で・台北満喫天国…☆ <観光編>

2018年01月05日 | 年末年始の台北
去年パスポートの本籍地が「TOKYO」から「HYOGO」に変わったときには強い衝撃を覚えた。そしていざ海外に行こうとすると、空港までが遠いんじゃ。
東京に住んでいた頃は離陸3時間半前に家を出れば良かった。今は夕方の便に乗るために午前に家を出なきゃいけない。これが午前便だったら空港近くのホテルで前泊が必要。
日本に住む大半の人にとってはこれが普通かもしれない。「ドラえもん」に出てきた「学校の裏山」がリアルに存在することに驚いていたあたしには、まだまだ知らない世界がある。

それでは、出発から観光のレポート、いきます。

◎そうそう、事前にGoogleのオフラインマップをダウンロードしておこう。
 オフラインマップ、つまりネットがない場所でもスマホで地図が使える。自分のいる場所がわからなくなったときにオフラインで現在地が出る。(出ない時もよくある)現在地から目的地までの行き方を教えてくれる。(教えてくれない事も多い)

◎ジェットスターは荷物重量に厳しい。
 うちらは預け荷物20kgを申し込んでいた。チェックインカウンターに並ぶ人たちを見ると、機内持ち込みだけで乗る人も多い。持ち込みの手荷物は2つ7kgまで。(あれ、8kgか?)受付の順番が近くなると、係の人が手荷物に「JET STAR」のタグを付けに来る。「手荷物は2つまでなのでこれ以上増やさないでくださいね」と言っているのが聞こえた。タグはチェックイン後に手荷物を増やされないようにする工夫だ。
 カウンターではスーツケースはもちろん、大きめの手荷物の重量をいちいち量っている。うちらがチェックインしている隣のカウンターで、おっちゃんが長いことごねていた。超過料金に納得していないようだ。「お金を払いたくないのであれば、荷物を4kg抜いてください。」口調は穏やかだったけど、カウンターのお姉ちゃんは半ギレだったにちがいない。
・重量制限を確認して予約しよう。

◎ジェットスターは敷物を持ち込もう。
 預け荷物が有料のジェットスターは、乗客の手荷物が多いので上の棚がすぐ埋まる。3人席なので窓側に座ると途中で立ち上がりにくい。前の席との間隔も狭い。こういう場合は新聞でも何でもいいから前の席の下に敷いて、自分の荷物を置くとすごく便利。行きの便での失敗で学んで、帰りの便で活用したら快適だった。

◎ジェットスターはシートが薄い。
 後ろに座る人の膝を感じる。

◎入国審査に長蛇の列。
 30分は並んだ。開けていないカウンターがあるのだから、正月手当をちゃんと出して人員を確保してほしい。

◎空港ビルにはフードコートが。
 到着時間が遅かったので、ずいぶん助かった。

◎桃園空港から新仕商務ホテル
 桃園空港線に乗って台北駅で乗り換え。快速で40分弱。この台北駅での乗り換えが遠かった。赤の「淡水信義線」に乗って2駅だけど、次はタクシーを使おう。

◎新仕商務飯店
 前回で述べた通り、立地が素晴らしい。朝ごはんは可もなく不可もなく。



★さあ、いよいよ観光を!

◎故宮博物院
 故宮といえば有名なのが白菜と角煮。ここで間違えると白菜角煮に1時間も2時間も並ぶことになるかもしれない。団体ツアー客はきっと忠烈祠に寄った足で来るから、朝一で行けば混雑を避けられるのではと読んで、7時45分にホテルを出発し、タクシーで。8時半の開館時間のところを思いのほか早く8時に着いてしまい、入口で1番に並んだ。
 おかげで白菜角煮をゆっくり鑑賞できたけれど、そのあとも恐ろしいほどの行列はなかったっぽい。
 あれえ、前来たときは撮影禁止だったと思ったけど、みんなバシバシ写真撮ってる。
・思ったほど混んでいなかった。いくら年末でも、人山で見たいものが見えないという事はない。
・なんか説明してくれる機械を借りる場合はパスポートか免許証が必要。







◎忠烈祠
 毎時00分に衛兵の交代式が行われる。故宮からタクシーで10分。
 移動のタクシーで運ちゃんが衛兵の話をした。「あいつらはかわいそうだ。暑くても寒くても、雨が降っても誇りが舞っても、ずーと立っていなけりゃなんない。」かわいそうと言いながら半笑いですごく嬉しそうだ。





◎人気グルメは
 ここまでは順調に来た。お昼を食べて中正紀念堂に行こう。中正の近くにちょうど、台湾B級グルメ「魯肉飯」の有名店がある。
 中烈祠からタクシーで「金峰魯肉飯」へ。やあ、ここに来てやっと地獄を垣間見た。





 わかりにくいけど、恐ろしい行列。これは無理!断念。
 だけど、この失敗が明日の小籠包の教訓になった。
 時刻は12時半。近くにあった大衆食堂に行き、西安にいた頃を思い出すビジュアルのご飯をいただく。



◎中正紀念堂
 ここまで来たら市内観光の王道コースはクリア。一階は半分博物館みたいな展示があり、半分はお土産屋になっていて、台湾雑貨が結構揃っていた。時間外で開いてなかったけど、郵便局もある。





 でっかい蒋介石が座っている上の階に上がると、タイミング良くここでも衛兵の交代式が。だけど全然見えない。



◎台北駅
 ここからあーさま待望の本屋巡りに。MRTで圓山駅に行き、あらかじめあーさまがネットで探した本屋へ。行ってはみたものの、ごくフツーの本屋で、お眼鏡に敵わず。
 MRTで台北駅へ。近くに本屋が密集している場所があるかもしれないという。
 台北駅は賑やか。





 街中も相当多いけど、駅ビル内は特に日資系の店が多かった。どんだけ日本好きやねん。

◎インスタ映え系カフェ
 さすがに疲れたので本屋に行く前にひと休み。新光三越の西側でたまたま目に付いて入ったカフェ「珈琲弄」は、人気店だったらしくほぼ満席。並ばずに済んだものの席は1時間半までと言われた。
 店内はインスタやってそうな女子でいっぱい。そういう目で見ると、彼女らが頼んだメニューもインスタ狙いっぽい。
 とりあえず、普通の黒糖ラテとグレープフルーツジュースを。


 
◎繁体字の本がほしいなら
 「珈琲弄」から西に2本行った通りに本屋が並んでいた。これであーさまは満足。

◎龍山寺と夜市
 本屋通りから歩いて西門駅へ。駅前の杏仁豆腐専門店で杏仁豆腐を2人で1個。特においしいと思えず。



 MRTに乗り隣の龍山寺駅へ。龍山寺にはいろんな神様がいて、願い事によってその神様のところへ行くらしい。





 龍山寺近くには読めない名前の夜市が。魯肉飯と牡蠣オムレツをいただく。





 ホテルに戻りこの日は終了。行動が順調にいきすぎて、あーさまを疲れさせてしまった。