「明石の浦から、前の播磨守の新発意が、お舟支度して参上したのです。源少納言、伺候していらしたら、面会して事の子細を申し上げたい」
とおっしゃる。この上なく喜んで、お礼申し上げる。
「ともかくも、夜のすっかり明けない前にお舟にお乗りください」
ということで、いつもの側近の者だけ、四、五人ほど供にしてお乗りになった。例の不思議な風が吹き出してきて、飛ぶように明石にお着きになった。
須磨から明石は、わずか這って行けそうな距離は時間もかからないとはいえ、やはり不思議にまで思える風の動きである。
(源氏物語の一節)
光源氏が須磨から明石に住家を移動する。
( 源氏の館 無量光寺 兵庫県明石市大観町)
無量光寺
物語の中の源氏屋敷とも言われている。
山門は、彫刻の名人左甚五郎作と伝えられている。
源氏稲荷(無量光寺内)
源氏が月見をした朝顔光明寺
光源氏 月見の池(朝顔光明寺内)
「秋風に 波やこすらむ 夜もすがら あかしの浦の 月のあさがほ」
寺伝によると昔は、池は今の10倍もの大きさであった。
※近くに同名の浜光明寺があります。
まぎらわしいのでこちらを朝顔光明寺と言う。 寺
とおっしゃる。この上なく喜んで、お礼申し上げる。
「ともかくも、夜のすっかり明けない前にお舟にお乗りください」
ということで、いつもの側近の者だけ、四、五人ほど供にしてお乗りになった。例の不思議な風が吹き出してきて、飛ぶように明石にお着きになった。
須磨から明石は、わずか這って行けそうな距離は時間もかからないとはいえ、やはり不思議にまで思える風の動きである。
(源氏物語の一節)
光源氏が須磨から明石に住家を移動する。
( 源氏の館 無量光寺 兵庫県明石市大観町)
無量光寺
物語の中の源氏屋敷とも言われている。
山門は、彫刻の名人左甚五郎作と伝えられている。
源氏稲荷(無量光寺内)
源氏が月見をした朝顔光明寺
光源氏 月見の池(朝顔光明寺内)
「秋風に 波やこすらむ 夜もすがら あかしの浦の 月のあさがほ」
寺伝によると昔は、池は今の10倍もの大きさであった。
※近くに同名の浜光明寺があります。
まぎらわしいのでこちらを朝顔光明寺と言う。 寺
訪問とコメントありがとう。
百聞は一見にしかずで、実際に見るほうが
分かりやすいし記憶にのこりますね。
しかし、源氏物語は小説で、都から離れた場所の
事を式部はいかにも見たように書いていて、
それを読んだ後世の人が史跡を作ったのが
面白いです。
今ほど興味がなかったので
何となく授業を受けていました。
こうやって史跡などを見ながら
勉強すればもっと面白かったでしょうね。
訪問とコメントありがとう。
小説の中でのことをいかにもあったように、史跡を作っています。
しかし、あまり訪れる人もいないようです。
あと2回ほど記事、アップします。
「明石の君」は控えめで、物静かな方でしたね。
・・すいぶん前に読んだきりなので、忘れましたが。