洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

単語の意味、カギは文の流れです!⑨ 文の途中で知らない単語に出会ったら。。。

2017年04月20日 | 洋書の読み方
みなさん、こんにちは!前回、前々回と忙しい人をテーマにした表現を紹介していましたら、
3月中色々なことが起こって本当に忙しくなってしまい、またまたとても久しぶりの更新になってしまいました。

書きたいと思うネタ(?)は沢山たまっていますので、久しぶりの更新で何をご紹介しようかと少し迷いましたが、
今回は、忙しい合間のちょっとした息抜きに、最近自分の中で流行っているゲームアプリに出て来た表現を使って、
周辺情報から難しそうな単語(知らない単語)の意味を推測するコツをご紹介します。


久しぶりの更新で、ゲームの話しもどうかなぁと思いましたが、
そこに出てくる英語の表現がとても自然で勉強になる内容でしたので、今回はこれで行きます。
ところで、ゲームの内容を簡単に説明しますと、大邸宅の執事の主人公、Austinと共に
与えられたパズルの課題をクリアしながら、荒れ果てた庭を少しずつ素敵な庭へと作り上げていくというゲームです。
ゲームの内容は他にもたくさん紹介しているブログ等がありますので、詳しいことは割愛させて頂いて、
私がそのゲームをし始めたきっかけは、と言いますと、主人公が連れている犬がいるのですが、
犬が出てくるゲームっていいな♪と思ったことでした。(But I am a cat person, too.です。)

そう言う訳で、少しやり始めたのですが、やり始めてびっくり、初めからその犬が登場するわけではなかったのです!
その犬を手に入れるのも、ゲームの課題で、しかも結構ハードルが高くてびっくりしましたが、
無事に(?!)何とか犬を手に入れました。

何の報告かわかりませんが、このゲームなかなか芸が細かくて
主人公と、主人公の両親や友達、そして、出会う人たちがゲームの中でFacebookをしているのです。
すごい時代だなと感心ながら、その中の書き込みをちらちら見ていましたら、
そこにも勉強になる表現が沢山あって、今はその主人公たちの会話を見るのが楽しみで、
犬を手に入れてからも、ついついゲームを続けてしまっています(^-^;)


主人公たちの会話の中で、面白い!と思った表現はたくさんあるのですが、
今回は主人公が、無くしてしまったと思っていたスーツケースを見つけたところのシーンより
短くても周辺情報を忘れなければ、必ず文脈読みで意味が推測できる表現を一つご紹介します。


引用文の前に、まずここで大切な周辺情報は【久しぶりに見つけたスーツケース】です。
それをしっかり念頭に置きながら、スーツケースに関する自分の常識を少し思い出します。
スーツケースと言えばすることは何でしょう??


その2点を踏まえて、引用文を読んでください。




Oh, what a shame! The suitcase is locked, and I don't remember the combination!
007? 911? 123? Grandma's birthday, maybe?


実際にはこの文章に加えて次のような画像があります。

(画像:Gardenscapesより)


この画像の主人公Austinの顔を見れば、Oh、の後の What a shame!の意味も大体予測が付くと思います。

続きのThe suitcase is lockedは、常識を忘れず、lockedをきちんとロックtと見れたら、
「鍵がかかっている」と理解できると思います。

問題はここからです。
and I don't remember the combination

combination? combinationって何?!知らない単語!あ、わからない(><;)となってはいけません。
そこで止まらずに先を見ること、すると、続きに大ヒントが!!

数字が並んでいますね!しかもいくつかのパターン。そして最後は
「おばぁちゃんの誕生日だったかな?!」と。

と言うことは、このcombinationが表す意味は。。。

そのすぐ前で、I don't remember (覚えていない!忘れた!!)とあることも併せて推測すると、

これはもう間違う余地もなく、鍵の番号の組み合わせの事、となりますね。
(初めに設定した番号を合わせたら開く鍵の、その番号の組み合わせのことをcombinationと言います)




今回ご紹介した文章は短いので、比較的予測しやすいので、簡単だったかもしれません。
ですが、この基本法則、文が長くなっても、内容が難しくなっても、必ず使えます!

難しい内容で、知らない単語に出会ったら、一番に辞書に手が伸びると思いますが、
そこは推測力を鍛えるチャンス、前後をよく観察することをお忘れなく。

辞書を引く場合でも、前後を見ることを飛ばしてしまったら、、
前後の流れまったく無視のトンチンカンな訳語を選んでいても気付かず(気づけず)
結果、内容もトンチンカン、面白さもなくなり、こんなの読めない!!となってしまいます。



知らない単語に出会ったら、周辺情報をしっかり観察して、
それでも、わからない時にだけ、辞書を引く、すると意味がスッと取れてきます。

この読み方が大事です。








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