洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

ゆっくりハリー・ポッター (5)can't とdon't

2015年08月29日 | ゆっくりハリーポッター 

こんにちは!

しばらくレッスン準備で毎日忙しくしておりましたため、

ずいぶんと久しぶりの更新になってしまいましたが

やっと少し落ち着きましたので

今回からまた少しずつ定期的に更新したいと思います。

 

復活第一回目は、

久しぶりの、ゆっくり(すぎる!)ハリー・ポッター、第五弾、

HARRY POTTER and the Philosopher's Stone

(J.K. ROWLING 著)より

can't とdon't そしてmean を使った表現をご紹介します。

 

両親を失ってしまった幼いハリーを預けるために

Durselyさんのところへハリーを連れてきたと話すDumbledoreさんに

Professor McGonagallが言った言葉に登場する表現です♪

 

まずはそのハリーを連れてきたと話す場面より引用します。

Dumbledore:

'I've come to bring Harry to his aunt and uncle. 

They're the only family he has left now.'

(ハリーを彼のおじさんとおばさんのところに連れてきた。

彼らはハリーに残された唯一の家族だから。)

 

それを聞いたProfessor McGonagallが

'You don't mean - you can't mean the people who live here?'

と返します。

 

動詞で使われる mean は「~を意味する」という意味です。

そこから、その人がその発言を通して伝えたいことも含まれます。

例えば、何かを言って、その後に I mean it!と言ったら

『私はそれを意味しています』つまり『それは本当のことだ』という意味になります。

 

相手の話が良くわからない時に

What do you mean? と言うとより分かりやすくそのことを話してもらえます。

そして自分の論点が長く話すぎて伝わりにくくなってしまった恐れがある時、

I mean と一言添えて、その後にもう一度伝えたかったことを

分かりやすく言いなおすと言いたいことがより伝わりやすくなります。

 

今回の引用文を改めて見てみます。

 

You don't mean - you can't mean the people who live here.

 

meanの後の部分 the people who live here は『ここにすんでいる人たち』と言う意味です。

hereがイタリック体になっているのは強調するためです。

can'tも同じく強調のためにイタリック体になっています。

 

今回ご紹介する表現のポイントとなります

don't と can'tですが、

don't は 単に『しない』ということを伝えています。

can は【何かが可能であること、できること】を伝えます。

can't と否定で 『できない』という意味になります。

 

まとめると・・・

 

出だしのYou don't meanで『違いますよね?』と言いかけた後、

you can't meanと言いなおし『それはだめだ!』と言いなおしています。

 

つまり、

「ま・・・まさかここにすんでいる人たちのことじゃないですよね!」

 

本文ではその少し後に

'Dumbldore - you can't. ・・・'と続きますので

そこのyou can'tも訳してみますと、

「ダンブルドア、ここの人たちは無理ですよ。・・・」というような感じで

続いて行きます。

 

don'tは「しない」 can'tは「できない」となりますから

例えば、I don't drink. と I can't drink. (※drink単独で使う時はお酒の話)では

前者は、飲めるけど飲まない。

→話者の意志や単なる否定。

後者は、飲みたくても飲めない。

→体が受けつけない、もしくは、ドライバーの方などになりますね。

 

don't とcan't が一つの文に並べて書いてあったので

面白いなぁと思いました♪

コメント
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