昨日はピザでも食べようかと思って、この地区唯一のピザ屋に電話してみたけど、さすがに繋がらなかったなあ。
では7月8日の話。6時前に起きて、2キロ先の青海湖のほとりに向かう。
草原の細い道をしばらく歩いていると、テントのオーナーのジープが通って、あたしと数人の女の子を乗せてくれた。最初から乗せてくれよう。
青海湖の水辺のぬかるみには鳥たちの足跡がくっきり。かなりデカいのもある。と思ったら遠くにデカい鳥がいた。
そして例によって写真撮影。
まさに青春を謳歌しているこんな写真も。
オーナーのジープでテントに戻り、出発の支度を。
☆身のまわりは自分でしっかり管理しよう
ブルックスのような個包装のドリップコーヒーは、旅先で重宝する。(中国のその辺のスーパーではコーヒー豆が手に入らない。ある時部屋で勝平にコーヒーを入れてあげると、勝平フィルターを見て「この紙はなんのためだ?」と聞いてきた)
前回の旅行では持っていくのを忘れてひどく後悔。「あ、ここでコーヒーを飲みたい」と思う局面が、旅のあいだには多々ある。
今回はドリップコーヒーを多めに持ってきたけれど、水筒を忘れまた後悔。旅のあいだ、お湯がゲットできるスポットは限られている。
この日の出発前、お湯があるうちに、虫太ともう一台の車の運ちゃんにコーヒーを淹れてあげた。2人とも「おいしい」と喜んだ。
そしてうちの車の運ちゃんが「このあたりの名物菓子だ」と言い、なんかパサパサした甘いやつを、自分の手の平に直で載せてあたしによこした。コーヒーにはまあ、ちょうどいい。
事件はこのすがすがしい朝のコーヒータイムに起きた。
車に乗り込む前に自分の荷物をテントから運んで、休憩用の椅子の上に置いておいたのだけど、気が付けばあたしの自撮り棒がなくなっている。九寨溝で購入し、このツアーでもこの仲間たちとの集合写真で大いに役立った自撮り棒。椅子の周りも、テントの中も、いくら探しても見当たらない。
それを運ちゃんたちに伝えると、みんなでくまなく探してくれた。「誰か、間違えて持っていかなかったか?」再度調べてくれたけど、やっぱり見つからない。
「もういいよ。15元で買った安物だから」と言ってもまだ探してくれる。「値段の問題じゃないんだ」と言う(もう一台の車の)運ちゃん。優しいなあ。
☆興味がなくてものっておこう
塩湖に向かう。
途中、ある標識の前で記念撮影。
国道109号線の2222キロ地点だとか。10人くらいが標識を取り囲んでいる。「2」が並んで、なにか?とあたしは心の中で思いつつ、撮影の順番を待つ。
「私たちが先に並んでいたんだけど!」「すぐ済むからいいじゃない」青空をバックにした爽やかな写真の裏で、中国人同士のモラルがぶつかり合う。「ちょっと、早くしなさいよ!」「あたしたちも前の人たちをずっと待ってたのよ!」
チャカ塩湖に到着。
☆絶景は遠い
ここもやはりゲートからかなり歩かないと塩湖にたどり着けず、絶好のポイントはさらに遠い。そこへは機関車で行けるけれど、本数が少なく、乗れるのは2時間後と言われた。諦めて、行けるとこまで歩く。
こんな感じの塩
中国人がわんさかいる。だけどもチャカ塩湖はその広さをもってこの大群を抱擁する。
雲がなければ塩湖が鏡のように空を映すらしい。この日は少し雲があった。もともとは1日目に組み込まれていた塩湖を2日目に回したのは、あたしが「タール寺に行かないの!?」と迫ったからだ。昨日だったらきれいに晴れていたかもしれない。ここは、知らんぷりをしておこう。
でも少しは衣装にこだわる必要がある。確かに、このだだ白い背景に黒はないなあ。
☆結局、スマホは便利
塩湖、なかなか良かった。
昼食。運ちゃんを除いた11人で卓を囲む。
割り勘の支払いは、会計をした男の子にそれぞれが微信(中国のSNS)で「紅包」を送る。現金を使わず、SNSでお金のやり取りをするのが、最近の中国では主流となってきているようだ。
☆中国の砂漠は無理して行かなくても
青海の砂漠で有名なのは「鳥島」。でも鳥島より安くて近い砂漠に立ち寄る。砂漠はもういい。敦煌でいっぱい見た。学校の遠足で銀川に行った時は砂漠のスポットばっかり連れて行かれた。
あたしの他にも3人が砂漠に入らず車に残った。「行かないの?」虫太も残っている。「銀川では珍しくないし。」そうだ、虫太は銀川から来たんだった。「あいつらは、どうして行ったんだ?」と彼は同じく銀川から来た2人のことが疑問だった。
退屈で面白い2日間のドライブだった。
3日コースの参加者を残して、あたしたちは西寧に戻った。
銀川の子達は西寧にもう一泊するらしい。
グループの一人が西安在住で、今夜乗る列車が偶然一緒だった。ただ、あたしは早めに切符を押さえていたので寝台、彼女は指定席。
彼女お勧めの麺屋で一緒にご飯を食べて、駅に行く。窓口は混んでいた。予約した切符を受け取るため40分くらい並び(その間彼女はずっと待っていてくれた)、駅のホームで彼女と別れた。
今日もシャワーなし。仕方ない。
列車は西安に向かって走り出す。でも、西安に帰る前にもう一箇所。
じらすわけではないけれど、あたしはあさってから蜜月に出かけるので、この続きは年明けに。
それではみなさん、良いお年を!
では7月8日の話。6時前に起きて、2キロ先の青海湖のほとりに向かう。
草原の細い道をしばらく歩いていると、テントのオーナーのジープが通って、あたしと数人の女の子を乗せてくれた。最初から乗せてくれよう。
青海湖の水辺のぬかるみには鳥たちの足跡がくっきり。かなりデカいのもある。と思ったら遠くにデカい鳥がいた。
そして例によって写真撮影。
まさに青春を謳歌しているこんな写真も。
オーナーのジープでテントに戻り、出発の支度を。
☆身のまわりは自分でしっかり管理しよう
ブルックスのような個包装のドリップコーヒーは、旅先で重宝する。(中国のその辺のスーパーではコーヒー豆が手に入らない。ある時部屋で勝平にコーヒーを入れてあげると、勝平フィルターを見て「この紙はなんのためだ?」と聞いてきた)
前回の旅行では持っていくのを忘れてひどく後悔。「あ、ここでコーヒーを飲みたい」と思う局面が、旅のあいだには多々ある。
今回はドリップコーヒーを多めに持ってきたけれど、水筒を忘れまた後悔。旅のあいだ、お湯がゲットできるスポットは限られている。
この日の出発前、お湯があるうちに、虫太ともう一台の車の運ちゃんにコーヒーを淹れてあげた。2人とも「おいしい」と喜んだ。
そしてうちの車の運ちゃんが「このあたりの名物菓子だ」と言い、なんかパサパサした甘いやつを、自分の手の平に直で載せてあたしによこした。コーヒーにはまあ、ちょうどいい。
事件はこのすがすがしい朝のコーヒータイムに起きた。
車に乗り込む前に自分の荷物をテントから運んで、休憩用の椅子の上に置いておいたのだけど、気が付けばあたしの自撮り棒がなくなっている。九寨溝で購入し、このツアーでもこの仲間たちとの集合写真で大いに役立った自撮り棒。椅子の周りも、テントの中も、いくら探しても見当たらない。
それを運ちゃんたちに伝えると、みんなでくまなく探してくれた。「誰か、間違えて持っていかなかったか?」再度調べてくれたけど、やっぱり見つからない。
「もういいよ。15元で買った安物だから」と言ってもまだ探してくれる。「値段の問題じゃないんだ」と言う(もう一台の車の)運ちゃん。優しいなあ。
☆興味がなくてものっておこう
塩湖に向かう。
途中、ある標識の前で記念撮影。
国道109号線の2222キロ地点だとか。10人くらいが標識を取り囲んでいる。「2」が並んで、なにか?とあたしは心の中で思いつつ、撮影の順番を待つ。
「私たちが先に並んでいたんだけど!」「すぐ済むからいいじゃない」青空をバックにした爽やかな写真の裏で、中国人同士のモラルがぶつかり合う。「ちょっと、早くしなさいよ!」「あたしたちも前の人たちをずっと待ってたのよ!」
チャカ塩湖に到着。
☆絶景は遠い
ここもやはりゲートからかなり歩かないと塩湖にたどり着けず、絶好のポイントはさらに遠い。そこへは機関車で行けるけれど、本数が少なく、乗れるのは2時間後と言われた。諦めて、行けるとこまで歩く。
こんな感じの塩
中国人がわんさかいる。だけどもチャカ塩湖はその広さをもってこの大群を抱擁する。
雲がなければ塩湖が鏡のように空を映すらしい。この日は少し雲があった。もともとは1日目に組み込まれていた塩湖を2日目に回したのは、あたしが「タール寺に行かないの!?」と迫ったからだ。昨日だったらきれいに晴れていたかもしれない。ここは、知らんぷりをしておこう。
でも少しは衣装にこだわる必要がある。確かに、このだだ白い背景に黒はないなあ。
☆結局、スマホは便利
塩湖、なかなか良かった。
昼食。運ちゃんを除いた11人で卓を囲む。
割り勘の支払いは、会計をした男の子にそれぞれが微信(中国のSNS)で「紅包」を送る。現金を使わず、SNSでお金のやり取りをするのが、最近の中国では主流となってきているようだ。
☆中国の砂漠は無理して行かなくても
青海の砂漠で有名なのは「鳥島」。でも鳥島より安くて近い砂漠に立ち寄る。砂漠はもういい。敦煌でいっぱい見た。学校の遠足で銀川に行った時は砂漠のスポットばっかり連れて行かれた。
あたしの他にも3人が砂漠に入らず車に残った。「行かないの?」虫太も残っている。「銀川では珍しくないし。」そうだ、虫太は銀川から来たんだった。「あいつらは、どうして行ったんだ?」と彼は同じく銀川から来た2人のことが疑問だった。
退屈で面白い2日間のドライブだった。
3日コースの参加者を残して、あたしたちは西寧に戻った。
銀川の子達は西寧にもう一泊するらしい。
グループの一人が西安在住で、今夜乗る列車が偶然一緒だった。ただ、あたしは早めに切符を押さえていたので寝台、彼女は指定席。
彼女お勧めの麺屋で一緒にご飯を食べて、駅に行く。窓口は混んでいた。予約した切符を受け取るため40分くらい並び(その間彼女はずっと待っていてくれた)、駅のホームで彼女と別れた。
今日もシャワーなし。仕方ない。
列車は西安に向かって走り出す。でも、西安に帰る前にもう一箇所。
じらすわけではないけれど、あたしはあさってから蜜月に出かけるので、この続きは年明けに。
それではみなさん、良いお年を!