杉並の純一郎(3)

2009年12月で68歳に!
先の戦争が一体なんだったのかを今一度勉強し、次の世代に伝えてゆきたい。

又、産経だけですか?「学研」地球儀事件!

2008-01-12 17:46:01 | Weblog

又、産経だけですか?「学研」地球儀事件!

「学研」のグループ会社が中国で地球儀を製作したが、中国政府の圧力に負けて、台湾を「台湾島」に換え、日本国内で1万個を既に販売した。
 このことを夕刊フジが報道し、「学研」は謝罪し既販売分を定価で買い戻すと発表。同時に消費者からの苦情に対して社長名で謝罪文をだした。(謝罪文の内容はヤフーのブログ‘台湾春秋’(kim123hiro)を参照ください。)
 中国で国内販売しないものを中国が圧力をかけるというのも変な話。普通の国ではありえない。又、学研子会社も海外販売だからと突っぱねもしないようで、これも変な会社。
 そして最も変なのは、そういう記事を特定のメディアしか報道しないと言う、我が祖国「日本」と言う国のどうしようもない腰ぬけメディアの姿勢!
 11日(金)の産経抄がこの話を取り上げており、地球儀の大切さを改めて教えてくれるので引用する。この中に出てくる若泉敬の本を私はたまたま読む予定にしているのは奇遇だ。

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「地球儀」を見ると、世界地図では解からなかったことがわかる」。吹浦忠正ユーラシア21研究所理事長が、師の国際政治学者、若泉敬から教えられたことの一つだ。たとえば、真珠湾を攻撃した機動部隊が択捉島単冠(ヒトカップ)湾を出撃地に選んだ理由も合点が行く。ハワイまで目と鼻の先だ▼「地球儀でないと本当の世界はわからない」。小学校に入学して初めて目にして以来、この思いは終生かわらず、海外に出かけるたびに、買い集めてきた。若泉といえば、昭和44年の沖縄返還交渉で、佐藤栄作首相の密使として対米工作に当たった人物として、今改めて注目される。▼その経緯をつづった著書については、昨年の今ごろ小欄でも取り上げた。政治の舞台を去り、故郷の福井県差鯖江市に帰ってからも、海外から要人が頻繁に訪ねてきた。吹浦さんによると、自慢のコレクションを贈ることもたびたびだったという▼福井県国際交流会館の1階ロビーにある、直径1.8メートルの巨大な地球儀も、若泉が「若い人に見てもらいたい」と寄贈したものだ。本人の希望で名前はどこにもない。その若泉が知ったらなんというだろう▼「学研」のグループ会社が、中国政府からの圧力を受けて、台湾を「台湾島」と表記した地球儀を国内で販売していたことを、夕刊フジがすっぱぬき、小紙にも転載された。生産コストしか眼中になく、自分たちの言い分を日本の子供たちの頭にすり込もうとする中国のやり口に、加担していたことに気がつかなかったのか▼鯖江市内の霊園にある若泉の墓はやはり地球の形をしており、太平洋の真ん中部分に「志」と刻まれている。日本人の心に、それが失われて久しいことを、深く嘆いているに違いない。