「不」という字

「不」という字を相田みつをさんは、般若心経にもたくさん出て来る字で、「不」は単なる否定ではなく、「無」や「空」と同様に、善悪、大小、かねの有る無し、社会的地位の上下などという、人間の作った相対的な価値観を一切やめてみること、それが「不」です。そのためには具体的にどうするか？自分が自分になりきることです。それは、今、ここの、自分のいのちを完全燃焼して生きることです。自分を完全燃焼したとき、自分を越える。それが「不」。私にとって一生のテーマです。としています。

自分は自分です。人と比べることなく、自分の出来ることを、金のあるなし、社会的地位の上下などをとっぱらい、人として（自分として）あるべきことをしていく。ただそれだけで良いと思います。ある社会的地位が高いと思われる会社で、高い役職にあった人が、定年後には誰からも相手にされないといったことがあるようですが、社会的地位といった幻想より、人としてあるべきことをしていっていれば、そんなことにはならないでしょう。

楽～くに～、か～ルく行きましょう。いろんなものを取っ払うと楽に生きれると思います。