JOHNY’s BLOG

かほりたつあざやかなはなとどめおくおもいをよせる淡雪のふみ

戦争中の暮らしの記録

2005-12-04 01:15:32 | Book
暮らしの手帖編 となっております。

記事ちゅうのものとはまったく別物ですが
『戦争中の暮らしの記録』
私の手元にあるのは保存版ということで1979年に出版。元本は1968暮らしの手帖八月特集号です。当時の貴重な写真と身の回りの生活品を描いた挿絵。そして多くの人の手紙。編集部の募集に応じて寄せられたもの。編集者によればその字体、文体などから判断するに、おそらく手紙を初めて書いたのではないかと思われるようなものが数多くあったという。これは過去の一時期を誰かに伝えたい残しておきたいという気持ちが戦争を生き抜いた人々の中に強くあったことをうかがわせる。さらに、戦争を終えて20数年をへてやっと語れるようになったということでもあると推測する。

 写真はそのときのことを部分的ではあるがそのまま表現してくれる。しかし人はそのようにできるようにできていない。見たこと感じたことを言葉にし表現するまでに時間を必要とする。個人差もあるが多くの場合、インプットされた出来事のショックが大きければ大きいほど勝たれるまでに時間を要する。戦争体験というのはその部類に属するものだろう。
当時の写真、人々の心、編集者の思いが合わさって作られた本。おすすめです。図書館で見つけてみてください。

            JOHNY
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