明日は西安を離れる日。
振り返ってみると、日本のすばらしさを再認識した6ヶ月だったような気がする。
一番わかりやすい例を挙げると、日本の現在のトイレは公衆レベルでもたいてい臭わない。きれい。
中国のトイレには有料の場所もある。お金を取るくせにどうしてあれほどまで汚いのか。何を管理しているのか。それなりのホテルのトイレを借りて、やっと安心できる。
人間はと言えば、習慣の違いだけで、感情は日本人と変わらない。
こう書くと「じゃあ日本人は優れているのか」とも聞こえるかな。そういうわけじゃない。
ゴミをポイポイ投げ捨てたり、平気で列に割り込んだりするけど、それは習慣の違いと割り切ることにして、お年寄りに席を譲るなどの思いやりや、イケメン話で盛り上がっちゃうところ、笑いのツボとかは日本人と変わらないように思える。
(でも好きな日本のバラエティが“欽ちゃんの仮装大賞”だと言われた時は耳を疑った)
もっともっと勉強して、さらに中国人を理解していこう。
西8寮の話。
昨日の朝、7階の給湯器が怒り狂っていた。白い煙を濛々と上げてガタガタ震えていた。
「給湯器が大変なことに!」
「ふ~ん」ゆっちゃんは聞き流した。
30分後、ゆっちゃんが部屋を出たと思ったら、すぐ引き返してきた。
「給湯器やばいよ!」
あの状態が30分続いていた。爆発するのでは…!
さらに30分放置した後、ゆっちゃんが出かけにアーイーに言って、いつの間にか給湯器は平常心に戻っていた。
西8に来てからと言うもの、昼ごはんがめんどくさい。
7階から降りていって、10分歩いて、行き着く先に食べたいものがない。
今まで食事というものは生活の中のひとつの“快楽”だと勘違いしていた。
今は生きるうえでの“義務”になっている。
あまりに面倒で、空腹のほうを選んで昼を抜かす日もある。痩せていくばかり。
昨夜最後の洗濯をした。
ここでは停電、停水はよくある話だけれど、洗濯の途中で水が止まるのはキツイ。
幸い2回目のすすぎができなかった程度で済んだ。セーフ。
相互学習の男の子の話。
今朝一緒に勉強してきた。
彼の名前を日本語読みすると「リンシゲン」。
これは音読み。訓読みすると「はやし たまひこ」と読めなくない。
いかにも日本人ぽい名前……でも「たまひこ」はないなあ。
ダンススタジオの話。
男の子が「トウキョウホット、トウキョウホット!」とうるさい。
何かと調べてみると……無修正動画サイト。そんなことだと思ったけど…。
今度中学に上がる(中国の新学期は9月)男の子が「“20世紀少年”が面白い!」と昨日熱弁していた。この間は「“変態仮面”が面白くて3回見た。「パンツー」ってどういう意味?」と言っていた。あたしがこっちに来てからの映画じゃないかな。帰国したら見てみよう。
もう書くのよそうかと思ったけど、やっぱりあの話。
例の男の子、10代かと思っていたけど、昨日彼が横に座ったときに身分証をみせてもらったら92年生まれの21歳だった。……気休めにしかならないけど。
距離を置こうとしても毎日顔を合わすから、やっぱり仲良くしてしまう。
疑惑のある女の子、彼女のほうは絶対彼のことが好きだ。他の人間は気付かなくてもあたしにはわかる。
あの2人の関係は怪しいままだけど、あたしとその彼が寄り添って携帯の写真を見ていたり、仲良くしている時に彼女が通りかかっても、彼のほうは気にしない様子。よくわからない。
結局、彼が横に来ると「うれしい」と思う自分がいる。いい歳してやめにしよう。
1ヵ月後、また西安に来た時、あの2人の関係に明らかな変化があっても、受け入れられるような大人になろう。
今夜が最後のレッスン。
一時的だけどお別れを言って、みんなと写真を撮って来よう。
不思議なほどに友好的でやさしいみんな。大好き。
なんとも濃厚な6ヶ月だったな~。
帰国後、こぼれ話や写真をアップします。
1ヵ月後はシーズン2に突入!
振り返ってみると、日本のすばらしさを再認識した6ヶ月だったような気がする。
一番わかりやすい例を挙げると、日本の現在のトイレは公衆レベルでもたいてい臭わない。きれい。
中国のトイレには有料の場所もある。お金を取るくせにどうしてあれほどまで汚いのか。何を管理しているのか。それなりのホテルのトイレを借りて、やっと安心できる。
人間はと言えば、習慣の違いだけで、感情は日本人と変わらない。
こう書くと「じゃあ日本人は優れているのか」とも聞こえるかな。そういうわけじゃない。
ゴミをポイポイ投げ捨てたり、平気で列に割り込んだりするけど、それは習慣の違いと割り切ることにして、お年寄りに席を譲るなどの思いやりや、イケメン話で盛り上がっちゃうところ、笑いのツボとかは日本人と変わらないように思える。
(でも好きな日本のバラエティが“欽ちゃんの仮装大賞”だと言われた時は耳を疑った)
もっともっと勉強して、さらに中国人を理解していこう。
西8寮の話。
昨日の朝、7階の給湯器が怒り狂っていた。白い煙を濛々と上げてガタガタ震えていた。
「給湯器が大変なことに!」
「ふ~ん」ゆっちゃんは聞き流した。
30分後、ゆっちゃんが部屋を出たと思ったら、すぐ引き返してきた。
「給湯器やばいよ!」
あの状態が30分続いていた。爆発するのでは…!
さらに30分放置した後、ゆっちゃんが出かけにアーイーに言って、いつの間にか給湯器は平常心に戻っていた。
西8に来てからと言うもの、昼ごはんがめんどくさい。
7階から降りていって、10分歩いて、行き着く先に食べたいものがない。
今まで食事というものは生活の中のひとつの“快楽”だと勘違いしていた。
今は生きるうえでの“義務”になっている。
あまりに面倒で、空腹のほうを選んで昼を抜かす日もある。痩せていくばかり。
昨夜最後の洗濯をした。
ここでは停電、停水はよくある話だけれど、洗濯の途中で水が止まるのはキツイ。
幸い2回目のすすぎができなかった程度で済んだ。セーフ。
相互学習の男の子の話。
今朝一緒に勉強してきた。
彼の名前を日本語読みすると「リンシゲン」。
これは音読み。訓読みすると「はやし たまひこ」と読めなくない。
いかにも日本人ぽい名前……でも「たまひこ」はないなあ。
ダンススタジオの話。
男の子が「トウキョウホット、トウキョウホット!」とうるさい。
何かと調べてみると……無修正動画サイト。そんなことだと思ったけど…。
今度中学に上がる(中国の新学期は9月)男の子が「“20世紀少年”が面白い!」と昨日熱弁していた。この間は「“変態仮面”が面白くて3回見た。「パンツー」ってどういう意味?」と言っていた。あたしがこっちに来てからの映画じゃないかな。帰国したら見てみよう。
もう書くのよそうかと思ったけど、やっぱりあの話。
例の男の子、10代かと思っていたけど、昨日彼が横に座ったときに身分証をみせてもらったら92年生まれの21歳だった。……気休めにしかならないけど。
距離を置こうとしても毎日顔を合わすから、やっぱり仲良くしてしまう。
疑惑のある女の子、彼女のほうは絶対彼のことが好きだ。他の人間は気付かなくてもあたしにはわかる。
あの2人の関係は怪しいままだけど、あたしとその彼が寄り添って携帯の写真を見ていたり、仲良くしている時に彼女が通りかかっても、彼のほうは気にしない様子。よくわからない。
結局、彼が横に来ると「うれしい」と思う自分がいる。いい歳してやめにしよう。
1ヵ月後、また西安に来た時、あの2人の関係に明らかな変化があっても、受け入れられるような大人になろう。
今夜が最後のレッスン。
一時的だけどお別れを言って、みんなと写真を撮って来よう。
不思議なほどに友好的でやさしいみんな。大好き。
なんとも濃厚な6ヶ月だったな~。
帰国後、こぼれ話や写真をアップします。
1ヵ月後はシーズン2に突入!