杉並の純一郎(3)

2009年12月で68歳に!
先の戦争が一体なんだったのかを今一度勉強し、次の世代に伝えてゆきたい。

温家宝の嘘!

2010-10-01 11:41:50 | Weblog


(9.23)中国は主権、統一、領土では絶対に妥協しない。しかし、強権国家にもならない。
(9.30)中国は国が強くなれば覇を唱えると言うことはない。中国の発展が誰かに損害や脅威を与えることはない。


9月23日の国連、9月30日の国慶節前夜、の温家宝の演説を要約してみると、言っていることは同じだ。そしてその発言の背景にあるのは「中国の思想は絶対に正しい、間違っている筈はない、間違うのは他国で有る」自分だけが絶対正しいと言う「中華思想」が根底に潜んでいる。
 
 今現在世界各国に害毒をまき散らしている中国はもはや十分に覇権国家そのものであり、この矛盾に満ちた発言は「嘘」そのものでしかない。

 ある中国人は「中国人の言葉を信じるな、その言動を見よ」、と言っているくらいだから、温のこんな発言を信じるわけには行かないことは明白である。彼らの行いを冷静に見て判断するしかない。

 我々はこういう国を相手にしているということを肝に銘じた上で、この引っ越しの効かない中国と言う隣人と付き合って行かざるを得ないのであるのだが、我々にできる平和的手法としてはただ一つ中国依存度を下げることである。

 「友愛」などという恋愛小説にでも出てきそうな言葉が通じる相手ではないことは今回はっきりした。鳩山を継いだ管が「友愛」等と言う言葉をいまも懐に入れているとしたら、日本は早晩シナの属国に成ってしまう。そんな事態だけは絶対に避けなければならない。

 何れにしても、国家と言う意識が希薄で為政者としての見識も責任観も欠けた民主党政権には、早くお引き取り願うのが日本国の為である。
 
    @@@@@@@@@@
【北京時事】中国の温家宝首相は30日夜、北京・人民大会堂で開かれた国慶節(建国記念日)前夜のレセプションで演説し、「国が強くなれば覇を唱えるという道を中国は歩むことはない」と表明した。
 中央人民ラジオによると、温首相は「中国人民が誇りを持つのは(国際金融危機克服などの)過去5年間の貴重な経験があるからだ」と自信を示した。同時に「中国の発展が誰かに損害や脅威を与えることはない」と述べ、中国脅威論に反論。改革開放を進め、平和発展の道を行くことを強調した。 

<尖閣問題>高まる中国のナショナリズム=強権国家の道進む―SP華字紙
Record China 9月29日(水)17時3分配信
2010年9月28日、シンガポール華字紙・聯合早報は台湾・淡江大学の陳一新(チェン・イーシン)教授の署名記事「日中の尖閣争い=太平洋の強権政治を促進」を掲載した。以下はその抄訳。


9月23日の国連大会で温家宝(ウェン・ジアバオ)首相は、主権と統一、領土の完全性をめぐる問題で中国は絶対に妥協しない。一方で「強権国家」の道も歩まないと発言した。しかし中国が見せた「大国の態度」と日本の菅直人政権の屈服という共同演出は、黄海や東シナ海、尖閣諸島問題、南シナ海、台湾などの問題で、中国に果たして妥協する余地はあるのかという疑念を抱かせるものになった。

こうした状況で、もし米国の安全保障に関する約束を同盟国が疑ったとしても、それは米国政府が自ら招いたものといえる。オバマ政権は台湾に2011年前にF-16C/D戦闘機を売却することはないと通告した。米国の歴代政権はレーガン大統領の「6項目の保証」を守り、武器売却前に大陸政府と交渉することはないと約束していたが、オバマ政権は大陸政府と交渉するばかりか、その圧力に屈し兵器売却を中止したのだ。

また7月23日の東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラムでクリントン国務長官は南シナ海の平和的解決と航行の自由を守る立場を支持すると表明したが、中国外交部の楊潔●(ヤン・ジエチー、●は竹かんむりに褫のつくり)部長はその場で批判。アジア諸国に米中どちらを選ぶかの選択をつきつける事態となった。こうした状況が続けば、アジア太平洋地区における米国の信頼は打撃を被ることになる。

尖閣問題の後、中国本土で「大国台頭論」とナショナリズムがさらなる高まりを見せることになるだろう。ジョージ・ワシントン大学のDavid L.Shambaugh教授は、米中対立が起きれば、中国のナショナリズムはさらに拡大すると懸念を示している。

「大国台頭論」とナショナリズムの蔓延は、中国の態度を規定し、周辺諸国との紛争にひたすら強硬な態度で臨ませる可能性もある。そうなれば、中国は自身が否定する強権国家の道を歩むことになるだろう。(翻訳・編集/KT)