杉並の純一郎(3)

2009年12月で68歳に!
先の戦争が一体なんだったのかを今一度勉強し、次の世代に伝えてゆきたい。

梅田望夫、「全てを“本”にするiPad」

2010-04-27 00:05:07 | Weblog

 今日は少し趣の違う話を。

<梅田望夫は「ウェブ時代をゆく」の中で、「1975年から2025年までの半世紀を情報技術が世界を大きく変えた時代と百年後に総括されるに違いない。
半導体の発明に端を発するパソコンの誕生、インターネットの発展、誰もがITに関する必要十分な機能を手に入れるチープ革命、グーグルによる世界の知の体系化、これからの未知の大変化、、、、。そしてさらに、21世紀の最初の何十年かをかけて、ネット空間は“知と情報”に関しては“リアルの地球”と同じくらい大きな“もう一つの地球”とでも言うべき存在へと発展してゆくだろう」
梅田氏は2025年頃をウェブ社会完成の目処と見ているが、後17年なら私は“まだ”83歳、“もう一つの地球”を見届けることが出来るかも知れない。ならば、喩え壁にぶちあたりながらでもパソコン世界・ウェブ世界との付き合いを続ける価値もあろうと言う事だ。こんな機会に恵まれる事はそうそう無かろうと考えれば、これも又楽しみである。>

 私はこれを2007年12月に書いている。当時私は調子の悪くなったパソコンと悪戦苦闘していた。そして、彼の“もう一つの地球”という希望が年寄りの私にパソコンと戦う力をくれたのだ。
 それ以降、折あるごとに梅田氏の書くことには興味を持ち、“もう一つの地球”にお目に書かれるのかを楽しみにしている。その彼がiPadを熱く語る。ならば私もiPadを直ぐには買わないまでも注視しておく必要もあろう。一杯になってきた本棚を買い増すのかどうかもiPadは私に影響を与えることになるのだ。そうそう、古本屋で買い求め積読のまま本棚に眠っているジム・カールトン著「アップル -世界を変えた天才たちの20年」もそろそろ読まねば!!

 4月26日付、梅田氏の産経のコラム「ウェブ立志編―全てを本にするiPad」を以下に抜粋する。正直に言って彼の言っていることがそのままには私には伝わっていない、いやはっきり言えば判らない。でも、梅田氏がまだ感じ始めたと言っている話だから私に判らなくても当たり前、心配など全く無用だと思っている。
    @@@@@@
<4月3日、米アップルがタブレット型コンピューター「iPad」を発売した。

iPadは電子書籍端末としての期待も大きい商品だが、使ってみて私が直感したのは、これは創業者スティーブ・ジョブスが昔から作りたかった「理想のマルチメディア・コンピューター」の姿そのものだ、と言うことだった。

使い始めてしばらくして私は、全然想像していなかった不思議な感覚を味わうことになった。「あれっ、本と雑誌と新聞とウェブサイトの区別がつかなくなってきたぞ」と。

、、、iPadは、本や雑誌と言った出版商品だけでなく、ウェブコンテンツであれ書類であれ、何でも読めるコンピューターだ。

利用者に「本以外の全てのコンテンツを、あたかも本を読んでいるかのように錯覚させてしまう」効果をもたらす。(キンドル発売時の驚き)「本がまるで本であるかのように読める」というのと全く違うのである。

iPadの登場は、逆に「本と本以外のあらゆるコンテンツの境界が揺らぐ感覚」を私たちに味わわせる。

いまiPadにいちばん興奮しているのは、初期の利用者以上に、世界中の開発者やクリエーターたちだと言っていいだろう。iPadとは、ジョブスが仕掛けた「メディア産業全体に創造的破壊をもたらす時限爆弾」なのだ。私は今そんなことを感じるに至っている。>