試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ100-170[ツヌ105F] (旧クモハ100-144[元ツヌ113F] 改番:第二次動力ユニット搭載試作車) ※'旧製品

2018-12-31 22:27:21 | 国鉄/JR101系
主戦。

KATO製国鉄101系ツヌ105F(Mc154)の出場へ向け先ず二代目弁天橋区仕様(Mc170)3両が整備を終えた。
十三代目ツヌ118F(再生産品)と比較検討した結果次期入場対象は3+4+3編成の中核を担う旧製品車両4両に決定した。
種車は全て寄せ集めで旧ツヌ113F(Tc74),十四代目ツヌ118F(Mc155旧ツヌ118F:Mc155),旧ツヌ122F(M'c170)が出自である。


国鉄101系ツヌ105F(Mc154:3+4+3編成)。
[ツヌ105F]:Tc75+T233+M91+M'c144
※旧製品:元ツヌ113F,ツヌ118F,元ツヌ122F。

十四代目ツヌ118F(旧製品)構成車だったクハ101-75,サハ101-233(ツヌ118F)は一旦暫定出場を経ている。
約2箇月に渡り活躍した旧ツヌ118Fからは都合7両がツヌ122F(Mc155)及びツヌ123F(Tc78)へ異動となった。
車両異動,組成変更,車両振替対象に挙がらなかった3両は旧ツヌ118F当時の現状を維持したまま保留車へと廻っている。
その後他保留車との形式配分を考えツヌ105Fがプロトタイプ候補に浮上し復帰機会が巡ってきた。
3+4+3編成を組むツヌ105Fでは各編成毎にLOTを振り分ける構成とし中間4両編成には旧製品車両の充当が決定した。
なお形式が適合しないモハ100-158(ツヌ118F:旧製品←旧ツヌ118F)は引き続き保留車となる。


入工中のクモハ100-144(元ツヌ113F)。
※旧製品:第二次動力ユニット搭載試作車。

中野方ユニットには旧クモハ100-144(旧ツヌ113F),旧モハ101-91(旧ツヌ122F)を起用する。
このうち旧モハ101-91は未改番車ではなく旧モハ101-237(元ラシ104F:Mc136)が種車だった。
一方のクハ101-75,サハ101-233(ツヌ118F)だが暫定竣工に留まっており車両番号標記印刷消去を要する。
作業進捗の面で節約式改番だけで竣工させられる旧クモハ100-144,旧モハ101-91が入場に有利だと判断した。
先に旧クモハ100-144,旧モハ101-91をクモハ100-170,モハ101-231(ツヌ105F)へ改番し作業時間を確保する算段であった。
ところが両車とも些細な問題が発生してしまい苦しむ展開に迫られている。


[クモハ100-144]:2-4位側。

当初旧クモハ100-144はクモハ101-155(ツヌ115F:Mc155→クモハ100-174:旧ツヌ115F)として竣工し先頭に立っていた。
その後旧ツヌ115F(Mc144:旧製品)の車体更新時に旧クモハ100-144(ツヌ113F)へと改番され中間組込車となった。
2018年4月の入場では旧クモハ100-108(旧ツヌ122F→クモハ100-166:ツヌ109F)に続く動力ユニット搭載試作車に抜擢される。
これがツヌ105Fの形式構成に適していたため旧クモハ100-175(元ツヌ107F:Tc83)と差し替え旧クモハ100-144を玉突きした。
車両番号標記インレタは2014年6月に実施した初回改番以来の[クモハ100-144]を使用し続けている。
今回も節約式改番とする予定だったがペイントリムーバー式消去車であり車体のインク染みが引っ掛かった。


[[クモハ100-][1][7][0]]:2-4位側。

再改番に併せ塗装被膜改善を施す方向とし[クモハ100-144]標記を全て剥離したものの印刷消去痕は大きく乱れていた。
種車のクモハ100-108(ツヌ118F)は車両番号標記印刷位置が三方コック蓋側へ偏位しており消去に苦戦したらしい。
1-3位側は[クモハ100-108]標記跡が判る上に[クモハ100-108]までが微かに残っていた。
二代目弁天橋区仕様(Mc170)での電略標記印刷消去を参考にラプロス#6000と消しゴムで[クモハ100-108]標記跡を拭い去る。
この修正により車両番号消去痕はラプロス式改番車と同等まで持ち上げられた。
2-4位側も三方コック蓋モールド内に溶け出したインクが広がっており見映えは宜しくない。
溝状のモールドには消しゴムが届かず微量のペイントリムーバーで再溶解させた。
インクの吸い取りは極細綿棒に頼ったが黄色5号への復旧は未達のまま終わっている。


下段窓サッシ印刷の補修を行った側面窓セル(1-3位側)。

車両番号標記インレタ転借は引き続き新旧台紙混用とした。
[クモハ100-170]から古インレタへ切り替わるためフォント太さの近い台紙探しに追われている。
1-3位側,2-4位側とも組み合わせを[クモハ100-]+[1]+[70]に定め1-3位側は一発で決まった。
しかし同様に並べるはずだった2-4位側はインレタ崩壊に見舞われ[クモハ100-]+[1]+[7]+[0]での継ぎ接ぎ転写となった。
取り敢えず[クモハ100-144]時代よりは若干の配置改善が見られたため改番は打ち切りとした。
クモハ100-170の工程は改番だけの予定だったが1-3位側用側面窓セル窓サッシ印刷が劣化し始めていると判った。
予定には無かった油性メタリックマーカーでの補修が急遽組み込まれる。
何故か劣化は下段サッシに限られており中段サッシや2-4位側には剥離箇所が無かった。
ひとまず1-3位側用側面窓セルだけ下段サッシ全てを塗り潰し補修と保全を並行した。




クモハ100-170 [ 千葉]:運行番号幕交換施工。
※旧製品:第二次動力ユニット搭載試作車。

[クモハ100-108]標記跡周囲の塗装被膜修正が三方コック蓋まで及んだため作業は大幅な遅れを示していた。
そのため旧モハ101-91(元ツヌ122F),クハ101-75,サハ101-233(ツヌ118F)は入場が厳しくなり運行番号表示変更に手を伸ばした。
行先方向幕部品と同様保管品には中野区,津田沼~習志野区仕様に合致しない大量の運行番号幕部品を抱えている。
三方コック蓋モールドインク除去でペイントリムーバーを持ち出した序ででもあり用途不要品の印刷消去へ取り掛かった。
運行番号幕部品は色地[鶴見⇔扇町]幕とは異なり短時間で[]幕へと改められた。
旧クモハ100-144が離脱した当時は増える一方だった保管品の[13C]幕,[千葉]幕削減を積極的に進めていた。
しかし製品仕様が変わらない限り永遠に終点には辿り着けないと気付き再変更へと至っている。




クモハ100-170(ツヌ105F:旧クモハ100-144 改番)。
※旧製品:第二次動力ユニット搭載試作車。

車両番号標記印刷周りの塗装被膜改善は拙いペイントリムーバー式印刷消去が祟り時間を取られた。
改番単独工程を予定していたが作業開始から約70分後にクモハ100-170(ツヌ105F:旧製品)が竣工している。
旧クモハ100-174時代から使用され続けた[クモハ100-144]標記インレタは遂に役目を終えた。
印刷消去失敗とインレタの老朽化が重なり草臥れた感のあった入場前に比べ状態は上がったように見える。
ツヌ105Fにはクモハ100形動力ユニット搭載車が必要不可欠であった。
動力車位置偏位対策を名目に竣工した旧クモハ100-144だがツヌ113F時代よりも重要な役割を果たしてくれると思う。

分割:2020年01月25日
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