京大俳句会 KYODAI HAIKUKAI 「自由船」

京都大学を拠点に活動していた京大俳句会のオフィシャル・ブログです。

京大俳句会

第79回「京大俳句会」の案内

2015-08-27 10:21:21 | 日記


第79回「京大俳句会」の案内

日時:2015年9月26日(土)午後1時~4時半

場所:市民環境研究所
URL http://www13.plala.or.jp/npo-pie/
TEL 075(711)4832

   京大北部生協食堂前に12時50分集合

参加費:500円

*俳句は有季定型•無季定型•自由律を問いません。
*三句を用意してください。
 欠席投句は一句です。
*参加者は二日前までに連絡をお願いします。
 参加者は下記まで連絡して下さい。
 
 京大俳句会
 宮本武史(Eメール)mytanbi@leto.eonet.ne.jp
ハメさん(携帯電話)090-3053-7052
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第78回「京大俳句会」句会作品

2015-08-27 10:18:34 | 日記


第78回「京大俳句会」句会作品


日時  2015年8月22日(土)
於   京大農学部E220会議室

4得点句
諍ひに降る蜩のX(エクス)線   幸夫
秋つばめ怒る熊楠へど吐きて    夜汽車

3得点句
あきらかに誤解あかとんぼの交む  知昭
歳時記や母のかたみのなごりかな  千恵子

2得点句
藍の香やにおひたつ夏雲流る     千恵子
それぞれの祈り炎に大文字     正臣
車座の真中(まなか)に西瓜草野球 幸夫
騒客(ソウカク)は甘酒喰いて涼を取り ハメさん
お盆参りじっと見守る青蛙     明美
遠雷を道連れにして妻を待つ    幸男
琵琶鱒(ビワマス)の膳に小ぶりの竹生島(チクブジマ) 幸男

1得点句
知らぬ海心弾ませ自由船      託志
夜の秋右脳左脳の動き出す     康博
行く夏や古希より早く逝った友   泰夫
忘れまじ黒い雨やら夏の花     ハメさん
人形等の視線残して古家去る    おるふぇ
夏祭り子宮参道帰りは怖い     武史
紫の香水落とし夏逝かす      ゆうこ
寺の鐘熱風揺らせ四時を告げ    秋芽

無得点句
蟲の歌顰めて聞けば耳鳴りか    崔紫 
サボテンの傷み分けする凸起物   登美子
白昼の視界の中に蜥蜴一匹     秋芽
天空をめざして伸びる蓮清し    明美
古家去る最後のピアノ虫の音も   おるふぇ
草いきれ線路のワキに騒ぎ立つ   登美子
きみは海杳れゆく夏のブルー•スープ 武史
吉野郡下北山村前鬼        夜汽車
もっと西瓜をざしきわらしは消しました 知昭
我らまだ十二歳(じゅうに)のままで終戦忌 楽蜂
終戦日「侵略」も「慰安婦」も「併合」も知らぬ総理 マーティン
京大に機密文書や原爆忌      正臣






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第78回「京大俳句会」の案内

2015-08-03 14:18:44 | 日記


第78回「京大俳句会」の案内

日時:2015年8月22日(土)午後1時~4時半

場所:京大農学部総合館E217会議室
(従来の部屋と異なります)
   京大北部生協食堂前に12時50分集合

参加費:500円

*俳句は有季定型•無季定型•自由律を問いません。
*三句を用意してください。
 欠席投句は一句です。
*参加者は二日前までに連絡をお願いします。
 参加者は下記まで連絡して下さい。
 
 京大俳句会
 宮本武史(Eメール)mytanbi@leto.eonet.ne.jp
ハメさん(携帯電話)090-3053-7052
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第77回「京大俳句会」句会作品

2015-08-03 13:59:31 | 日記


第77回「京大俳句会」句会作品


日時:2015年7月25日(土)
於:京大農学部W210セミナー室


3得点句
蝉しぐれ古家去る日の一とき美し おるふぇ

2得点句
雨音と競いてしきり鉾囃子    秋芽
手を伸ばし空いっぱいの虹まとう 明美
クマゼミの羽化が夜気をも震わせる 託志
風鈴の売り子の声も音の中    洋子
方丈にモンドリアンの泉湧く   登美子
ちち宇宙はは子宮ぼくはかささぎ 武史
窓に夏画布に青さびしんぼうです 武史
まだ奥に紫陽花の咲く家のあり  秋芽
想い出の着物つるして風入れる  洋子
祇園会や紅の鼻緒がちょいと痛い
(Gion matsuri-die roten Riemchen Sandalen Kneifen ein wenig) 楽蜂・マーテイン

1得点句
小指から伸び立つ糸は夏の色   登美子
片仮名(カタカナ)も振(フ)り仮名(ガナ)もある夏読書 ハメさん
怒ってた夏はいつも怒ってた   ハメさん
木も草も鳥も獣も雨祝い     マーティン
山鉾に嵐を破る京町衆      幸男
風歌い木々を躍らせ雨を呼ぶ   崔紫
八角蓮弁天小儈菊之助      夜汽車
海原に個として立って人となる  託志
声上げて虹呼ぶ妻の辺(へ)に居たり 幸男
山鉾や掛け声響く辻回し     正臣

無得点句
ベランダに空蝉(うつせみ)嬰(やや)のまた笑ふ 幸夫
稚児ヶ淵より神經殿の歸館かな  夜汽車
上出来と夫が味わう梅酒かな   明美
人気都市京都選ばれ夏座敷    正臣
大東亜決戦遠くなりにけり    泰夫
愛をもって十字架背負うサングラス 康博
武家の世のここに終れり終戦日   幸夫
コメント (2)
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