外大、しかも英米語学科に通いながら、
洋書の読書感想文の宿題を映画を見て済ませていたそんな私が
洋書が読めるようになったのは、大学卒業後に就職をした職場の、
ある先輩から渡された1冊の洋書がきっかけでした。
同じ大学を卒業していた先輩でしたが、その先輩の専攻はドイツ語でした。
それにも関わらずその先輩は私が当時知っていた誰よりも英語が上手な方で、
それだけでも衝撃を受けていました。
そんなある日、その先輩の英語力が留学で得たものではないと知り、
さらに衝撃を受けました。
その先輩が、ある日、
私がもっと英語力を磨けるようにと一冊の洋書を貸してくれたのです。
正直、困りました。
だって、読めないのですから。
かといって、要らないとも言えず、その日から、先輩に会う度に何とも言えないプレッシャーを感じ、
家に帰って、貸してもらった本と睨めっこする日々が始まりました。
そして、先輩は先輩でその本が私の趣味にあっていたかどうかが心配だったようで、
私に会うたびに「どう?面白いかな?」と尋ねます。それはそれは冷や汗ものです。
仕方がないので、辞書を使って読んでみました。
1ページ目から知らない単語をしらみつぶしに調べ、なんとか理解したつもりになって前へ進みました。
でも、その読み方で続いたのは、初めから5,6ページまででした。
意味を調べながら読んでいるつもりでも、その読み方では
英語が持つ独特のリズムや面白さはそっちのけで読んでいますから、
全く話が頭に入ってきませんでした。
もちろん、そのような読み方で楽しめるはずがありません。
でも、職場に行けば先輩が心配そうに尋ねてくる、、、
いっそのこと読んだと嘘をついて適当に話を合わせようかとも考えました。
でも、そんな私でも、英米語学科を卒業した意地で、
それは絶対にしたくないと思う気持ちがありました。
そこでどうしたか・・・
わからない単語のオンパレードでも構わない!とにかく先に進んでやる!!と
辞書を使って読むことを諦めたのです。
するとどうなったか・・・
初めの50ページは全くわけがわからない状態、
いわば目が文字の上を滑っているそんな感覚でした。
でも、不思議なことに50ページを過ぎたあたりからフワッと楽しくなってきたのです!
そして一気に一冊、生まれて初めて洋書を自力で読破できたのです!
まさか自分が洋書を読めるようになるなんて(そう、恥ずかしながら英米語専攻です)、
その時の嬉しさと誇らしさは今でも忘れません。
そして、その日から私は少しずつ洋書の魅力が理解できるようになっていったのです。
私の体験をお話しましたが、
洋書を読むコツは一つ、気持ちの上で辞書を捨てること!です。
そうは言ってもなかなか実践できにくいもの、次回はもう少しこのことについてお話します。
洋書の読書感想文の宿題を映画を見て済ませていたそんな私が
洋書が読めるようになったのは、大学卒業後に就職をした職場の、
ある先輩から渡された1冊の洋書がきっかけでした。
同じ大学を卒業していた先輩でしたが、その先輩の専攻はドイツ語でした。
それにも関わらずその先輩は私が当時知っていた誰よりも英語が上手な方で、
それだけでも衝撃を受けていました。
そんなある日、その先輩の英語力が留学で得たものではないと知り、
さらに衝撃を受けました。
その先輩が、ある日、
私がもっと英語力を磨けるようにと一冊の洋書を貸してくれたのです。
正直、困りました。
だって、読めないのですから。
かといって、要らないとも言えず、その日から、先輩に会う度に何とも言えないプレッシャーを感じ、
家に帰って、貸してもらった本と睨めっこする日々が始まりました。
そして、先輩は先輩でその本が私の趣味にあっていたかどうかが心配だったようで、
私に会うたびに「どう?面白いかな?」と尋ねます。それはそれは冷や汗ものです。
仕方がないので、辞書を使って読んでみました。
1ページ目から知らない単語をしらみつぶしに調べ、なんとか理解したつもりになって前へ進みました。
でも、その読み方で続いたのは、初めから5,6ページまででした。
意味を調べながら読んでいるつもりでも、その読み方では
英語が持つ独特のリズムや面白さはそっちのけで読んでいますから、
全く話が頭に入ってきませんでした。
もちろん、そのような読み方で楽しめるはずがありません。
でも、職場に行けば先輩が心配そうに尋ねてくる、、、
いっそのこと読んだと嘘をついて適当に話を合わせようかとも考えました。
でも、そんな私でも、英米語学科を卒業した意地で、
それは絶対にしたくないと思う気持ちがありました。
そこでどうしたか・・・
わからない単語のオンパレードでも構わない!とにかく先に進んでやる!!と
辞書を使って読むことを諦めたのです。
するとどうなったか・・・
初めの50ページは全くわけがわからない状態、
いわば目が文字の上を滑っているそんな感覚でした。
でも、不思議なことに50ページを過ぎたあたりからフワッと楽しくなってきたのです!
そして一気に一冊、生まれて初めて洋書を自力で読破できたのです!
まさか自分が洋書を読めるようになるなんて(そう、恥ずかしながら英米語専攻です)、
その時の嬉しさと誇らしさは今でも忘れません。
そして、その日から私は少しずつ洋書の魅力が理解できるようになっていったのです。
私の体験をお話しましたが、
洋書を読むコツは一つ、気持ちの上で辞書を捨てること!です。
そうは言ってもなかなか実践できにくいもの、次回はもう少しこのことについてお話します。