夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

工人地獄…★

2014年07月13日 | 旅行
去年の夏を思い出すと、西8での耐え難い暑さと生活の不便、こっちの食事に対する拒否感がマックスで、それに比べ今の毎日はなんとも快適。
久々に体重を量って驚いた。去年がやせすぎてしまったとは言え、7キロ増えている。
ラクしすぎたかなあ。

ところで、中国の地域格差や職業差別について、少々思うところがある。
たとえば路上の掃いて回る清掃員。たいてい地方からの出稼ぎ労働者が担当していると言う。
「勉強して企業に就職しないと、街で掃除することになるわよ!」と、年頃の子供を持つ親はこういう風に言うことがあるらしい。
明らかに清掃員を見下した考えに嫌悪感を抱いていたけれど、あたしも例外ではなかったかもしれない。

昨年宿舎の改装を担当した、工人たちの品格のなさ。
改装期間を延ばして多く稼ぐ稼ぐためにたらたらとくだらない場所をペンキで縫って、汚した場所の後片付けをしない。
学生の住む宿舎の中で、しかも喫煙することのない日本人ばかりのエリアで吸殻をポイ捨て。
人のいないうちに勝手に部屋に入ってトイレを直し、その際他人のトイレットペーパーを勝手に使ってあたしが激怒したのは以前書いたとおり。
イシダはごみを回収してもらうためにドアの外に出しておいたゴミ箱を勝手に使われ、どういう使い方をしたのかひどく汚されたらしい。
工人たちが休憩用に利用していた部屋の3つ隣に住む「猫おじさん」は、部屋にタバコの匂いが入り込むと言って、工人たちを整列させて説教していた。

今どうしてこの話をするかと言うと、クーラー使用に際して新たに奴らが犯していたことを発見してしまったから。

一階で元々涼しいものの、去年のような地獄夜を越すのはもう勘弁と、夜寝る前くらいはクーラーを入れることにした。
改装でクーラーが新しくなったわけではない。使用前にフィルターを掃除しておこう。
椅子に上ってクーラーのふたを開け、フィルターを外した途端……えらいことになった。
大小の白い塊がぶわっと頭の上から落ちてきた。ぶわっと。
なんだこれ! 見ると、ペンキだか漆喰だか、明らかに改装中に発生した塗料の「カス」。それがクーラーの内側に入り込んでいたのだ。
「あいつら~っ!」とりあえずいかる。
壁を塗装するのに何の養生もしないのか。プロ意識のかけらもない。

ぷんぷんしながらもう一枚のフィルターを外すと、クーラーの下はひどい状態。
フィルターを水洗いし乾かす間にそのあたりを掃いておいた。久々に中国にやられた気分。
さて、プラグを差し込もうとした時、あたしの怒りはさらに燃え上がることとなる。


差し込みの金具部分に、塗料がべったり。ありえない。
どんだけ教養の低い奴らなのだろう。
コチコチに固まった塗料をラジオペンチで丁寧にそぎ落とす。
フィルターをはめ直し、プラグを差し込み、試しに電源を入れると……クーラー内部に残っていた細かい「白いカス」が部屋中に舞い散った。

奴らはなにができるんだ? これだから中国の地方出身者は……そう思わざると得なくないか?
とにかく奴らには二度と来ないでいただきたい。

夏休み天国…☆

2014年07月10日 | 旅行
最近LINEがほとんど使用できなくて困る。
だけどそのおかげで「微信」の無料ビデオ通話が一番 画像が鮮明で音が良いことがわかった。
中国とのやり取りは「微信」がおすすめ。

書きたいことがたまっている。
まずは5月末の、寧夏の遠足(?)
行きの列車はまさに修学旅行気分で楽しかった。

ちょっと面白いと思ったエピソード。列車の消灯時間は10時。あたしは9時50分に歯を磨きに行った。
車両端の水道のある場所へ行くと、すでに2人の日本人が歯を磨いていた。
あたしも磨き始めると、2人か3人か忘れたけれど、すぐにまた他の日本人がやってきた。
日本人ばかり5,6人。あとから1人中国人が来たくらいで、他の留学生はいない。
消灯時間に合わせて行動する日本人。「日本人の時間の観念」がここで表れた。

寧夏は回族自治区。
肌のちょっと黒い人たちが回族帽子とかかぶって、街中がイスラムムードに溢れているのかと思えば、フツーの中国。
今回回った観光地は砂漠と黄河付近の砂漠と湖畔の砂漠と。乗馬や乗らくだ、羊の皮の筏とか、ほとんどが現地でお金を払ってオプションを楽しむような場所で、チケットを買わないとただそこで待っていなければならない。
外国人観光客と言えどあたしたちは学生の身。学生相手にこんなツアーを組むのはどうかと思う。
しかも60歳以上の人はらくだに乗りたくても安全上の理由で乗ることができなかったりと、連れてこられた意味がわからない。リンチーさんもイカる。
「行ってみたら金を取る場所だった」中国の団体旅行の典型的パターン。

一箇所、切り立った山々に囲まれた、インディージョーンズを髣髴させるような荒野に行った、あそこは良かった。馬車とらくだ車に乗っていい気分。
ホテルもなかなかのもんだった。地方価格でいいホテルが安く泊まれるのだろう。

ご飯は毎回おんなじ様な大皿料理をみんなでつつく。
お金を払うから他のレストランでそこの特産を食べたかった。

不満たらたらの旅行。
でもやっぱりみんなで行くのは楽しい。
帰りの列車は上下3段のベッドが向かい合った6人用の空間で、トルコ人とキルギスタン人(カザフスタン人もいたかな)に囲まれてあたし1人が女だった。
そういう席割りも学校側はちゃんと考慮すべきではないのか。

夏だー。中国人はスイカ大好き。