杉並の純一郎(3)

2009年12月で68歳に!
先の戦争が一体なんだったのかを今一度勉強し、次の世代に伝えてゆきたい。

イラク情勢好転(その2)

2008-01-16 21:16:16 | Weblog


 新聞等ではあまりはっきりしないが、確かにイラク情勢が好転しつつあるのだ、米国も対応を変えてきているのだということが窺える。

 一つは、旧フセイン時代の支配政党であるバース党員は軍隊を始めとした公職につくことが禁止されていたが、イラク政府はこれへの緩和措置を決定している。これと前回取り上げたペトレイアス司令官の戦略変更によるイラクの民心掌握の二つが車の両輪になって、イラク情勢好転に向かっているのであろう。日本では、メディアはブッシュがかつての敵日本に民主主義が根づいたとする発言にばかり、焦点をあててその発言を揶揄する報道だけをしているが、もう少し大きな視点で国際情勢を報道してもらいたい。

 今ひとつは、ブッシュがライスを伴い中東を訪問している。ただ、訪問しているだけでなく、イラン問題に真正面から取り組み始めた。9日の産経は「対イラン、意思統一」とある。
 更にはパレスチナ・イスラエル問題解決のため、米大統領として始めてパレスチナ自治区を訪れ、アッバス自治政府議長と会談した。またブッシュはイスラエルに「1967年に始まった占領を終結させる必要がある」と表明、イスラエルに対して明確に「占領終結」をもとめ、ブッシュ政権の和平原則を明らかにし、米大統領としては異例に強い言葉でイスラエルにも譲歩求めている、と報道されている。後一年、ブッシュには中東和平、とりわけパレスチナ問題に貢献してもらいたい。

 こう見てくると、イラク情勢が好転しなければ、ブッシュもこうした行動に取り掛かれないはずということが理解出来るが、私だけの贔屓目だろうか??私の読みが正しいのか、成り行きに注目してみたい。