杉並の純一郎(3)

2009年12月で68歳に!
先の戦争が一体なんだったのかを今一度勉強し、次の世代に伝えてゆきたい。

首相訪米時の米議会でのスピーチ

2006-06-09 22:04:20 | Weblog
以下を首相官邸にメールしました。


小泉首相殿

最終的にどのような判断をされたのかは知りませんが、シーファー大使からも要請のあった首相訪米時の米国議会でのスピーチを取り止められたことを大変残念に思っております。
 後継首相が名乗りを上げるときに余計な負担・圧力をかけないようにとの配慮かもしれませんが、こんな機会はめったにあるものではないし、日本国総理大臣にとって始めてのことでもありますので、是非ともご再考願えればと思います。
 この日本を巡る安全保障が危機的な状態にあるときに、日本にとって唯一無二の米国との関係を盤石なものにするには、米国民を相手にしての忌憚のない意見交換であり、日本への理解を深めてもらうために「日本とは」を説明する必要があると考えます。もし、首相としてのスピーチが誤解を招くことを恐れているのなら、「5年間を振返り」でもよいから自分の意見を述べることです。いくらでも話し方はあるでしょう。
明治時代には日本人にも自らを語り議論しあうということが盛んに行われていたと聞いておりますが、いつの間にかこのよき風習が損なわれ、外国との意思疎通が充分に行われることなく、他国に情報宣伝で先を越され戦争への道を歩んでしまったことご記憶の通りです。
「話せばわかる」は裏返せば「話さねば分からぬ」なのです。日本人は「話さないでも分かる」などと島国根性でいいますが、一歩外に出たら「話さねば分からぬ」が世界なのです。
 いまからリスケジュールというわけに行かないのならせめて、米国民に対しての声明文を出していただきたいと考えます。何故ならばこれこそが今回訪米する首相が行うべき一番大切な仕事とかんがえるからです。
 もう一度お願いしますが、この機会はブッシュ大統領と小泉首相が二人で築き上げた関係から生まれてきたものです。このような機会が将来何時来るのか、来るのか来ないのかも判らない話です。首相がこの機会を潰してしまったら、「日本はやはり変な国だ」という思いだけが残り、未来永劫来なくなるかもしれないのです。ブッシュがそう思うだけなら構わないのですが、米国民がそう思うことを心配します。ブッシュの日本への思い込みの強さを懸念されるのかもしれませんが、日本の国益を今一度考えればこの機会を利用すべきではありませんか?