夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

個人レッスン天国…☆

2013年03月31日 | 旅行
POPPINの先生は恐らく20代の男性。細くてまあまあ背が高くて、頭が小さい。
レッスン中は割と厳しい。
昨日あたしはついに、下半身の筋トレを他の男の子と同じ回数に増やされた。
振りを間違えると1回に付き10回のスクワットをやらなければならない。

でも、この先生がめちゃめちゃ可愛い。
自分で教えた振りを何度も間違えて「あーーーーーーー!」と叫んだりする。
帰りに「再見」と挨拶すると「再見、バイバイバイバイバイバイ!」と手を振ってくれる。

おとといスタジオに行くと…
「ニーハオ」
「ニーハオ。カムサハムニダ!」
カムサハムニダ?
「韓国人じゃないよ」
「あ……ゴメン……」本気で挨拶を間違えたらしい。

昨日…
「ニーハオ」
「ハロー!ゴメンナサイ!」
ごめんなさい?
「それ、謝る時に使う言葉。」
「おうっ……えっと、こ……こ……」
「こ……?」
「言わないで!言わないで!…こ…こ…こ…こ…こ…こ…こ…こ……こんにちは!」

今日スタジオに行くと、なんと生徒はあたし一人だった。
「今日はどうしたの?」
「学生はテストがあるから休んでる。気にしないで」
わおっ、まさかの個人レッスン!しかも今日は筋トレなし!
あとから2人来たけど、最初の15分は贅沢な気分を味わえた。
だけどこの先生、どうやらジャズの先生とデキているみたい。残念!

                     

散打天国…☆

2013年03月30日 | 旅行
どうやら週末は大学の敷地を解放しているらしい。
小さい子を連れて散歩中の家族、ベンチで休むじいちゃんばあちゃん…(週末に限らずいるけど)。

          この間教わった散打、こういうものらしい。
          

中央の広場ではメキシコ人のリカルドがスケボーをしていた。
(例の米米の歌、リカルドはもうすぐサビを覚えそうだ)
リカルドが着ていたランニングシャツには、でかでかとバカボンのパパが描かれていた。
「これ、なにか知ってるの?」
「知らない」
その絵ひとつでメキシコ人の興味をも引く赤塚先生のキャラクター生産力、やはり偉大なり!

ゆっちゃんが日本語学科の女の子と互相補導(相互学習)の相談を取り付けた。
そしてその女の子に、電話であたしの相手も探してくれてるよう、頼んでいた。
互相の相手がもう一人欲しかったのだ。
午後2時、約束の場所でその子を待つ。
「どんな子来るかな…」合コンで女の子を待つ男子は、こんな気分なのかしら?

彼女たちがやってきた! 緊張する…。
カフェでコーヒーを飲みながら(今日はちゃんとこっちが奢った)、互相をする曜日と時間帯を決め、商談成立!
話がまとまると、ふと王ちゃんの顔が頭に浮かんだ。
なんだか今あたし、浮気している気分。
“コヤマ”にやきもち焼いて、王ちゃんに後ろめたさを感じる……女心ってフクザツ。

うちの食堂は相当安いらしい。
確かに、毎食食堂で食べたわけではないけど1ヶ月3千円程度で済んだのだから、安いわ。
支払いについては、小さな食堂では現金も使えるけど、大きな食堂ではプリペイドカードしか受け付けない。

明らかに部外者のおっちゃん3人が、トリプル水餃子で席につこうとしていた。
おっちゃんの一人が、あたしに5元札を2枚ちらつかせて、なんか言っている。
こっちのおっちゃんの言葉は本当に聞き取れない。……よりによってあたし?
いや、西安生活も1ヶ月となると、その意図がわかるようになった。
部外者のおっちゃんはカードを持っていないから、あたしに代わりに払って欲しかったのだ。
おっちゃんと一緒にカウンターへ行って、「ピッ」とカードを切ってあげるあたし。

散歩日和天国…☆

2013年03月29日 | 中国
日に日にベトナム少年たちとの親密度が増してきた。
こうなると、先学期愛されていた“コヤマ”という男が彼らの元カノのように思えて、軽い嫉妬心を覚えてしまう。

昼ゴハンは前からの約束で“学級委員”と“公務員”とゆっちゃんの4人で食べた。
(一応言っておくと、“学級委員”と“公務員”はあたしらが勝手につけた呼び名。)
茄子の炒め物が悶えるほど旨い。
「ここは私がおごるよ」
「いいえ、ここは私が」
「いや、僕がおごります」
「………じゃあ、あたしが…」
「どうぞどうぞ!」
韓国人ふたりに上島式ニッポンを教えてみた。

           食後に公園を散歩。サーカスがやってきた!
           

           チューリップが見頃。
           

           何の鳥だか知らないけど可愛くない。
           

           絵が雑。
           

           看板にはトーマスと書いてあった。
           

昼においしいものを食べると、夕食に学食はえらく萎える。
変なパンとバナナととうもろこしを買って、部屋で食べることにした。
このとうもろこしというのが、見た目おいしそうで実も大きいんだけど、食べてみると不思議。
食感と味がもち米そのもの。シャキシャキ感は皆無。どうして???

そういえば先週、中国版ミルキーみたいな飴を噛んでいたら、歯の詰め物が取れてしまった。
歯の治療は留学保険の対象外のはず…やっちまった…!
とりあえずそのまま嵌め直して、夜の歯磨きでもう一度外してその部分を磨こうとしたら、なかなか外れない。
爪を立てても、歯間ブラシで突いてみても、ぜんぜん外れない。

仕方なくまたあのミルキー的な飴を口に放り込んで、噛んでいたらやっと外れた。
ちゃんと磨いて嵌め直した後、今まで一度も外していない。
これだけ密着しているんだから、大丈夫かなあ…?           

続・ベトナム少年地獄…★

2013年03月29日 | 旅行
ヤツが隣の席に来ても気にならなくなったし、ヤツもあたしの調教の甲斐あってか、パーソナルスペースに配慮できるようになった。

あたしがベトナム人に気に入られている話をすると、留学7ヶ月目の日本人の男の子は言った。
「あいつらは日本人大好きなんですよ。いつも4人でツルんで、前の学期は小山って男があいつらにいつも囲まれて餌食になってました。」

ちなみにこの男の子、7ヶ月ってことは…
「じゃあ、壇蜜を知らないんだ。」
「ニュースで画像を見たことはありますけど、動いている姿は見たことないです。」
「かわいそうに…」

さて、クラスのアジア人とはいい関係を築きつつあるなあと、あたしはすっかり油断していた。
「お酒を飲んで酔うことについて、良い点と悪い点は?」
「いい点は、女の子をお持ち帰りできることです。」
授業でのヤツのふざけた回答に、あたしは肩をバシッと叩いてツッコむ。

そして、4時間目の授業中に、あたしはヤラれてしまった。
ヤツが教科書の空きスペースに、殴り書きをして見せた。
「君は下品な女の子だ。俺は君の本性を見抜いた。」
ぬぁにぃぃ~!!!

「その“本性”、字が間違ってるぞっ」
穏やかに対応したけれど、なんなのコレ? ベトナムジョーク?
国が違うと言葉の温度が測れない。
おもしろ眼鏡の山崎邦正の話は、まだまだ続きそう…。

インスタントコーヒーにシナモンとたっぷりの牛乳を入れて飲むのが日本での日課だった。
中国ではそれを到底満喫できない。なぜなら牛乳がえらくまずいからだ。
10年以上前に中国の牛乳を飲んでから一度も買っていない。
その上賞味期限が常温保存で1ヵ月半とかあるから、ますます飲む気になれない。
中国人でさえ「中国の牛乳はマズい」と言う。

日本で買った粉末のコーヒー用ミルクが切れてしまった。
一緒に持ってきたスキムミルクを開けてコーヒーに入れたら、これまたマズい。
校内のスーパーでネスレのコーヒーメートを買って飲んでみたら、まずまずの味。良かった。

スーパーでついでにリュウガンを買った。
日本ではあまり馴染みがないが、ライチに似た味。ちょっと前に食べたリュウガンはおいしかった。
歩きながらリュウガンの殻を割る。パッチン! 大きな音が響いた。
そのリュウガンは中身がスカスカで、実は干からびて真っ黒だった。
まあ、中にはそういうのもあるか…その1つ目を捨てて、2つ目……パッチン!
3つ目パッチン!4つ目パッチン!…あのスーパー、こんな古いの売りやがって…!

全部捨ててしまおう。…いや、もしかして…。あたしは宿舎のおばちゃんに聞いてみた。
「こんなに干からびてるけど、これ、食べられるの?」
「これは干しリュウガンよ。体を温めるし、血行も良くなるわよ。」
「前に食べたのは新鮮なやつだったのに」
「新鮮なのは枝つきで売っているの。今の時期はもうないわね。」
なるほど……。聞いてみて良かった。
この干しリュウガン、ちょっとにおうけど、慣れるとなかなかクセになる。

                     


ベトナムもてもて天国…☆

2013年03月27日 | 旅行
「違うよね、言ってみてよ。」
「あんたが言いなさいよ」
うちらのガヤに先生が振り向いた。「何?」
「先生、その字書き間違えてます。」
西安に来てからちょうど一ヶ月。おもしろ眼鏡の山崎邦正改め“落語家”とすっかり、というかうっかり仲良くなって、今日は2人で先生をイジってしまった。

ヤツはどこで覚えたのか、事あるごとに「なに~!」と言ってくる。
ベトナム人はクラスに4人いて、これは気のせいでないと思うけれど、うち3人からあたしは私は気に入られているらしい。
そのひとり、二十歳の男の子は、休み時間あたしが宿題をしているととびきりの笑顔で話しかけてくるし、もうひとりはクールだけどゆっちゃんいわく、
「あたしにはなんとなく冷たいのに、あなたにはにこやかに挨拶してくるよね」だそうだ。

なにが彼らの心を開かせたのか? 落花生? ホーチミン師の歌?
残りの一人を落とす日も近いのかもしれない…。

今日から選択科目の「散打課」が始まった。散打とは、中国の実践的拳法の一種らしい。
先生は20~30人の留学生を宿舎の庭に3列に並ばせ、みんなを見渡した。
「今からみんなで、殴り合いをしてもらいます。」
バトルロワイヤルみたいに言われたらどうしよう……おバカなことを考えて1人で笑う。

散打はまず簡単な構えから始まって、パンチ、パンチ、キック…疲れるけど気持ちいい。
各クラスの留学生が混ざるので、会ったことないような子もいる。
1人、コテコテの黒人で、背が高く下唇が大きく、バスケのユニフォームのような赤いランニングと短パンを履いた男の子がいて、あたしは迷わず「ダンクシュート」と名付けた。

何はともあれ一ヶ月。6ヶ月という期限で考えると早い気がするけれど、いろんなことを思い起こすと3ヶ月はここにいるような気さえする。
相武紗季ちゃんがアメリカに留学するらしいけど、こんな生活は絶対しないだろうなあ。
この1ヶ月で、自分はちょっとでも成長できたのかしら?

             どこかで聞いたような。はい、がんばります。
                

日本語忘れるくらいに中国語をマスターしたいけど、日本のマナーまで忘れたらどうしよう。
降りる人を待たずに電車に乗り込むようになったどうしよう。
些細なことで舌打ちするようになったらどうしよう。
まあいいや。勉強、勉強!

           寿司と書いてあるけど、ここのは食べたくない。