「神国日本は敗けました」―名張国民学校五年は組 作文集日経大阪PRこのアイテムの詳細を見る |
昭和16年四月 国民学校になる
皇国民民と呼ばれたこどもたち
玉音放送の後に書かれた作文はある意味子どもらしい表現があふれている。
ーあのにくいあめりかが、原子爆弾をつかって、ひろしまの人はけが人、または死んだ人が多いほんとうにかわいそうだとおもいました。
・・・私はいまからでも、おそくはありませんから化学や勉強に一生けんめいに、なりたいとおもいました
丸本文美子
ー日本の兵隊さんたちが、命がけで、上陸した南方の島や満州朝鮮、台湾など、みんな米英、ソレン、シナ、の国に取られるとは、本当に残念でたまりません。・・・一億国民私たちは、増産に、科学をしっかりと、学びどうしても、前以上の日本にならなければ、天皇陛下に申しわけないとおもいます。
奥立三智恵
ー神代の昔から三千年の間一度も、けがされた事のない神国日本が今、鬼畜米英に負けてしまったのが残念でたまりません。それが私達の時ですから日本国民のがんばりがたりなかったからです。・・・また科学の事も勉強して原子爆弾以上のものを考え、いつか、かたきの取れるのを待ちこがれています。
森本富子
名張国民学校 五年は組 作文集より
戦後一週間後、天気予報はじまる
日本人が始めたのか、米国の衛星を利用したのか…
無知でごめんね。
はい。軍事情報だよね天気予報は、たぶん。天気がよければ爆撃日和。晴れ渡る空に浮かぶB29。不快な絵です。
みいさん