夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

麻婆天国…☆

2015年05月21日 | 旅行
年に一度の学校遠足。今回の目的地は成都!
成都と言えばパンダ?いやいや。
中国に詳しくなくても、旅行番組好きの方ならピンとくるのでは。
順子=アンチ花椒と、学園内ではすっかり知れ渡ったものの、成都に行ってあの「陳麻婆豆腐」だけは逃す手はない。

誤解を招かないよう「あたしは麻辣味は大嫌いだけど、陳麻婆豆腐だけは夢だったの!」と伝えたうえで。事前に「食事一回いらないから、麻婆豆腐食べに行く」と先生に断っておいた。

16時間の列車。到着は朝の5時。ここらへんが「らしい」。
到着して時間つぶしと朝食をかねてガイドに連れてこられたのがなんとケンタッキー。
ツアー会社が席を確保してくれているのかと思えば、そうではなかった。
29人の留学生と2人の引率の先生、2人のツアーガイドが各自空いている席を見つけ座る。
30分経って。一人一人に配られたのは、ハンバーガー1個。



参加者の半分がムスリムで、口にする物はかなりデリケート。
ケンタッキーを食べられない。
「豚肉を出さなければオーケー」という安易な考えで、ツアー内の全部の食事で豚肉が出されず、かといって彼らが食べられるモノではなかったので、彼らは食事の時間自分たちでムスリムレストランに行くしかない。
中途半端な気の利かせようが無駄に終わっただけでなく、うちらは無駄に豚肉を食べられなかった。

ツアーの詰めの甘さはその程度で、今回の旅行は総合的に良いものだった。

駅前の朝。



食後まず向かったのは「青城山」。2時間半の山のぼり。道教に関係があるとか。



















午後に連れてこられたのは「都江堰」。
見た所で「なんだこの河?」という感じたのはあたしだけではなかったようだ。
どうもここの堰の工事が、建設された当時ではものすごく画期的だったとか。



夜は他の日本人の奥様方と4人で個人的に川劇鑑賞。(「川」は四川の川)
ガイドのお兄ちゃんに言ったらチケットを手配してくれて、さらに自分の車で劇場まで連れて行ってくれた。









イトーヨーカ堂。
漢字だと「いとうひろし」さんのビルみたい。



さすが成都。



つづく。

にんにく天国…☆

2015年05月03日 | 旅行
週末になると、必ず朝市に行くようになった。

ここで野菜を買うルートは主に3種類。超市と市場と朝市。
「超市」とは直訳すればわかるように「スーパーマーケット」のこと。
「市場」とは、想像が付くと思うけど、広い空間の中でいろんな店が密集しているところ。
店ごとで塀の区切りがなく、一角一角で出している店の集まり。
朝市とは規定の道端と言うか道路上に、朝早くから9時半くらいまで店を連ねていること。
(あくまであたしの解釈だけど)

面白いのが、中国の野菜類はスーパーであってもみな量り売り。
スーパーなら売り場の一角に「量り場」があって、そこのおばちゃん(とは限らないけど)に値段を出してもらった後、レジで会計をする。

上記の3つのは結局「市場」だけど、あたしのイメージを述べさせてもらうと……
スーパーの野菜は高くて新鮮でない。レジがめっさ混む。
市場の野菜は悪くない。売り場のおばちゃんとも仲良くなれる。
朝市の野菜は……新鮮! しかも安い!
ただ休みの日に早起きをしていかなければならない。

朝市の様子。

見慣れすぎて麻痺していたが、よく考えたら荷台いっぱいのりんごをトラックに載せたまま売るって……



パイナップルも剥き売り



あたしはあまり好きではないおかずの品々。



朝市に来るようになって、自分の無知を知った。
この野菜はなに???



日本では先の食べない部分はすでに切って販売するから、これを見てもわからなかった。
なんだあ、にんにくの芽かあ。

今日買ったにんにくも新しい発見が。



調理のため実を取り出そうとすると、何層か厚めの皮に覆われていることに気付く。
日本で売られているにんにくは保存のため乾燥させてから流通させるという話は聞いたことがあった。
そうか、これが乾燥前のにんにくか。
長ネギを剥くような感じで中身を出す。





白いっ!
驚くほどの透明感。清廉な大正のお嬢様に思える。
更に剥くと…



これでおなじみの可食部分が登場と思ったら、さらに剥けそう。



乾燥前のにんにくの薄皮って、こんなにも厚くてみずみずしく、剥きこたえがあるものだったのか。
ようやく「いつものやつ」が出てきた。
へえー、知らなかったなあ。