源平の史跡を訪ねて

全国いたるところにある源氏と平家の史跡を訪ねています。少しだけ源氏物語の史跡も紹介しています。

布引滝の和歌(藤原俊成、紀貫之)

2005-09-02 00:48:52 | 布引の滝と和歌
                藤原 俊成の和歌
いかなれや 雲間もみ見えぬ 五月雨に さらし添らむ 布引の滝

作者は昔では珍しく九十一歳の長寿を全うした。平安~鎌倉期にかけての歌壇の長老。

                紀 貫之の和歌  (写真)
松の音 琴に調ぶる 山嵐は 滝の糸をや すげて弾くらむ

松風が琴の音のようにひびいてくる。滝水の糸を張っての琴であろう。

【「平家物語」では、平清盛の滝見物の際に同行の者が雷に殺される話や、「源平盛衰記」では、清盛の長男重盛が滝見物にきた際、家来が滝つぼに入り竜宮城を見て出たところを雷に打たれた話などがあります。】



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2 コメント

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Unknown (しずか)
2005-09-02 09:06:32
上の和歌は学生時代に習った覚えがあります。それにしても91歳は昔にしては長生きでしたね。
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Unknown (ラメール)
2005-09-02 23:28:17
しずかさん



訪問&コメントありがとう。

私は、自分でアップしていながら和歌の意味はよく和歌らない。古文、漢文は苦手でした。と言っても得意科目もありませんでしたが。
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