試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ100-174[ツヌ115F] 車両更新 (クモハ100-108[ツヌ118F] 改番,旧製品LOT屋根板・側面窓セル交換施工) ※'再生産品

2016-09-17 21:28:47 | 国鉄/JR101系
偶然。

KATO製国鉄101系ツヌ115F(Mc144:旧製品)を入場させた。
最後となる旧製品先頭車両の更新はツヌ115Fに絞っていた。
これはツヌ116F-1(T'c91:第二次冷房改造車組込編成)よりも離合自由度が高いと考えた結果である。


国鉄101系ツヌ115F クハ100形電装準備工事車組込編成(1979/3)。
[ツヌ115F]:Mc144-M'120-T'c12+Tc10-M241-M'234-T274-T101-M236-M'c174
※旧製品。

ツヌ115Fの特徴はクハ100-12(電装準備工事車)のみに限られる。
よって標準的な非冷房車編成に近かった編成見附が決め手になった。
先ず中野方先頭車両のクモハ100-174(ツヌ115F:旧製品)から更新を開始した。
種車は十一代目ツヌ118F(Mc155:再生産品)を構成するクモハ100-108とした。
改番の他にユニット間LOT調整のため屋根板,側面窓セル交換を実施する。


クモハ100-174(ツヌ115F)。
※旧製品。

ところがクモハ100-108(ツヌ118F:再生産品)はどういう訳か側面窓Hゴム支持再現が旧製品同等だった。
再生産品はHゴム再現に少なからず個体差が存在する。
色温度や太さがまちまちで過去にもユニット間で揃えられない事があった。
ここに来て旧製品と変わらない様に見える個体が十一代目ツヌ118Fで初登場している。


入工中のクモハ100-174,クモハ100-108 (ツヌ115F,ツヌ118F)。
※旧製品,再生産品。

入場前に側面窓Hゴム支持再現差異が殆ど無い事に気付いていた。
省力化で交換を見送る手もあったが気分的な都合で相互振替えに至っている。
屋根板はベンチレーター,PS16形パンタグラフを含めて交換した。
PS16形パンタグラフは劣化し難く感じられ更新対象から外している。


部品交換を終えたクモハ100-174,クモハ100-108

屋根板の色温度差は健在で見附を揃えるには交換必須だった。
しかし側面窓セルはHゴム支持再現に差が見られず交換前後の雰囲気は殆ど変わらない。
事前に予想できた答だったがLOTを合わせた事実で納得している。
クモハ100-108(ツヌ118F)は車両番号標記印刷位置が高く消去方法に悩まされた。
更に[クモハ100-108]が三方コック蓋へ寄っていた。
ペイントリムーバー式ではモールド内にインクが流れ込む可能性がある。
これを防ぐためラプロス式で印刷消去に取り掛かった。


[クモハ100-108]:2-4位側。

しばらくラプロス式の印刷消去を行っていなかったためやや不安があった。
先ず過去の記録を見直し手順の確認を行っている。
その結果擦過痕を余り目立たさせず消去に成功した。
前回の消去から期間が開きながら上手く行ったのは奇跡に近い。


[クモハ100-108]:2-4位側。

これだけ綺麗に処理できればラプロス式印刷消去が標準で良いかもしれない。
インレタで擦過痕を誤魔化す必要もなくこれが続けられる様なら理想的である。
特に十一代目ツヌ118Fは標記のずれた車両が多く存在するため最先の良い滑り出しとなった。
車両番号標記インレタの組み合わせは[クモハ100-]+[1]+[7]+[4]とした。
敢えて組標記に頼らなかったのは苦手意識払拭のためである。
少しでもインレタ転写の抵抗を和らげるには回数を重ねるしかない。
苦手な[4]標記,[7]標記が含まれており練習にはちょうど良かった。


[[クモハ100-][1][7][4]]:2-4位側。

ある程度の失敗を前提でインレタ転写に入った。
ところが1-3位側,2-4位側とも一発でそれなりの位置に収まってくれた。
改めて見直すとまだ[クモハ100-174]が離れているが従来より格段に見栄えが良くなったと思う。
古インレタ消費を進めるため出来るだけバラ標記転写の回数を増やしていきたい。


共通項の多い側面見附 (旧クモハ100-174,クモハ100-174)。

車両更新ではお約束の同一車両番号同一仕様が2両現れた。
今回は側面窓セルHゴム支持再現が似通っており更に区別が付き難い。
識別点は屋根板色と前面意匠だけという珍しい車両更新になった。


旧クモハ100-174,クモハ100-174 (元ツヌ115F,ツヌ115F)。
※旧製品,再生産品。

旧クモハ100-174(元ツヌ115F)は保留車に廻りツヌ113F(Tc74:再生産品+旧製品)の一員として復帰させる予定である。
その際には運転台側がKATOカプラーに交換され中間組込車へ変更となる。
今後旧クモハ100-174が先頭車両へ復帰する機会は無いと思われ風を切る機会は失われる。
これが車両更新の狙いで旧製品運転台付車は一部を残し中間に封じ込まれる理想的な展開となった。




旧クモハ100-174(元ツヌ115F:再生産品LOT屋根板・側面窓セル交換施工)。
※旧製品。

側面窓Hゴム支持再現は旧製品とほぼ同様でありツヌ113Fの編成見附統一は難しいかもしれない。
一応交換可能な車両を探す方向ではある。
改番は[クモハ100-174]標記を除去するだけで済むため工程自体が少ない。
本来車両番号標記印刷消去に掛かる時間を側面窓セル交換車両捜索へ充てたい。




クモハ100-174(ツヌ115F:クモハ100-108 改番,旧製品LOT屋根板・側面窓セル交換施工)。
※再生産品:車両更新。

出足良くクモハ100-174(ツヌ115F)が竣工した。
期間が開いたラプロス式改番だったが印刷消去,車両番号転写ともに上出来だと思える。
これがまぐれか進歩かはまだ判らない。
ツヌ115Fの出場まで続けて再現できることを願うだけである。


モハ101-236+クモハ100-174 (ツヌ115F:元モハ101-91+元クモハ100-108)。
※旧製品+再生産品。

ユニットを組むモハ101-236(ツヌ115F)は旧製品のままとした。
当初ユニットごと車体更新を行う予定だったが屋根板色温度以外の差異が少なく取り止めている。
結果的にクモハ100-174単独の車両更新へ切り替えたのは正解だったと思う。
次はクモハ101-144(旧製品←クモハ101-155:ツヌ118F)の車両更新を行う。
再びバラ標記インレタで車両番号転写を行い少しでも抵抗感を薄めたい。
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