夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

優等生地獄…★

2014年09月26日 | 旅行
「西安八大怪」というのがある。
この土地に纏わるおかしな風習8つを指す。
たとえば、「ベルトのように太い麺がある」とか「女は地元に嫁ぐ」とか「椅子の上にしゃがんで麺を食べる」だとか。
西安について言えば、あたしには9つ目の「怪」がある。
「空気が乾燥しているのに洗濯物が乾かない」
干す場所がなく、仕方なく部屋の中で吊るしているのだけど、3日干しても湿っている。

あえて10こ目を挙げるとすれば、麺類に入れる白い粉。
麺を扱う店では、多くの調味料に紛れて不思議な白い粉が必ず置いてある。
カウンターで注文すると、店のおじちゃんなりおばちゃんなりは煮上がった麺を碗に盛り、並べられた調味料を順番にスプーンでパッパとふりかけ、最後に汁を注ぐ。その過程でいつも気になるのがその白い粉。
化学調味料だろうか。きっとこれがないと味が締まらないのだろう。
あたしと一部の日本人でそれを「魔法の粉」と呼ぶ。

3年生に上がって、先生の話す言葉も難しくなってきた。
あまり認めたくないけれど、聞き取れないことがよくある。
宿題も多い。予習をしっかりしないと授業についていけない。
自由な時間には本来なら自分のペースで、授業の内容よりも日常の実用的な事柄を勉強したいけれど、あたしには「優等生」のレッテル(?)が貼られていて、そうも言っていられない。

単にわからなかったり、聞き取れなかっただけなのに、「今日はどうしたの?」と言われてしまう。
今まで変に頑張ってきたため、もう手を抜けなくなってしまった。
たまにはあたしも宿題サボりたい…。
やったところで、宿題ちゃんとやってきたのはあたし一人だったりするから、バカらしい。

「それでも、自分の力になるなら、やって行こう」
前向きに考えちゃうのは日本人の勤勉?あたしにもちゃんと困窮から立ち上がって高度成長期を支えてきたかつての人々の血が流れているのかしら。
「授業料がもったいないからってだけだろ」もう一人のあたしが言う。それはそれで日本人らしいのでは。




長安天国2…☆

2014年09月25日 | 旅行
つづき。

楼観台でバスを下りると、まずは我々外国人全員で記念撮影。
そこから普通に観光が始まり、あたしたちを多くのテレビカメラが追い回す。
と言っても、撮影の標的はエキゾチックな顔立ちの子たちばかり。とくにニヤはよくしゃべるから、ずっと2,3台のカメラが付いていた。
あたしや韓国の子の方にはあまり来ない。

昼ごはん。
中国国内ツアーによくある「団体食」を想像していたら、レストランは団体対応であったものの、ビュッフェで「ちゃんと」おいしかった。
やればできんじゃん。

次に連れて行かれたのは……あれ、だれだっけ?
老子だったかな?のゆかりの地、だとか。
こんなに広くて立派なのに、ガイドブックに載っていない。








驚いたのは、老外団(あたしたち外人)の到着に合わせて、いちいちショーを始める「歓迎ぶり」。
老外団専用に席が設けられ、司会者が老外に歓迎の意を述べると、中国の極意を詰め込んだ様々なショーが展開した。








参加費なしでこれだけのもてなしに、ありがたいはありがたいのだけれど、屋外で1時間はちょっとつらい。
曇っていたからまだ良かった。

最後にちっさな動物園に連れて行かれた。
暗い屋内には5頭くらいのパンダがいた。




なんかよくわからなかったけど、外国人というだけで接待を受けたイベントだった。
カメラの前で気の利いたコメントでもできたら良かったのだけど。


長安天国…☆

2014年09月22日 | 旅行
3年生になって、授業内容がぐんと難しくなった。
漢詩やら経済やら、お堅い内容が増えた。

さて、2週間前の9月6日土曜日のこと。
どこから探してきたのか、ニヤに誘われ「老外(外人)、長安(西安)に出会う」なるイベントに参加してきた。
どうもどこぞの新聞社かなんかが主催らしく、西安在住の30人程度の外人と、それを上回る数のカメラマンたち。
2台の大型バスが向かうは「楼観台」。日本のガイドブックには載っていないようなレアな場所。道教の聖地らしい。

まずは写真を。




















つづく。

コオロギ天国…☆

2014年09月17日 | 旅行
また昨日、部屋にでかいコオロギが現れた。
ティッシュで捕まえて外に出してやろうと近づくと、ヤツはあたしの腕に飛び乗った。
コオロギを腕に載せたままそーっと部屋を出てフロントのアーイーのとこに行き、「アーイー、これなんていう虫?」と聞きに行く。
アーイーはコオロギを見るとワタワタして、あたしの背中に回ったコオロギを手で払って、踏み潰そうとした。

中国人は虫と見るとすぐ殺そうとする癖があるらしい。
先生に「こんなでっかい蜘蛛が出たんだよ!」と報告した時、先生は飛び切りの笑顔で「踏み潰しちゃえばいいんだよ」と言った。
フロントのおっちゃんに写メを見せて、「こんなカラフルな虫が出たよ。なんて虫?」と聞くと、殺虫剤を渡された。

一寸の虫にも五分の魂。日本も人によるだろうけど、あたしは害のない虫は殺さない。
害虫と言っても、人間のエゴで害か無害か決めているだけで……やめよう、こんな話は。

結局そのコオロギは見失った。1時間して、なんか腰の辺りがむずむずすると思って見たら、シャツの下から出てきた。
夜は夜で中くらいのが1匹。ゴミ箱横に落ちていたきゅうりの切れ端を食べていた。
不思議なのは、どこから入って来るのか。蚊と小バエが入らないようドアは開け放しにはしない。この大きさのヤツらが入る隙間はないはず。
そしてヤツらはシャワー室に多く出没する。まさか下水を伝ってやってくるのか?

西安に戻ると、王ちゃんが誕生日プレゼントをくれた。


生絞りオレンジの自販機を発見!


中にちゃんとオレンジが詰まっている


「はいはい、今絞ってますよ」とばかりの表示


出来上がり 10元(170円)


軍服をきた集団がやってきて、校内で訓練をしている。何事かと思えば、中国の大学では9月前半に、新入生が全員軍事訓練をするのだそうで。
食堂内が異様な雰囲気。

お客様天国…☆

2014年09月16日 | 旅行
帰国してまたこっちに戻ってきた日、部屋のシャワー室ではこおろぎのような虫が繁殖していた。
1階の端だからか、この部屋は虫がよく訪れてくる。不思議とゴキブリは少ない。

虫の苦手の方、後方閲覧注意!

この前やってきた5cm超えのわさわさしたヤツは、直視もなかなかはばかれる。一応写真撮ったけど。

土曜、リンチーさんが住む学校外の部屋にお邪魔した。
この季節ならではの生の胡桃と生のナツメに加え、ご馳走になったのはなんと「ほおずき」。
「日本のほおずきは食べられないけどね。プチトマトみたいでおいしいわよ」とリンチーさん。


えー…ほおずきって……半信半疑で食べてみる。ん……? なんだこれ、ウマイ!
フツーに果物じゃん、甘くて、なんか、なんかの味に似ている。
なんだっけ、この味…? みんなで宿舎の悪口を言いながら、ひとり、思い出そうと試みる。
どことなくトロピカルな風味と香り、そうだ、グァバだ!
かなり気に入って、一人でバクバク食べていた。
こんど市場で探してみよう。

部屋に現れたこおろぎ(?)


見るに耐えない……