photo by kajiwara
京大俳句会からのお知らせ
令和4年4月23日(土)予定の第158回京大俳句会も
コロナウイルス感染予防の見地から
本ブログ上で行うこととし、下記の通り案内いたします。
投句のうち1句を「兼題」によるものとします。
参加者は下記要領にしたがって、ふるって作品投稿をお願いいたします
記
投句数 2 句。うち1句は兼題(課題詠)とします。
投句先 メール t0103t@gmail.com
Faxの方は 072-848-7518
締切り 4/21(木)午後8時
締切厳守でお願いします
締切後の投句は次回まわし、もしくは掲載されない場合があります
参加費 無料
*俳句は有季定型・無季定型・自由律を問いません
今月の兼題 若葉 その他若葉一切
〈例句〉
若葉して御めの雫ぬぐはばや 芭蕉
不二ひとつうづみ残してわかばかな 蕪村
お茶の間に集りやすし庭若葉 星野立子
富める家の光る瓦や柿若葉 高浜虚子
大風や吹きしぼられて樫若葉 高木撫山
第159回句会は5月28(土)。締切は5/26(木)20時です。
兼題は後日お知らせします。
photo by kajiwara
第157回京大俳句会もコロナウイルス感染予防の見地から
投句形式とさせて頂きました、互選は実施しておりません
(上5文字の昇順で並べております)
記
ニュース 訃報 3月7日 清水哲男氏死去 享年84歳
詩人・俳人。大学時代、学内の短詩型文学誌「青炎」に参加。
大串章氏(俳人協会会長)、佃学(詩人、故人)らと活躍。
H氏賞・萩原朔太郎賞など受賞多数。
俳句では第3次「京大俳句会」の前の「京大句集」に出句。
後、「増殖する俳句歳時記」で多数の読者を得る。
「青炎」発刊の呼びかけ人宮本武士氏曰く、不遜ながら、
「青炎」に誘いしこと、文筆一本の清水の生涯を左右、胸いたみ、痛哭す。
願わくはあの世で余生を。合掌。
第157回京大俳句会 兼題 : 若鮎・小鮎・上り鮎
2022.3.26
1 朝日よし水しぶきよし鮎はねる 恒雄
2 鮎汲みの脛(はぎ)に揺らめく水面かな まめ
3 絵手紙に添えるいつもの逢いたいね 恒雄
4 オミクロンプーチンロシアウツ暗いナ 嵐麿
5 きみの胸すべっておちて安息角 武史
6 雲母(きらら)坂咲き登りゆく山桜 楽蜂
7 偶然必然今日明日はねよ若鮎 武史
8 郡上まち長良源流上り鮎 嵐麿
9 小鮎釣りさびきの糸の引き心地 楽蜂
10 ここもふるさと鮎焼いてくれた姑(はは) 吟
11 皿に描く若鮎の背は双曲線 幸男
12 静止せぬものに若鮎また精子 幸夫
13 背に陽射し川面煌めく上り鮎 たつみまり
14 つかの間の幸それっきり春の雪 幸夫
15 つま先におののき逃げる川小鮎 たつみまり
16 長旅を褒めてやりたし上り鮎 正臣
17 野に転びこの世は我と揚雲雀 つよし
18 墓守の鶯鳴くや待ちかねて 明美
19 春寒や碗の中には海の色 のんき
20 春星は超新星か夕月と 吟
21 惑星(ほし)ひとつ隔てる君や花水木 まめ
22 円き背の影と連れ立つ冬日和 幸男
23 湯川記念館裏に名残りの大桜 正臣
24 若鮎の跳ぬる光の途切れざる つよし
25 若鮎となりて湖より上りゆく 明美
26 若鮎の肢体が光る流れかな のんき