10宅論―10種類の日本人が住む10種類の住宅 (ちくま文庫) | |
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筑摩書房 |
社会思想研究してたお友達が教えてくれた人ですね。
建築家と思想って相性がいいみたいで、なかなか面白い論を展開します。
この本は1986初出 文庫で6刷だから、まあよまれてるよね。
書かれた頃がいわゆるバブルの真っ只中なので懐かしい引用があったりします。
まる金 まる貧(ビ) 渡辺和博 『金魂巻』なんて言葉、完全に死語でしょう。いまでいうところのヒルズ族とニートか。
引かれる例などが多少古くても論じられているのが住宅なので2012年の状況にあてはめることも十分な内容です。
失われた30年?に突入している今、読むと意外な発見ができるかなと思います。