JOHNY’s BLOG

かほりたつあざやかなはなとどめおくおもいをよせる淡雪のふみ

右翼国家司法

2005-12-10 02:59:41 | マスメディア
一審無罪判決破棄、被告3人に罰金刑 立川ビラ配布訴訟 (朝日新聞) - goo ニュース

ー政府批判のビラ配りをしたために死刑--。そんな悪夢のような実話に基づいたドイツ映画「白バラの祈り~ゾフィー・ショル最期の日々」(キネティック配給)の試写会に先日、足を運んだ。舞台はヒトラー統治下の43年、反体制グループの逮捕後の5日間を描いている。

 主人公役の紅一点ユリア・イェンチの理知的かつ、いちずな演技が印象に残った。21歳で刑場の露と消える姿に涙腺も緩みがち。平和のありがたみをしみじみと感じることができよう。

 だが、それ以上に戦慄(せんりつ)したのは、彼女らが当時の刑法により“合法的”に裁かれた事実。ユダヤ人迫害など、こうしたナチスの蛮行の多くは国会で成立した法律で正当化されたことを思い出した。権力者しだいで「悪法もまた法」となる好例。今の日本とは無縁のことと思いたいのだが。【高橋昌紀】

毎日新聞 2005年11月29日 東京夕刊 -

かってドイツにあったような社会に近づくのかという危惧をもつのは私だけか。
一審・東京地裁八王子支部は「3人のビラ配布は憲法が保障する政治的表現活動のひとつ。民主主義社会の根幹を成すものとして、商業ビラより優越的な地位が認められている」と指摘した。
この判断が妥当でしょう。
「住居侵入罪の構成要件には該当するが、刑事罰を科すほどの違法性はない」という判断。

自衛隊官舎という存在が他の一般的な集合住宅と、その意味を異にしているというような主張は現実的ではない。
 刑事訴訟のビックネームである 渥美東洋は 自衛隊関係者は海外派兵に対して反対する自由がないゆえ、それに対するビラ配布行為は言論の押し付け であるというような論調をとってメディアにコメントを寄せているが、苦しい言い訳といわざるを得ない。
公人である自衛隊員にも私的部分は当然にあり、その部分に対する訴えかけは認められるべきでしょう、かつ必要であるともいえるでしょう。

言論弾圧への契機になることは必至。たとえば
公務執行妨害罪の罰金、最高50万円に…法制審決定 (読売新聞) - goo ニュース
 公務執行妨害は曖昧な運用がされているとしかいえない。警察がある種のイデオロギー性を持っていることははっきりしています。
それを調整していく必要が司法の役割としてあるでしょう。
三権分立でしょ、このくには。

               JOHNY

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2 コメント

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ありがとう。 (かぜ)
2005-12-10 16:20:45
Trackback ありがとうございます。



どれだけ弾丸が飛んだら闘いは終わるのだろう

どれだけ人が死んだらもうたくさんだと分かるのだろう

どれだけ人は見て見ぬ振りをして顔を背けることができるのだろう

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こんにちは (高田昌幸)
2005-12-21 09:50:17
はじめまして。あちこちを浮遊している間に、たどりつきました。何となく関係がありそうなエントリを1本、トラックバックさせてもらいました。どうぞよろしくお願いします。
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