洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

Haste makes waste! 急がば回れ

2022年08月22日 | The World Almanac for KIDS
皆さん、こんにちは。前回、snailにまつわるジョークを紹介してから、更新がat a snail's paceになってしまいましたが、今回は、久しぶりにTime for kids Almanac 2017の動物の驚くべき事実(Amazing Animal Facts)をテーマに地球上で”一番速い”動物、”一番大きい”動物、”一番賢い”動物、など他にも沢山紹介されているコーナー(p. 32)より、ある動物の驚くべき事実を英語表現を通してご紹介します。

それでは、さっそく引用から♪ まずは辞書なしで内容を想像しながらお読み下さい。

Amazing Animal Facts →Fastest, Biggest, Smartest - and More

Slowest
Three-toed Sloths
The top speed for sloths is 0.15miles per hour. They move so slowly that algae can grow on their fur!


基本の基本ですが、形容詞(fast, big, smartなど)にestを付けると、”一番(最も)~”という意味になります。

fast (速い)→ fastest(一番速い)
big → biggest
smart (賢い)→ smartest(一番賢い)  ※日本語でいうスマート(細い)の意味はありませんのでご注意を!

今回取り上げる動物の項目は、slowest 。(slow にestが付きました。)

最も遅い動物は? - Three-toed Sloths (読み方:スリートウド スロウスズ :ミツユビナマケモノ)

slothsが動く一番速いスピードが時速0.15マイル(about 241 meters)で、さらには、They move so slowly that algae can grow on their fur! (so ~ that ・・・=「とても~で・・・だ」)動くのがゆっくり過ぎて、藻(algae:読み方:アルジー)が毛(fur)に生えることもあるのだとか。

身体に藻が生える(!!)と聞くと、海か川の生き物かな?と思いそうですが、この動物は実は「ナマケモノ」でした。
※単数形はsloth (スロウス)です。

文脈で想像する際には、スピードの他に、名前にある"Three-toed(3本指の)"のtoeが足の指を意味することから、足のある動物なのかな?と少しだけ手がかりになります。
参考:toe shoes(バレエでつま先立ちしやすいように作られた靴)

ナマケモノ、確かに、ゆっくり動きますね!それが、世界で一番動きの遅い動物だったとは。

でも、何故か、にこやかな表情に見えるのは、もしかしたら、慌てすぎたらいけないよ(Haste makes waste)と私たちに教えてくれているような、そんな気がします



2016年に出版された本ですが、平たい英語で大事なことが色々と説明されていて、あらためて読むと勉強になるな~と思います。


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