夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

月に咲く60話の衝撃地獄・・・★

2020年11月13日 | 華流ドラマ
今朝、「月に咲く 花の如く」第60話を観た。
ひどく悲しい。吐きそう。痛い。あたしがOLだったら有給使って休んでいる。
ショックが癒えないあたしのもとに、全話観終えた12月3日のあたしがやってきて、インターホン越しに慰める。「大丈夫、ハッピーエンドだから。」
三週間後の自分を信じて明日も観よう。

このドラマの背景を戦前の日本に変えて、朝ドラでまんま流せばヒット間違いなし。観てないけど「あまちゃん」超える。(ただ、あまちゃんはあまちゃんで観たい)
お客様の中に、NHK関係の方、いらっしゃいませんかー?

そして「エイラク」と「明蘭」がほぼ同時に始まって、まだまだ序盤だけど、面白いの確定。
「エイラク」は、蝋を溶かして松雪泰子の形に固めたような或いは松雪泰子を溶かして蝋人形を作ったような容姿のエイラクが、次々と降りかかる災難を解決するだけでなく、百倍返しするのが小気味良い。
一方、「明蘭」は耐えるタイプ。人間関係がわかり辛く、最初に人物相関図をネットで探して見ておかないと、父ちゃんが原田泰造という印象しか残らない。
あー、中国時代劇、熱いわあ。チャングム観てみたいと思ったけど、もういいわ。

前回の補足・中国時代劇ドラマの傾向②
・ヒロインの幼少期から始まる場合、親が殺される。
・立ち聞きのリスニング能力の高さ。
・後宮の女たちが策略に長けすぎ。彼女らを令和に集めてQT(宮廷)選抜総選挙を行ったら、血で血を争う戦いになること必至だが最後は結局指原が勝つ。

中国ドラマは曲も好き。
「月に咲く」のエンディングは優しい曲調。心穏やかに聴いていると、一瞬「愛の讃歌」みたいな情熱が襲う。
「エイラク」のオープニングはなんと言うか怖い。夜中の2時に観たらトイレ行けない。
「王女未央」のオープニングは湯船に浸かって口ずさみたくなる。天若有情亦無情〜 愛到最後要分離〜♪
中国語の発音がわからない人は「テロ予知井内、相田を追放ヤフー売り」と歌おう。

いっそ月に散れたら天国・・・☆

2020年11月08日 | 華流ドラマ
米国では大統領選に決着がついた折。
2016年、トランプと言う名称をカードゲームが人名に暖簾分けした頃あたしはまだ西安にいて、ナナとお喋り中に「トランプ」を間違えて「スタンプ」と言ってしまい、ナナがきょとんとしたのを覚えている。
世界情勢とか歴史とか、「社会科」はとにかく苦手。

大河は頑張って観るようにしているけど、「麒麟がくる」は再開後ワケわかんなくなっちゃって脱落。却って肩の荷が下りた気分。
一方朝ドラの方は、留学前には観る習慣がなく、西安滞在中に一種のホームシックなのか「朝ドラ絶対面白い神話」が生まれ、帰国してから「ムラがある」と気づいた。

ところで海外ドラマと言えば、人々はまずアメリカと韓国を挙げるのではないかしら。
じゃあ中国は?
石を投げて「中国ドラマを観ている人」に当たる確率は、石をぶつけられて「怒らない人」より低いかも。
「幽幻道士」以降に日本で流行したドラマ、あったっけ。
現在地デジではほとんど扱わないけど、BS無料チャンネルで一日十本くらい中国ドラマを放映しているのよ。

こうして久々に投稿するのは、このご時世で暇になったからではないよ。
最近中国時代劇ドラマにハマり、特に今観ているドラマ「月に咲く 花の如く」がべらぼうに面白いのに、周囲に共感してくれる人間がいないし、あーさまも週五で一作品40話〜80話もあるドラマを観ている暇などないわけで。やっぱりあたし暇なのか。
つまり、感情の捌け口が欲しかったのだ。

「月に咲く 花の如く」面白い!
これだけ言えたら、こっから下↓は省略してもOK。ありがとう、また会いましょう。

「月に咲く」、観てないけど半沢超えてる。
先に挙げた「辣媽正伝」の主人公を務める孫麗(スン・リー)、ここでも主役かあと思ったら、華流ドラマ界で億稼ぐスゴい女優だった。かつてキムタクの出演するドラマがみんな面白かったように、中国では孫麗出る=脚本に力入ってる、なんだと思う。
清朝末期に実在した商人をモデルにした話で、全74話。今日56話まで観た。
敢えて詳しくは教えないけど、第15話から20話くらいまで目も当てられないくらい悲しくて、47話、面白くてため息。3日前の金曜日の55話、中盤のCM明けに感動を超えて衝撃の涙。
あと20話足らず。早く観たいような、終わって欲しくないような。
みなさんも、機会があったらぜひ観てね。

・あたしと中国時代劇
中国語学習者であるにも関わらず、華流ドラマは日本よりずっと早くドラマ化された台湾版「花より男子」(流星花園)を観たっきりだった。2016年の帰国直前に街の大書店に行って、DVD売り場のおばちゃんに「面白いドラマ、どれ?」と尋ねて、何本か勉強用に購入した。
そのうちの一本「辣媽正伝(スパイシーママ)」を、今年やっと観終えた。でき婚の主人公が「美」「仕事」「家庭」を追い求めて奮闘する感じのドラマ。
ナイトスクープが海外出張してくれるなら、紹介してくれたあの時のおばちゃんを探し出して「悪くなかったよ。」と感想を伝えたい。

現代ならともかく中国時代劇なんて、堅物で難しく、歴史歴史していてあたしには無理だと思っていた。
去年のある秋の午後。新聞のテレビ欄を見たら、数分後に第一話を放送する中国ドラマがあった。
とりあえず観てみよう、あたしはリモコンを手に取った。これが始まりだった。

「女医明妃伝」
時は明、女医が白眼視されていた時代に医学を志す主人公の物語。歴史色は少なからずあるものの、蓋を開けて見れば背景を古代にしたラブストーリーだった。皇帝の恋心がまた切ない。
中国の歴史を知らなくてもストーリーとして楽しめるし、もちろん字幕はあるけど、中国語を聞いていても難しい言葉を使っていない。むしろ丁寧に喋っている分現代中国ドラマより聞きやすい。
中国時代劇、面白いじゃん。

それから一年、視聴した中国時代劇ドラマは視聴中を含め10本。
傾向は掴めてきた。
・ヒロインは位の高い複数の人間に好かれがち。
・ヒロインは頭が良すぎがち。
・ヒロインは時に皇帝にも国政についてアドバイスしちゃう。
・ヒロインが罪を着せられ棒打ちの刑に処せられがち。
・ヒロインが毒を盛られ死にかけがち。
・召し使いはすぐ死にがち。
・召し使いは主人のためにどんな悪いこともやっちゃう。
・前半でヒロインの一番の味方だった人間が後半で敵になる。
・ヒロインと近い人間に草原地帯の野蛮な王との婚姻話が持ち上がる。
・媚薬で既成事実を作りがち。
・出てくるご馳走は日本人にウケなそう。
・昔の中国人は普通に空が飛べたらしい。
・女性が明らかに男装していても周りは気付かないであげる優しさ。
・指を木枠で挟む拷問がエグい。
・なんだかんだ言って中国史に興味湧いちゃう。
・こないだテレビで聖子ちゃんのおでこ見て「辮髪」思い出した。
・最終回はナレーションでの説明が多い。

視聴した中で面白かったのは「ミーユエ」と「王女未央」かな。
「ミーユエ」のヒロインもまた孫麗。ストーリーは簡単に言っちゃえば中国版の観たことないけど「大奥」。あたしでも聞いたことある歴史上の有名な人物がたくさん出てくる。
「王女未央」は復讐劇。ストーリーも面白いけど、拓跋濬を演じる羅晋(ルオ・ジン)が、とにかくかっこいいいいい。
だけど羅晋、このドラマがきっかけでヒロインと実生活で結婚したと言うのだもの。払ってないけど金返せ。

逆に今サンテレビで観ていて困惑するのが「擇天記〜宿命の美少年〜」
韓流くらい色の白い主人公が、ハリーポッターの香り漂うファンタジーな世界で、宙に浮いて中国武術や謎解きを競ったりして、時にスターウォーズ観たことないけどダースベーダーに邪魔される、サンデーモーニングの裏でやってそうな、大人には難しいストーリー。金はかかっていそう。

中国で大人気だったという「えいらく」が金曜日に始まった。
今日は「明蘭」が始まる。忙しい。